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その42【2005年9月】 〜中秋節と月餅〜
| 旧暦の8月15日は、中国では中秋節と呼び、「中秋の名月」の名の通り、丸い満月を観賞しながら家族円満を祝う日で、月の餅と書く「月餅(げっぺい)」をみんなで集まって食べますが、今年は9月18日(日曜日)がその日にあたります。
中秋節は 旧暦の8月15日ですから、来年は10月6日、2007年は9月25日と新暦では毎年時期が異なります。しかし、太陽暦ではなく月の動きを基準とした太陰暦(旧暦)に基づいているため、必ず満月の日になります。 日本の暦は新暦でありながら、いろいろな行事や風習は旧暦の習慣で行なうものが多いため、季節が少しずれていると感じる場合がありますが、中国では正に季節と暦が一致しています。 とは言え、現代は世界中が新暦に基づいて動いているため、中国のカレンダーには新暦と旧暦が併記されており、テレビでも画面の隅には天気予報や予想気温と共に新暦と旧暦の両方の日付が表示されています。 |
中国の各地も同じと思いますが、深センでは中秋節の1ヶ月前頃から、あちこちで月餅の販売合戦が始まります。スーパーやデパートでは、いろいろなブランドの月餅が並ぶ特設コーナーが設けられ、数十人の若い女性がチャイナドレスなどの派手な衣装を着て一生懸命売り込みに励んでいます。
月餅のブランドは、メーカーというよりも有名ホテルやレストランの名前を冠したものが多く、ホテルやレストランの入口にも特設コーナーが設けられます。 中秋節前の1ヶ月間は、日頃お世話になった人や取引先に豪華な月餅を贈る習慣がありますが、深センに赴任してからの4年間だけでも年々エスカレートしているように感じます。 見栄に拘る中国人の間では、高級な月餅を自分で食べずに使い回しをしたり、無理をして豪華な月餅を贈ったりする人もいて、少し社会的な問題にもなってきているようで、昨年は1個の月餅が何件をたらい回しにされたかを調査したニュース報道もありました。 |
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| とても豪華な月餅の箱 | 4個入りが一般的 |
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| 約10cm角で大きな月餅 | ネチャッとした脂っ濃いアンコと黄身 |
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| 上下の真ん中にある黄身 | 黄身は丸ごと入っています。 |
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| この月餅を贈る習慣は、日本のお中元、お歳暮の習慣にも似ていますが、厄介なのは贈られるものが月餅だけだということです。
日本では、贈られる人の好みや年齢、家族構成などを考慮して、何を贈れば喜んでもらえるかを考え贈る物を選びますが、中国の中秋節には全て月餅だけなのです。従って、中秋節の1週間前くらいになると、月餅の山ができてしまいます。 ここで、月餅とはどんなお菓子なのか、具体的にご紹介します。中国の月餅は、日本で一般的に見られる月餅とは大きさも味も大きく異なります。 大きさは縦横約10cmくらい厚みは3〜4cmくらいでとても大きく、切らないと食べられません。色は茶色で、表に模様があり、必ず縁起の良い言葉が書かれています。 |
半分に切ってみると、アンコと卵の黄身が出てきます。アンコは柔らかい羊羹のような少しネチャッとした食感で、甘く脂っ濃い感じがします。アンコの中には黄身のかたまりが入っていますが、少し塩辛くポロポロした感じです。
これまでも10月の国慶節に帰国する際に、この月餅をお土産に持って帰りましたが、日本人の味覚には合わないようで、評判はあまり良くありませんでした。 中国の人にとっても味の評価は今一なのか、最近では濾しアンと黄身の代わりにカスタードクリームや粒アンを使った、比較的美味しい月餅も見られるようになりました。 皆さんも、中国の伝統的な習慣を理解する上でも、機会があれば本場の月餅を一度味わってみて下さい。 |
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| タバコの箱と比べると大きさを実感 | 普通2個と小さいの6個入り |
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| ナイフとフォークも入っています。 | 小さいのが日本と同じくらいのサイズ |
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| 箱はとても頑丈です。 | 同じサイズの8個入り |
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| 箱の開閉部がマグネット式 | 周りがパイ生地の新タイプ |
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| 缶入りもあります。 | もらった中で最大です。高そー! |
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