深セン便り・単身赴任S氏@中国


その08 【2004年6月】 〜中華料理〜

中国と言えば、まず中華料理を想像する方も多いと思います。

中国に住んでいると、一日中、中華料理の匂いの中で暮らしているという感じです。日本料理と比べると、匂いがとても強烈で、街中や建物の中、どこも中華料理独特の匂いで一杯です。

深センで見られる中華料理は、地元広東料理をはじめ、比較的近い四川料理、有名な上海料理、北京料理、それから日本料理に近い東北料理など色々な種類がありますが、それらの多くは、日本の中華料理店で普段味わう料理とはかなり違っていて、日本人の中でも、その人の好みによって評価が異なるようです。
日本で見られる中華料理との違いは、まず、油の量と匂いです。何でもたっぷりの油を使っているので、口の中どころかお腹の中まで油だらけという感じになります。

例えばチャーハンも色々な種類がありますが、どれも滴り落ちるくらいたっぷりの油を使っており、食べたあとの皿の底には油が溜まっています。その油にもたくさんの種類があり、それぞれ独特の匂いがします。

ここで欠かせないのが、食卓に出されるお茶です。中国のお茶を売る店には、数百種類もの色々なお茶が並んでいますが、レストランで出される代表的なものは、ウーロン茶か鉄観音茶です。

これらのお茶は、油をきれいに洗い流してくれるので、ガラスのお椀に入ったお茶がいつもテーブルに置いてあり、手に付いた油を洗うのに使います。その効果は抜群で、少々の油はきれいに取れてしまいます。ですから、同じお茶を飲んだ場合も、体内に溜まった油を、多分洗い流してくれるのだと思います。
干しアワビの煮物、巻貝、サーモン盛り合わせ《No15》 皮をむく前の北京ダック《No16》
《No15》 《No16》
干しアワビの煮物、巻貝、
サーモンの盛り合わせ
皮をむく前の北京ダック
日本人の中には、この手洗い用のお茶を飲んでしまう方もいるようですので、飲んでも特に害は有りませんが、ご注意下さい。ちょっと恥ずかしいです。

ところで、中華料理と言えば、北京ダック、フカヒレスープ、ツバメの巣、干しアワビなどが有名ですが、これらは日本よりもずっと安く味わうことができます。ツバメの巣は、値段の割に今一と言う方が多いので、まだ食べた事はありませんが、その他の3品はとても美味しいと思います。

特に、くりぬいたパパイアに入って出て来るフカヒレスープは大好きです。北京ダックは、ネギに味噌を付けたものを添えて、少し厚い餃子の皮のようなもので包んで食べますが、とても油濃くて、たくさんは食べられません。
昨年のSARS騒動以降、急激に見なくなりましたが、犬、猫、アルマジロ、亀、蛇、蛙の料理も豊富でした。

今でも、亀や蛙は、スーパーで生きたまま売られおり、その場で捌いてくれます。海鮮料理店の入口には、水槽がたくさん並んでいて、泳いでいる食材をまず選んでから、好みの調理をしてもらいますが、まるで水族館のようで、見ているだけで楽しくなります。

フカヒレスープ《No17》 海鮮レストランの水槽《No18》
《No17》 《No18》
フカヒレスープ 海鮮レストランの水槽
(この中から選んで調理してもらいます)

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