分かりやすい新聞の作り方 レイアウトへん その2
先生 「はい、それではミケ子ちゃんとカバ夫くんのさくひんを見せてください」
カバ夫 「ふっふっふっふっ!二人でくろうしてつくったのだ!!これはすごいぞ〜!じゃーーーん!!」

先生 「あらま・・・・」
ミケ子 「『あらま』って、先生、どこかおかしいのかニャー?」
先生 「こういうふうにレイアウトされている新聞なんか、学校新聞にはいっぱいあるんですけどね。じつはこれもよくないれいなんです」
カバ夫 「うっそー!どこがわるいのよ!ぜんぜんわからない!!」
先生 「この新聞って、ようするにまよこにきじと見出しを入れただけでしょう?だから、それぞれのだんでおりめを入れたら、そのままおりかえせるようになってしまっているんです。ためしにおりめを入れてみますね」

カバ夫 「たしかにそうだけど、これってよくない新聞なの?」

先生 「じつはそうなんですよ。『ハラキリ』というんです。『せっぷく』とも言うんですけどね。新聞のしめんが上下にわかれたかんじになってしまって、よむ人は右から左までぐるーっと目をとおさないといけないから、よくないんです。」
ミケ子 「『ハラキリ』とか『せっぷく』とか、まるでむかしのおさむらいみたいだニャー。」
カバ夫 「ぶしゅー!うぎゃーーー!がくり!!やられたーー!!」
先生 「こういうはなしが出ると、かならずそうやってギャグにする人がいるんだよね〜!どこのクラスにもぜったいいるんだなあ〜!」
ミケ子 「ギャグはいいから、どうしたらいいのかおしえてほしいニャ」
先生 「あ、いかんいかん・・・ついノッてしまった。ほんとうはきじをたてにくみこんだりするんだけど、このれいではむずかしいからやめます。じゃあってことで、こういうやり方をしてみたんですけど、どうですか?」

カバ夫 「これで『ハラキリ』がふせげたのかなあ?」
先生 「だいじょうぶです!ためしにさっきのようにおりめを入れてみましょう」

カバ夫 「うわーーー!せこーいやり方!!」
先生 「こらこら!せこくなんかありませんよ。ほんとうを言うと、どこがはっこうした新聞なのかははっきりとかいておくべきなんです。それにしゃしんをのせるばあい、そのしゃしんのせつめいを下に入れるのがじょうしきなんですよ。これを『えとき』と言うんです。この二つを入れて、『ハラキリ』になるのをふせいだわけ。それに、上の見出しも下の見出しもおなじ大きさだとへんかがないから、上の見出しはよこながにして、もじのかたちもかえてみました。」
ポイントその1
『ハラキリ』はさけること
見出しも、よこにしたり、もじのかたちをかえたりして、くふうしよう
カバ夫 「なんか、だまされたみたいなかんじだなあ〜、ま、これでぶじ新聞ができたことだし、めでたしめでたしだ。これでしゅうりょうー!」
先生 「あまーい!じつはこの新聞にも、わるいところがあるんです!そこをなおさないといい新聞にはなりません」
カバ夫 「先生!せいかく、すごくわるいでしょ!?」
先生 「じつはそのとおり・・・じゃないってば!いい新聞のつくりかたをおしえてるだけですっ!!この新聞のばあいは、ここがわるいんです!!

ミケ子 「すうじのところになぜか、赤いやじるしがついているニャ」
先生 「新聞はたてがきですからね。たてがきのときは、すうじは『かんじ』でかくほうがいいんです。『7』じゃなくて『七』、『3』じゃなくて『三』っていうようにね。
カバ夫 「めんどうくさいなあ!そんなのどうでもいいじゃないの!!」
先生 「それを言っちゃおしまいでしょうが。よみやすく、分かりやすい新聞をつくるには、いろんなことにきをつけなきゃならないんですよ。もっと言うと、しゃしんのほうこうもよくないんです。バトンをもってはしるメガ山くんのはくりょくあるすがたがうつってますが、メガ山くんが外むきにうつっているから、新聞の外にむかってとびだしそうに見えてしまう。

