《 伸茶の自分歳時記・秋 》

秋の句はいっぱい作ったのですが、整理したら全部なくなってしまいます。ひどい!
生活と動物が全くないのにも驚きました。一年目の記録です。二年目、頑張らなきゃ!
(2003年2月更新)

●季節・季候●
     
 《秋》【 秋 
【 秋 】
秋の風
秋立つ
秋の風
秋暑し
秋めく
新 涼
文 月
文 月
【十 月】
秋深し
【秋めく】
【肌ざむ】
【さわやか】
【冬はじめ】
【秋の風】
【流れ星】
【月  】
【月  】
【月  】
【月  】
【十六夜】
【月  】
どかちゃかと作り納めや秋の季語 
秋が行くもうすぐ皇居でございます

アンパンに臍あり銀座秋めきて
あくびして沁みる歯茎や秋の風
秋立つ日大河ドラマの城にたち  

巻紙をほどき一筆秋の風
ミュールの音地下に谺し秋暑し
新涼やいよいようなれ地球ごま
焼鳥の秘蔵のたれ壺天高し
文月や静まり返る奥座敷    
十月や薄っぺらなりカレンダー  
ドミンゴのカタリカタリや秋深し 
アンパンに臍あり銀座秋めき  
肌ざむやうもうふとんに潜りこむ 
去る日にも聖路加の鐘さわやかに 
大江戸線汐留停車冬はじめ    
帽子取りぬぐう頭皮や秋の風   
キーボード叩きて落る流れ星
無月にもきのうの月はそこにあり 
ぴいぽうと子は泣きやまず十三夜 伸茶
月光のピエロは見過ぎ真っ白け  
ぽんと出た月は火星の横に出た 伸茶
いざよひは泪を落とす星となる
 伸茶
ばっさりとボブにカットし冬隣  伸茶
●生活・風物●      
 《秋》べいごま
べいごま
煮会喜々と皮むくごつき指
べいごまの少年の指血を吹けり
べいごまの少年の指逼迫し
●行事・祭●
     
 《秋》踊り
踊り
踊り
踊り
踊り
【子規忌】
【御輿 】
【御輿 】
【神輿】
【終戦日】
【赤い羽根】
あでやかに踊り上手の振りかへる
猫背なり踊ゆかたの少女らは
煙突はビルより高し踊唄
輪は丸いと言えるのだらう盆踊
みっちゃんの手先ひらひら盆踊
子規の忌のホームベースの遠さかな
みこし揉む片耳ピアス光らせて
揉みあげて天に捧げし大神輿 
豆絞り神輿を統べる女の子 
終戦日笑顔の父のまだ若き  
百円玉羽が生えたり赤い羽根  
●食べ物●
     
 《秋》豆ごはん
【 桃 
【 桃 
銀杏
新そば
新そば
新そば
【 柿 
【西 瓜】
【西 瓜】
【栗ご飯】
【秋茄子】
【青蜜柑】
【柿】
【柿】
【柿】
【林檎】
とは言えど今日の幸せ豆ごはん
水密に種 少年に蒙古斑
がっぱりと桃のお尻にかぶりつく
ぎんなんのぴしぴし墜ちし匂いかな
新そばや水車は音を繰りかへし
新そばやずりずり動く喉仏
新そばや円蔵師匠も来てをりぬ

渋川は日本の臍なり柿の秋
生産地嘘かも知れぬこの西瓜   
西瓜提げ景徳鎮の辻に立つ    
栗ご飯くりくり坊主で栗をむく  
株安や秋茄子日々に細るごと   
車窓より弟等にまく青蜜柑   
どの庭もたわたなるまま柿の秋   
落柿舎や柿主小さき墓の中    
庭先に「どうぞ」とありて柿の山 
林檎もぐ我もアダムの子ならば  
●花・植物●
     
 《秋》【秋薔薇】
【桐一葉】
【朝顔 】
【朝顔 】
【朝顔 】
【蘭の花】
【萩  】
【萩  】
【萩  】
【萩  】
【萩月夜】
【女郎花】
【女郎花】
【彼岸花】
【すすき】
【すすき】
【すすき】
【桔梗 】
【藤袴 】
【秋桜 】
【コスモ】
【コスモ】
紅葉山
【破れ蓮】
モナコ妃とダイアナ競ふ秋の薔薇
桐一葉ふんずけているズック靴 
大輪は名ばかり青き初あさがほ  
あさがほの夜は眠りて人の群  
朝顔の世話を頼みて旅の空   
「祝・開店」リボンの揺れる蘭の花 
萩の声障子に目あり耳もあり
萩の声うねり輪になりここ彼処  
花すすき前衛作家の腕の冴え
退院を告げられし日のこぼれ萩  
長々とラーメン待つ馬鹿萩月夜  
ジェンダーの曖昧に揺れ女郎花  
故郷はすでにビルの谷おみなえし  
お嬢さまの腹はたれの子彼岸花  
がつぱりと首まで呑みし芒原
ずっぽりと首まで呑みし芒原
缶蹴りの缶はすすきの原にあり  
ダムの村さいごの秋を桔梗咲く 
板橋に上中下あり藤袴      
秋桜や公園デビューに揺れる午後  

荒川にコスモスの花みてをれり
コスモスのありて人家の近づきぬ 
ロープウエイたゆんたゆんと紅葉山
鐘鳴りて蓮の破るる寛永寺  
●【動物】●
     
 《秋》【 鹿 
くつわ虫
【鳥渡る】
【鳥渡る】
奈良の鹿ほとけ顔にはあらねども
がちゃがちゃと言わんといてやくつわ虫
胸をはる西郷どんや鳥渡る
人はみな一期一会や鳥渡る