分かりやすい新聞の作り方 ぶんしょうへん


先生 「みなさん、こんにちは〜!このページを読んでいる人は、これから学校新聞を作ろうとしている人たちだとおもいます。今日は分かりやすい新聞を作るやり方を、ここにいるわたしのクラスのお友だちといっしょに考えてみましょう!ではしゅっせきをとります!重井(おもい)カバ夫(お)くん!」

カバ夫 「ごっちゃんです!!」
先生 「へんじからしておもそうだな。つぎ、猫田(ねこだ)ミケ子ちゃん!」
ミケ子 「ここにいるニャー」
先生 「こらこら!!じゅぎょう中にかおをあらわないように!君がかおをあらうと、なぜかつぎの日には雨がふるんだよね。うんどうかいのかたづけがあるからこまるじゃないか」

カバ夫 「えっ!?あとかたづけがあるんですか?先生、ぼく、きゅうにおなかがいたくなってきたのでかえっていいですか?」
先生 「あとかたづけをしたあとなら、かえってよろしい!」
カバ夫 「そういうことなら、なおりました!!」

先生 「なんですか君は!?とにかくじゅぎょうにします。新聞の作り方をかんたんに説明してみましょう。つぎのポイントを考えて作ってみてください。新聞のできが、ぐっとちがってくることでしょう」


その1 つぎの6つのことをしっかり入れること

・どこで
・だれが
・何を
・なぜ
・どのように

ミケ子 「まるで国語のじゅぎょうみたいだニャー」
先生 「うーん、そうかもしれませんね。新聞のきじには、かならずこれがいります。これが守られていないと、読んでもわかりやすい新聞になりません。みなさん、わかりましたか?」

カバ夫 「ぐーーーーー」
先生 「ねるんじゃない!!君は人のはなしをぜんぜん聞いてないから、こういう文章を書いてしまうのだ!!新聞を読んでいる人にたいして、かんじんなことがさっぱり伝わらないでしょうが」

(カバ夫作 わるいれい)
ひろし君のクロールのきろくは、先生がしんきろくだと言っておられました。ひろし君はまいしゅうスイミングスクールに行ってれんしゅうをしているそうです。ひろし君は
「くるしいこともあるけど、やっぱりおよぐのがたのしい」
と言っています。

カバ夫 「人の書いたものをよりによって『わるいれい』にしないでよ!べつにどこもおかしくないし!!」
先生 「じゃあ、『いつ、どこで』ひろしくんがクロールでおよいだのかということが書かれてますか?」
カバ夫 「えーーーっとーーーー・・・どこに行ったんでしょう?さっきまではたしかにあったんですが」
ミケ子 「どこにもないニャー。いくら読んでもわからないニャー」

先生 「そうです。カバ夫君の書いた文には、『いつ』『どこで』がぬけてしまっています。それに、ひろし君がスイミングスクールに行っているというきじから、『れんしゅうしているからしんきろくが出たのではないか』ということがそうぞうできますが、それもはっきり書いていないので、さっぱり分からないきじになっています。」

カバ夫 「わるいれいわるいれいって、先生は子どもをいじめるのがそんなにたのしいんですか!!」
先生 「そうなんですよたのしくてたのしくて・・・・って、なに言ってるんですか!そんなアブない先生じゃありません!!それこそ新聞を作るどころか、ヤバい先生として新聞のきじのほうにのってしまうでしょうが!!今日はじゅぎょうで正しい新聞の作りかたをおしえてるんです!ミケ子ちゃんの書いたものはちがう!読みくらべてみましょう」

(ミケ子作 よいれい)
7月10日のすいえい大会で、3組のひろし君がクロールのしんきろくを出しました。かれはまいしゅうスイミングスクールに行ってれんしゅうをしています。どりょくしているからこそ出せたきろくのようです。なぜすいえいのれんしゅうをがんばるのか聞いてみると、くるしいこともあるけれど、やっぱりおよぐのがたのしいからだと、こたえてくれました。

カバ夫 「ぼくもそう書こうとおもっていたところなんだ!」
先生 「それぜったいウソ!このように、『いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように』を考えてかくと、すっきりとして分かりやすいきじになります。よくできましたねミケ子ちゃん!」
ミケ子 「ゴロゴロゴロゴロゴロ!」
先生 「うれしいときに、なんでノドをならすんですか?いったいなにものですか君は?」


その2 けつろんを先にかくこと

先生 「ふつうの文では、文章のおわりに自分のいけんなど、大切なことを書きます。しかし、新聞を作るときはこれではいけません。さいごまでよまないと分からない文ではなく、さいしょのぶぶんをよんだだけで、書いてあることがわかるように作りましょう。」
カバ夫 「ぐーーーー」
先生 「こらあ!またねてる!!たまには人の話を聞きなさい!だからこんな文をかいてしまうんでしょう、君は!!」


(カバ夫作 わるいれい)
 うんどう会のぜんじつ、よこうえんしゅうがありました。みんながあつまってこうしんをはじめようとしたころから、天気がわるくなり、雨がふりはじめました。雨がふりやまなかったですが、よこうえんしゅうをちゅうしすることはなく、雨の中をみんなずぶぬれになってれんしゅうしました。
 そしてとうじつ、9月6日。てんきよほうでは雨になるかくりつは70〜80%と言われていたのに、くもり空のなかぶじ終わりました。まずはじめにつなひきが行われ、かく団とも力をあわせていっしょうけんめいがんばりました。
 そして、次にスウェーデンリレーが行われ、みんないいスタートを切り、さいごまでどの団がかつか分からないほどでしたが、ラストになるにつれ赤団がリードし、ほかの団をひきはなしてかちました。つづいてしょうがいぶつリレーがおこなわれました。このリレーでは「バットまわり」がとてもおもしろいとひょうばんでした。
 青団もがんばったのですが、スウェーデンリレーでかった赤団がさいごはゆうしょうしました。