ミケ子 「えーーーっ!?しゃしんのむきまでかんがえなきゃならニャいの?」
先生 「ていねいに作っていくと、いろいろとなおすところが出てくるんですよね。このばあいはメガ山くんが右をむいているしゃしんにするか、またはしゃしんを入れるばしょを、右がわにするんです。するとメガ山くんはきじのほうをむくから、外へむかってとびだしていきそうにはならないんだよね〜」
カバ夫 「め、め、めんどくさーーっ!だんだんいやになってきたよ。じゃあこれで、しゅうりょうーー!」
先生 「だめだめ!まだおわってないんだよ!!そのほかにもこの新聞は、つぎのばしょがダメなんですよ。よーく見てください」

ミケ子 「この赤いやじるしが、わるいところニャのかなあ?」
先生 「上のだんのきじをよんだら、赤いやじるしのようにきじはつづきますよね。ところが、上のだんのさいごが『。(まる)』でおわってしまっていたらどうなりますか?カバ夫くん、ためしによんでみてください」
カバ夫 「めんどうだなあ〜!えーっと『・・・そうごうゆうしょうは赤団でした。』ふー、やっとよめたよ。はい、これでしゅうりょうーー!!」
先生 「ほらほら!こういうことですよ。きじは下のだんにもつづいているんです!!とちゅうでかってにおわっちゃダメ!」
カバ夫 「だって、だんのおわりに『。(まる)』がついていたら、そこでおしまいになるとおもうじゃないの・・・おおっ!た、たしかに、こういうまちがいをしてしまいやすい!」
ミケ子 「ほんとうだニャ!先生の言うとおり、どこできじがおわるのかわからなくなってしまうニャー!」

先生 「こういうのを『なきわかれ』というんです。よんでいる人は、そこできじがおわったとかんちがいしちゃうんだよね」
ミケ子 「『なきわかれ』ねえ〜!ヘンななまえがついているんだニャー!」
カバ夫 「でも、ぶんしょうが『。(まる)』でおわっちゃうのはしかたがないでしょ。どうしようもないじゃないの」
先生 「だから〜、だんのおわりに『。(まる)』がこないように、ぶんしょうのかきかたをちょっとかえるんですよ」
カバ夫 「ひえーーっ!め、めんどうくさすぎ!!」
ポイントその2
すうじはかんじでかこう(よこがきのばあいはそのままでよい)
しゃしんのむきをかんがえよう(外にとびださないように)
『なきわかれ』にならないようにきをつけよう
先生 「まあまあ、そう言わずに、これまでのわるいてんをぜんぶなおしたらどうなるか、ためしにみてみましょう」

カバ夫 「わっ!これは、なんかすごく『新聞』ってかんじだ!!」
先生 「でしょ?レイアウトにきをつけて作ると、これくらいちがうんです。さっきのわるいてんをなおしたほか、いちばん上にはっこうした日もつけてみました。あなたがたのいえにはいたつされる新聞にはかならずついているでしょう?また、見出しも上と下をかなりふんいきをかえてつくりなおしてみました。メガ山くんのしゃしんも、右をむいてはしっているやつにかえたから、そとにとびだしそうなかんじはしませんし」
ミケ子 「こうやって見くらべてみると、わるいところをなおした新聞は、できがちがうニャー!!」
| さいしょにつくった新聞 | ![]() |
| 『ハラキリ』をなおした新聞 | ![]() |
| 『なきわかれ』 すうじ しゃしんのむき をなおし、 見出しなどもくふうした新聞 |
![]() |
先生 これで『わかりやすい新聞のつくり方』のじゅぎょうはおしまいです。みなさん、べんきょうしてみてどうでしたか?もしわからないところなどがあったら、きがるにしつもんしてくださいね」
カバ夫 「まあ、ぼくがつくるとこんなりっぱな新聞になるということですなあ!はっはっはっはっ!!」
ミケ子 「いいかげんに、しニャさい!」
先生 「もししつもんやごいけんがあったら、『しがけんこうとうがっこう・がっこうしんぶんけんきゅうかい』へどうぞ」