複製方法(キャスト注型)



前回はシリコン型作成方法でしたが、

今回はその作成したシリコン型へレジンキャストを流し込む方法を紹介します。



まずは、出来上がったシリコン型へキャストが流れる道筋を掘ります。

同時に空気が逃げる空気穴も掘っておきます。


キャストを流し込む前に離型剤を型の表面(成型品側)へスプレーします。

あまり多く吹くと、複製したキャストから離型剤が取れづらくなるので軽く吹きましょう。

離型剤の役目は文字の意味の通り、シリコンゴムとキャストが癒着しないようにということと、

キャストは固まる時に異常な発熱をするので、その熱からシリコン型を守る意味もあります。




離型剤を吹いた後は、シリコン型を合わせて、型の固定に入ります。

用意するものは、型の大きさに切り出したプラ板(厚さ0.5mm位)とゴムバンドです。



プラ板で型の表面を挟み、ゴムバンドで

圧力が一定になるように固定します。




次に用意するものは紙コップです。

レジンキャストはA液とB液とを重量比で1対1で混ぜて固めます。

この比率を間違うと硬化不良を起こしますので、必ずハカリを使って重さを計りましょう。


A液用とB液用に紙コップを分けます。このときマジックなどで印をつけて間違わないようにします。

A液とB液を混ぜる紙コップも用意します。

あと、A+B液を混ぜた液体が余った際に捨てる為のゴミ用紙コップも用意しておきます。

また、A+B液を混ぜた紙コップは、シリコン型へ注型後、中身が空でも、底に残ったキャストが固まる時に発熱するので、

使いまわしは熱が冷めてからのほうが良いでしょう。

そのため、A+B用の紙コップは複数必要になります。


ハカリでA液、B液をそれぞれ計る時のコツですが、紙コップを載せてそのまま計ると

紙コップの重さまで計ってしまうため、紙コップを載せてから重さ「0」で調節しておきましょう。



紙コップは下の図のように注ぎ口になるように予め、変形させておくと便利です。



A液とB液の混合液は気泡が入らないようによく攪拌してください。

攪拌が甘いと硬化不良になります。


A液とB液をの混合させると、急速に固まり始めるので作業は手短におこないます。

※特に夏場はもの凄く早いので、シリコン型のキャストが流れる溝も大きめにとって、流れやすくしましょう。


A液とB液の混合液をシリコン型に注ぐ場合ですが、紙コップから直接型に流し込みすると

気泡が発生しやすくなりますで、下の写真のように何かあてて注いでください。





プラ板の表面にA液とB液がそれぞれ何グラム必要か書いてあると、次回複製する時に便利です。

この値は、テスト流し込みをおこなって、正確な値を決めてください。





どうしても気泡が出来てしまう場合は

必殺技があります。


ベビーパウダーです。

以外かもしれませんが、これは劇的に効果があります。

出来上がった製品には影響は全くありません。

キャストが硬化してから表面がザラつくこともありませんし、ペーパーがけをおこなっても問題ありません。

強度も問題ありません。塗装しても全く問題がないのでオススメです。




この記事がお役にたてることを祈っております。