カバ夫 「こんなに長い文を書いたのは生まれてはじめてなのに、なんでこれがわるいれいなのよ!?」
先生 「がんばったということはみとめるんだけどね、君が一ばんいいたかったことはなに?」
カバ夫 「だから〜、赤団がさいごはゆうしょうした」

ミケ子 「さいごまでよまないと、赤団がゆうしょうしたということはわからないニャー」
カバ夫 「おおっ!たしかにそうだ!こんな分かりにくい新聞をだれが作った?」
先生 「君しかいないって!!だいたいさっきの文は内容がバラバラで、さいごまでよまないとけつろんが分かりません。これではよほど『ヒマー』な人でないとちゃんと読んでもらえないでしょう。」

ミケ子 「じゃ、、このばあいもさいしょにけつろんを書くようにすればいいのだニャー?」
先生 「そうニャのよ〜、いかん、私もミケ子ちゃんの言いかたがうつってしまった!じゃあミケ子ちゃんの書いた文を見てみましょう。かのじょのきじは、さいしょにけつろんを書き、文章のおわりになるほど、じゅうようなことがすくなくなっていくようになっています。」


(ミケ子作 よいれい)
 9月6日(木)、だい26かいのうんどうかいが、グラウンドでおこなわれました。そうごうゆうしょうは赤団、じゅんゆうしょうは青団でした。
 ぜんじつのよこうえんしゅうのときはあめになり、とうじつも天気がしんぱいでしたが、天気はくずれずに、つなひき、スウェーデンリレー、しょうがいぶつリレーがおこなわれました。
 それぞれの団もつなひきなどではいっしょうけんめいがんばりましたが、赤団はスウェーデンリレーでかったのが大きく、そうごうゆうしょうすることができました。

カバ夫 「おお!みじかいのにはるかにわかりやすい!先生がさいしょからけつろんを先に書けとおしえてくれれば・・・」
先生 「こらあ!さっきせつめいしてたのに、君がグースカグースカとねてたんでしょうが!ヨダレもたらしてとってもしあわせそうでした!!ま、とにかくミケ子ちゃんの文は、さいしょをよんだだけでだいたいの内容が分かります。このように、新聞を作るばあいはまずさいしょにけつろんを書き、さいごになるほどじゅうようでないことをのせるようにしましょう。ミケ子ちゃん、よくできました」
ミケ子 「ゴロゴロゴロゴロゴロ!」
先生 「うれしいからって、ノドをならすんじゃありませんよ。それに、きょうしつでかおをあらうのはやめなさいってば!」


その3 見出し(みだし)をくふうすること

先生 「つぎには見出し(みだし)についてべんきょうしましょう。見出しをよんだだけであるていどの内容がわかるように書きましょう。きじを読んでみないと分からないという見出しは、よくありません。」
カバ夫 「あ、それならしっています!」

先生 「おやおや!めずらしくねずに話を聞いていましたね!しかもカバ夫君が見出しまでしっているとはすばらしい!」
カバ夫 「だしをとるときにいれるやつで、小さなさかなをほしたものでーす!!」
先生 「それは『にぼし』です!!」
ミケ子 「にぼしよりカツオブシのほうがいいニャー!シーチキンならもっといいニャ」
先生 「やたらさかながすきなんですね〜ミケ子ちゃんは。とにかく、わるいれいをしめします!!」


(カバ夫作 わるいれい)
・うんどうかい

カバ夫 「なんでぼくのは、いつもいつもわるいれいなんですかっ!うんどうかいだから『うんどうかい』という見出しですよ!」
先生 「うーん、ま、こういう見出しはよくつけちゃいますよね。でも、うんどうかいがいったいどうしたのか、さっぱり分からない見出しなんですよ。じゃあミケ子ちゃん、『よいれい』を」
カバ夫 「なんでいつもこのパターンやねん!?」


(ミケ子作 よいれい)
・うんどうかいで赤団がゆうしょう

先生 「どこがゆうしょうしたのかが、見出しを読んだだけではっきりするでしょ?」
カバ夫 「むむ!たしかにわかりやすい!!」
ミケ子 「カバ夫君のこの見出しも、書きかえといたニャー!」
カバ夫 「え?どの見出し??」


(カバ夫作 わるいれい)
・よこうえんしゅう

カバ夫 「こらあ!この見出しのどこがわるいんだ?よこうえんしゅうについて書いているから、『よこうえんしゅう』って書いただけじゃないのよ!」
ミケ子 「よこうえんしゅうがどうしたか、わかるような見出しがいいニャー」
カバ夫 「じゃあ、どういうふうにすりゃいいのよ?」


(ミケ子作 よいれい)
・あめの中、よこうえんしゅうがおこなわれる

ミケ子 「見出しをくふうすると、こんなにわかりやすくなるニャー。見出しを読んだだけで内容が分かるようなのがいいニャー。これが新聞のきほんだニャー」
先生 「いつのまにか私のかわりにじゅぎょうしてませんか?もしもーし??」


いきいきとしたしゃしんをとろう!

さくいんのぺーじにもどる