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その14 【2004年7月】 〜中国のお金〜
| 今回は中国のお金をご紹介します。 最近は中国の経済成長に伴い、通貨切り上げに関するニュースが頻繁に話題になっていますね。 中国の通貨はご存知のように人民元ですが、中国語では人民幣(レンミンビー)と呼ばれRMBと書くこともあります。 一方、香港の通貨は港幣(ガンビー)と呼び、HK$と書きます。 日本円との交換レートは、1元=14円、1HK$=15円くらいです。 ![]() |
香港に隣接している深センでは、香港ドルも普通に流通しており、交換レートは銀行では1HK$=1.05元、闇の両替では1HK$=1.06〜1.065元くらいです。 2003年5月までは、深センの銀行のATMでHK$が引き出せたのですが、今は人民元しか出てきません。 銀行で引き出すと1HK$=1.05元で計算されるので、以前のように香港$を引き出して闇の両替で1HK$=1.065元で交換していた頃に較べると約1.4%の目減りになりました。 また、飲食店などでは、人民元と香港$の両方で勘定書きが来る場合がありますが、その時のレートは1HK$=1.1元が多いので、香港$で支払う方が有利です。 |
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| また、一番高額な紙幣は100元なので、日本円にして約1400円ですが、銀行のATMでは一度に最高30枚(3千元)しか出て来ません。30枚以上になると厚くなり過ぎて、機械の出口を通らないからです。 ですから、一度に引き出せるのは日本円にして約4万2千円ということになります。 工場労働者の月給は8百〜1千元前後ですから、30枚でも大金です。 日本では単位は円だけですが、人民元は3段階になっており、大きいほうから1元(ユゥエン)=10角(ジャオ)=100分(フェン)となります。 しかし、物価が高い深センでは「分」の紙幣は使われることはなく、一度も見たことがありません。 タクシーに乗っても「角」の単位を切り捨てるくらいですから、「分」は全く意味の無い単位になっています。 |
通貨の単位は元と角ですが、普段の言葉(口語)ではそれぞれ1元は1クアイ、1角は1マオと呼びます。また、何故か紙幣に書かれているのは1元ではなく、1圓なのは不思議です。 紙幣は大きいほうから100元、50元、20元、10元、5元、1元の6種類があり、何れも毛沢東の肖像が描かれています。 毛沢東の肖像になったのは最近で、数年前までは少数民族が描かれていて、2元札や5角札、1角札もありました。 コインは1元、5角、1角の3種類で、1999年にデザインが変わりました。 ![]() |
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| 《No.42》 | 《No.43》 |
| 毛沢東が描かれた今の紙幣 | 少数民族が描かれた以前の紙幣 |
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| 深センで驚くのは偽札の多さです。 日常の生活でも月に1〜2枚は偽札を掴まされます。特に夜タクシーに乗った時のお釣りは、かなりの確率で偽札を渡されることがあるので要注意です。 また、本物の紙幣を出しても、すり代えられて今のは偽札だから交換しろという手口もあるので、本当に注意が必要です。 日本人の感覚では偽札を使う事は重大犯罪ですが、深センでは偽札と分かると返されるだけで、何も責められることはありません。銀行では没収されるそうですが、買物やレストランでは、「申し訳ありません。別のお札はありませんか。」と言われるだけです。 偽札を見分けるために、紫外線が出る携帯用ライトをどこでも売っていますが、タクシー運転手の80%以上が偽札を使ったことがあるというアンケート結果があるくらいですから、いちいちライトで確認する人は少ないようです。 ![]() |
人民元は日本のお札のように精巧ではないので、本物でも大きさがバラバラだったりして、慣れないとどれが偽物か良く分かりません。 偽札を見分けるもう一つの面白い方法は、日本では考えられないものです。 それは、紙幣を白い紙に擦りつけて見分ける方法です。 偽札は紙にインクが写りませんが、本物はインクが紙に写ってしまいます。100元札の赤や50元札の緑はとても目立つので、はっきり分かります。 普通は偽札の方がインク写りをしそうですが、本物がインク写りをするというのは意外でした。この方法を見つけた人はすごいと思います。 余談ですが、香港の紙幣は3つの銀行が発行していて、それぞれデザインが異なるので、最初は偽札かと思いましたが、全部本物でした。 2年前からは、プラスチック紙幣も出てきた上に、各銀行が発行している紙幣のデザインが昨年変わったので、出回っている香港の新旧紙幣を並べて額に入れると、20種類以上あり、お部屋のインテリアにもなります。 |
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| 《NO.44》 | 《No45》 |
| 人民元のコイン (左が古いくて右が新しいもの) |
上が本物、下が偽物 (左の白い部分の透かしが表に印刷してある) |
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