《 伸茶の自分歳時記・夏 》
わたしが俳句を始めたのが、2001年の5月頃。
パソコン音痴でして、艱難辛苦の末、このHPを立ち上げたのが、2002年2月5日。
そこから3ヶ月後の夏の句を、大幅に整理したのが、この「自分歳時記」です。
お恥ずかしい句ばかりですが、わたしに取っては旅や生活の思いでの記録でもあります。
(2003年2月更新)
| 《夏》 | ●季節・季候● 【薄 暑】 【夏の闇】 【戻り梅雨】 【炎 暑】 【銀 河】 【七月 】 【五月 】 【五月 】 【夏 】 【薄 暑】 【風薫る】 【小六月】 【六月 】 【夏の川】 【青時雨】 【夏の夜】 【夏の果】 【夏の雨】 【六 月】 【炎天下】 【夏の雨】 【六月 】 【六月 】 【梅雨 】 【梅雨 】 【梅雨 】 【杜茂る】 【五月雨】 【五月雨】 【五月雨】 【五月晴】 【万 緑】 【窓若風】 【窓若葉】 【窓若葉】 【秋隣 】 |
ゆで卵むけて真白き街薄暑 夏の闇粛々と歩く紐育 戻り梅雨ネクタイ締めるきょうも亦 カタコンベうなる炎暑の髑髏 ラジオから永六輔の声銀河の夜 七月の尾瀬はむらさき白きいろ 何時だい五月闇夜に小さん逝く 梅の実に追わるる5月となりにけり 夏なのに仙台四郎どてら着て パチンコ屋はや行列の街薄暑 ボランティアの名解説や風薫る 牛丼の汁たつぷんや小六月 六月や一億の傘に雨の音 あちこちで目玉飛び出る夏の川 筒の酒ごぼつと鳴りて青時雨 ふたりづつベンチに並ぶ夏の夜 夏の果時計に夜が忍び込む 始まりの一滴痛し夏の雨 六月やどなたも雨にさからへず 誰もみな口割り歩く炎天下 左右振り四人を抜く傘夏の雨 六月の傘の内なる金閣寺 六月や一億四千万雨の中 角膜は青を感知し梅の雨 戻り梅雨金の蔵には金の甕(かめ) じゃわじゃわと蛇の目を叩く走り梅雨 青春やけふも早稲田の杜茂る 五月雨をつんざく銀の矢メルセデス 五月雨や根岸の里のラブホテル 五月雨やバス待つ少女の白い杖 五月晴はいはいの子の蒙古斑 万緑や色鉛筆をくわえ立つ チマチョゴリ膨らませている若葉風 ダージリン静かに冷えて窓若葉 リトグラフ取り換えてみん窓若葉 秋隣ハルピン餃子つやめけり |
| 《夏》 | ●生活・風物● 【プール】 【白シャツ】 【団扇】 【キャンプ】 【浴衣 】 【浴衣 】 【日焼 】 【サングラス 】 【雨合羽 】 |
まさおなるプールの空に飛び込みぬ 白シャツのこじわの襟の青さかな 団扇にてばさばさあおぐ寿司の飯 キャンプして丸大ハムの父となる 旅の宿べりべりはがし白浴衣 台風がわが家の前に来て泊まる 聖路加や日焼のままで逝きし友 サングラスはずし印鑑ポンと押す 板橋やダックスフンドの雨合羽 |
| 《夏》 | ●行事・祭● 【海開き】 【時の日】 【祇園祭】 【海開き】 【土用波】 【祭 】 【祭 】 【祭 】 【祭 】 【祭 】 【祭 】 【夏祓え】 |
子を抱いてぷかぷか浮かぶ海開き 時の日や人の絆の伸び縮み まゆはきにまばゆき朝や祇園祭 海開きあの娘の胸のW杯 えびせんの磯の香りや土用波 みこし蛸背ナの般若に凄まれる 三社祭三本絞めて仕舞いけり 三社祭江戸の開府も四百年 手古舞の昔顔なり三社祭 隅田川祭の朝や風は江戸 百円玉羽が生えたり赤い羽根 揉みあげて天に捧げし大神輿 浦風を丸く切り抜き夏祓え |
| 《夏》 | ●食べ物● 【莢豌豆】 【夏料理】 【水羊羹】 【糠漬け】 【夏の膳】 【どぜう】 【茄子 】 【麦こがし】 【芋焼酎】 【鰻 】 【鰻 】 【鯵 】 【鮎 】 【ビール】 【胡瓜揉み】 【バナナ】 【バナナ】 |
きぬさやをとじる黄色や赤玉子 ふわふわとメレンゲ泡立つ夏料理 洟垂れのままはや五十路水羊羹 ぬか床をまさぐる指先茄子に触れ 古漬をこまかく刻み夏の膳 ずりずりとどぜうの汁をすすりけり 茄子漬けをつついてをりぬ聞き上手 麦こがしぬがぬが何か言ってをり キンコンカン記憶たどれば芋焼酎 けだるさよぬらりともせぬ青鰻 鰻売る棒手ふりだけが元気なる 一山がいくらの鰺に睨まれる 樽の酒なみなみこぼす鮎の宿 あちこちでぶつけあう音大ジョッキ 聞き惚れて口ずさみつつ胡瓜揉み エクワドル黄色いバナナの青い味 バナナ売る隣もバナナ屋御徒町 |
| 《夏》 | ●花・植物● 【あやめ】 【ミント】 【紫陽花】 【紫陽花】 【糸瓜】 【石楠花】 【百合の花】 【バナナ】 【のうぜん】 【薔 薇】 【栗の花】 【梅の実】 |
時計屋のガラス金文字あやめ咲く 手に残るかほりも涼しミント の葉富士裾野もう向日葵の時間です 紫陽花を描くまず丸を三つ画く 腹這いて子規の糸瓜を見てをりぬ 石楠花のファンファーレする空紺碧 水ゑのぐ溶くまも揺れる百合の花 四本のバナナがバナナスタンドに のうぜんの花の喇叭はあちこちに をあをと吹かれて赤き薔薇の花 旗めきぬ朝鮮高校の栗の花 摘まれたる帝のお庭の小梅かな |
| 《夏》 | ●【動物】● 【 蚊 】 【初 鰹】 【夜光虫】 【鮎 】 【鮎 】 【鮎 】 【かぶと虫】 【鰺】 【 蝉 】 【熱帯魚】 【燕 】 【蛍 】 【蛍 】 【錦鯉】 【亀鳴く】 【蝸牛】 |
うっとりと血吸いをる蚊みてをりぬ 黒々と入荷の二文字初かつを 夜光虫踏んでふたりの慶良間の夜 海坂藩浪人今宵鮎雑炊 鮎釣の胸のラジオの阪神戦 鮎の魚籠ビク新参者も同じ顔 親ぐるみ一喜一憂かぶと虫 一山がいくらの鰺に睨まれる 日韓に隔だつ海なし蝉も鳴く 私生活つつみ隠せず熱帯魚 子を思うパワーか燕千里飛ぶ かけそきも確かなるもの蛍飛ぶ 呼んでいる胸の奥でほうたる来い 錦鯉もぐりて揺れる蓮の花 廬山寺亀はなくなり動くなり 月の夜の貝殻となりかたつむり |