深セン便り・単身赴任S氏@中国


その33【2005年4月】 〜中国のお金(その2)〜

昨年7月に、中国のお金(【深セン便り】14参照)についてご紹介しましたが、その際にはまだ新しい1元札が手元に無くお見せできませんでした。また、既に深センでは価値がなくなり実際には流通していない「分」の単位のお金があることも述べましたが、当時はまだ一度も見たことは有りませんでした。そこで今回は前回ご紹介できなかったお金についてご紹介します。

まず新しい1元札ですが、他の紙幣と同様に、表には毛沢東の肖像が描かれ、裏には庭園の絵が描かれています。大きさは以前の1元札より少し小さく、薄い緑色をしています。発行されてもう1年以上経ちますが、日常使われている1元紙幣はまだ少数民族と万里の長城が描かれた古い紙幣のほうが多いようです。

次は「分」についてご紹介します。前回ご紹介したように「1元」=
「10角」=「100分」で、「1分」は約0.135円に相当します。中国の中では比較的物価の高い深センにおいては、個人商店での買物やタクシーでの支払いでは「1角」でも切り捨てられる事が多く、「分」は全く使われることはありません。中国人の友人によると、内陸部の田舎では今でも「分」が使われているかも知れないということですが、現在も発行されているかどうかは不明です。

「分」にも紙幣と硬貨があります。まず紙幣ですが、「1分」、「2分」、「5分」の3種類があり、「1分」にはかなり古いボンネットトラックの絵が描かれています。裏には中国政府のマークと少数民族が使う5種類の文字が書かれています。「2分」にはプロペラ機、「5分」には輸送船が描かれています。「2分」と「5分」の裏面も「1分」と同様に中国政府のマークと少数民族の文字が書かれていますが、模様が少し異なっています。
古い1元札(上)と新しい1元札(下)の表 古い1元札(上)と新しい1元札(下)の裏
古い1元札(上)と新しい1元札(下)の表 古い1元札(上)と新しい1元札(下)の裏

ライン

1分の表はトラックの絵 1分の裏
1分の表はトラックの絵 1分の裏

ライン

2分の表はプロペラ機の絵 2分の裏
2分の表はプロペラ機の絵 2分の裏"

ライン

5分の表は輸送船の絵 5分の裏
5分の表は輸送船の絵 5分の裏

ライン

紙幣と同じく硬貨も「1分」、「2分」、「5分」の3種類がありますが、表は金額の値が違うだけで、裏は同じデザインです。但し、金額に応じ大きさが一回りずつ違います。

前回「角」もご紹介しましたが、「2角」だけは無かったので、改めて「1角」、「2角」、「5角」の写真をご覧下さい。「角」は今でも従来のデザインのままで新紙幣は出ていませんが、今後は硬貨が中心になり紙幣は段々消えていくのかも知れません。
従来、機械を導入するより人件費の方が安かった中国では自動販売機はあまり見掛けませんでしたが、地下鉄の自動発券機など最近は少しずつ自動化されていて、プリペイドカードも普及し始めていますので、今回ご紹介した低額紙幣や硬貨は、徐々に姿を消していくことでしょう。
大きい方から5分・2分・1分 分硬貨の裏側は中国のシンボルマーク
大きい方から5分・2分・1分 分硬貨の裏側は中国のシンボルマーク

ライン

1角紙幣の表 2角紙幣の表
1角紙幣の表 2角紙幣の表

ライン

5角紙幣の表 大きい方から1元・5角・5分・2分・1分
5角紙幣の表 大きい方から1元・5角・5分・2分・1分

ライン

←【深セン便り】トップへ戻る


Copyright (C) 2004 sinsen_tayori, All rights reserved.