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その47【2005年12月】 〜深センでの結婚式〜
| 今回は深センで出席した結婚式についてご紹介します。最初の頃にご紹介したように、深センは出稼ぎの街なので、老人が非常に少なく、何処に行っても若者しかいないという状態です。従って、恋愛も盛んで、今の勤務先の社内だけでも毎年数十人が結婚するので、結婚披露宴にも何度も招待されます。
先ず、深センでの結婚式の特徴は、両親が故郷から出てくるのは非常に大変で費用も掛かるので、殆んどの場合家族も親戚も出席せず、同僚や友人だけで行なわれます。日本で行なうような結婚式(神前やチャペルでの誓いの儀式)は見たことがなく、招待状にも披露宴の開始時刻しか書いていないので、式は行なわず披露宴だけなのかも知れません。但し、披露宴は通常夕方から行なわれますが、当日は披露宴の前に数時間掛けて、リボンなどで綺麗に飾った乗用車(レンタルの高級車)を連ねて深セン市内を友人達とドライブして回る習慣があり、記念写真を撮ったりします。 夕方から始まる披露宴は、日本のような結婚式場やホテルではなく、普通のレストランの一角で行なわれるため、隣のテーブルでは全然関係無い家族が食事をしていたりすることもありますが、通常は100人〜150人程度が出席するため、会費制のパーティのような感じで結構賑やかです。 |
出席する人の服装は普段着で、ネクタイにスーツやドレスの人は殆んどおらず、大半がジーパンにTシャツ、会社で着ている作業服などです。
祝儀は、以前ご紹介した紅包(ホンバオ:赤い封筒)に入れて、会場入口の受付で渡し、赤い色紙に寄せ書き風の記名をします。結婚披露宴の祝儀は、中国で縁起が良いと言われている偶数に拘った金額を入れる人も多いようで、888元や666元、222元、88元など中途半端な金額になります。但し、中国の小額紙幣はボロボロなものも多く、急にはなかなか新札が手に入らないので、800元や600元でも大丈夫です。 小生の場合、部下が結婚する場合は600元、社内結婚で新郎新婦とも部下の場合は1000元を包むことにしていますが、今は偶数に拘る必要はなく、500元でも問題無いと言う中国人もいます。なお、中国人が同僚などの友人に包む紅包は通常100元が多いそうです。 披露宴では、友人の中から有志が司会進行を務めることが多く、仲人はいませんが、友人代表が立会人になり、新郎新婦の手助け(注がれたお酒を代理で飲み干す等)を行ないます。 |
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| レストランの壁に赤い垂れ幕を張った式場 | 天井も綺麗に飾り付けます。 |
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| 入口では新郎新婦がお客様をお出迎え | お客様が揃うと新郎新婦の入場です。 |
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| 新婦の衣装は日本と同じで、まず白いウェディングドレスから始まり、民族衣装や派手なドレスに着替える化粧直しが数回あります。違うのは、化粧直しの際には必ず新郎もいっしょに退席するので、新郎だけがテーブルに座っているということはありません。
新郎新婦が入場すると、大きなクラッカーをバンバン鳴らし、スプレー式のカラフルな樹脂を二人に浴びせます。この時使うクラッカーは、直径10cm、長さ1mくらいの非常に大きなもので、その音もすごいですが、中から飛び出す紙吹雪も半端じゃありません。 |
新郎新婦がステージに上がると、先ず会社の上司や友人代表の挨拶がありますが、せいぜい一人が数分程度なので、10分くらいで終わります。
挨拶が終わると、儀式を一挙に続けて行ないます。ケーキ入刀後に、高く積上げたグラスにシャンパンを注いで、指輪の交換をして、キスとなります。キスは友人達からのリクエストに応え数分間続く事もあり、見ている方が照れてしまいますが、まずここで新郎新婦の仕事は一段落します。 |
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| 先ずお客様に向かってお辞儀 | 次はお互いが向き合いお辞儀 |
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| ウェディングケーキ(入刀後です。) | 重ねたグラスにシャンパンを注ぎます。 |
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| この辺で料理が続々とテーブルに運ばれて来ますが、最近の披露宴では必ず最初に子豚の姿造り(丸焼き)が出て来ます。
この子豚の丸焼きには、サクランボみたいな赤い目が付けられていますが、新郎新婦のテーブルの子豚だけは、目が赤い電球になっていて点滅し、チョッと不気味ですが、シッポも付いていて、カリカリと食べられます。 子豚以外にも、おめでたい料理が次々と出て来ます。鶏の姿造り、牛のシッポ、伊勢エビ、ヒラメ、金色の山の中に埋まった羊肉などが続きます。 お酒も、ビール、ワイン、白酒(バイジュー:アルコール度40〜60%くらいの強い焼酎で水は入れず一気に飲み干す酒)などでの乾杯、乾杯が続きます。白酒は結婚式用のおめでたい言葉が書かれたもので、中国人はとにかく縁起にこだわります。 |
少しお腹が太ってくると、新郎新婦のゲームが始まります。このゲーム、結構恥ずかしいものばかりで、新婦の胸元にぶら下げたミニトマトを新郎が手を使わずに食べたり、新郎のズボンの左の裾から新婦が生卵を入れ、股間を経由して右の裾から出すゲームもあり、出席者が一番期待するゲームです。
また、新郎がお尻に割り箸を1本ぶら下げ、新婦の誘導で腰を下げて、背後にあるビール瓶の口に割り箸を入れるゲームでは、新婦の言葉が卑猥に聞こえます。 あとは新郎新婦そっちのけで、乾杯が始まります。深センのおめでたい席では必ず白酒での乾杯になるので、かなり酔っ払う者も必ず何人かいます。 2時間くらいすると、帰りたい人から勝手に帰ります。こんな雰囲気ですが、大勢がワイワイガヤガヤ食事をするのは楽しいものです。 |
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| 披露宴で出る料理のメニュー | 名前は「賀喜金猪全体」 |
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| シッポまで食べられます。 | 鶏も姿造りで出てきます。 |
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| 牛のシッポもおめでたい? | 伊勢エビも宴席には欠かせません。 |
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| いつも人気のヒラメの煮付け | 羊肉の香辛焼きが埋まっています。 |
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| この白酒の名は「婚宴」 | デザートのお菓子も大好きです。 |
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| リクエストに応えて何度もキス | ズボンの中の生卵を慎重に移動させます。 |
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| ぶら下げた箸を新婦の誘導で瓶の口に | 新婦が投げたブーケの争奪戦 |
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