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その31【2005年3月】 〜世界一の観音像 西樵山〜
| 深セン市中心部から高速バスで3時間弱、広州から約45kmのところに西樵山という景勝地があります。
西樵山は、以前ご紹介した肇慶の鼎湖山と同じく広東の4大名山のひとつに数えられており、この付近は西樵山を中心に、広大な田園地帯が広がっています。西樵山の中央には、南海観音という世界一大きな観音座像(高さ61.9m)があり、遠くからでもその姿が見えます。 観音座像がある一帯は南海観音文化苑と呼ばれ、まず入口に大きな門があります。六本の柱が立っており、肇慶にある鼎湖山の入口の門より二周りくらい大きく感じました。 この門を通り抜けると、観音座像まで続く階段と、その手前の広場が目に入ります。この広場には線香の煙が発ちこめ、多くの人が観音座像に向かって手を合わせお祈りをしています。 |
少し進んで階段に近づくと、階段を左右に分ける中央部に、精巧な彫刻を施した石が埋め込まれており、この彫刻は階段の最上部まで延々と続いていて、ここでも中国人の作るものはスケールが違うなーと感じさせられます。
階段を上りきると、今度は観音座像の台座にも精巧な彫刻が刻まれているのが分かります。観音座像は最近作られたもので、コンクリートを銅板で覆った構造のようでしたが、内部の部屋には数え切れない数の小さな観音座像が並び、まだ持ち主が決まっておらず寄付を待っている観音様も沢山ありました。 観音座像の足元から下を見ると、森の向こうに西樵の街並みが広がり、本当に心が落ち着く場所でした。 |
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| 遠くからでも望める巨大な観音像 | 石の彫刻で作られた門 |
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| 昇り口の「南海観音」の文字 | 根気良く彫られた緻密な彫刻 |
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| 人と比べると大きさが実感できます。 | 巨大な壁のような観音像の背中 |
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| オーナー募集中の観音様の集団 | 思わず深呼吸したくなる雄大な風景 |
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| 西樵山の麓には、カンフーの達人黄飛鴻を記念して作られた黄飛鴻獅芸武術館があります。
黄飛鴻とは、武術と獅子舞の両方に長け、医学にも通じていたという人で、その生涯がこれまで100本以上も中国で映画化されたヒーローです。 しかし、伝説のヒーローではなく実在した人物で、1847年に広東省仏山市で生まれ、77歳で亡くなるまでの生涯の行動が、かなり詳しく記録されています。 黄飛鴻獅芸武術館には、黄飛鴻に纏わるいろいろな資料が展示されていますが、一番の見ものはカンフーの実演と獅子舞です。 まずカンフーは、10代後半から20台前半と見られる青年が、一人ずつ交代で素手や剣を使い見事な技を見せてくれます。 |
最後に登場するのが獅子舞ですが、日本の獅子舞とは全く異なる、鍛えられた若者にしか出来ないアクロバット演技です。獅子は頭と前足の担当と胴体と後ろ足の担当の2人がペアーで行なわれますが、その動きが寸分たがわず思わず見とれてしまいます。特に、3mくらいの高い足場の上を飛び跳ねる様子は、見ている方がハラハラさせられる高度な演技です。
最後に観客から御ひねり(チップ)をもらうのですが、差し出された紙幣を係員が紅包(ホンバオ:祝儀やお年玉を入れる赤い封筒)に入れて足場の途中(高さ2mくらいの低い位置)に置くと、それを獅子の口でくわえて回収するのですが、獅子がどんな姿勢になるか想像できますか。是非ご自分の目で確かめに行って下さい。思わず「スゴイ!」と言ってしまいます。ここは良心的で、払ったチップの額に応じて、お土産をくれます。 深センにお住まいの方も、1泊すればゆっくり見て回れますので、是非一度訪れてみてはいかがですか。 |
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| 黄飛鴻獅芸武術館の入口 | 黄飛鴻の像 |
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| 見るからに気合いが入った表情 | 離れていても迫力が伝わります。 |
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| 二人で演じる獅子舞 | 舞いながら高い足場を渡ります。 |
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| 数m先の足場へジャンプ! | 見ているだけでハラハラドキドキです。 |
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