カテーテル治療
今回(平成14年9〜10月)老体の入院した
超最先端を行く近代的な心臓センターの紹介
仙台厚生病院
(心臓センターの資料より要約)
患者権利章典
− 患者さんの権利と責任 −
知る権利
患者さんは自らの状況を理解するために必要な情報を得る権利があります 私たちは患者さんの病気について、検査の内容、治療方法、危険性、今後の見通し、そして費用およびその明細について理解しやすい言葉や方法で、納得できるまで十分な説明と情報を提供するように努めます。
心臓センター概要
標榜科:循環器科、心臓血管外科
センター病床数:106床 (CCU 6床 ICU 4床) 心カテ室:3室 センター手術室:1室
スタッフ 1999年の実績 ()内は2000年 急性心筋梗塞患者収容数:279名 (295) 冠動脈インターベンション数:1069例 (1172) 心臓カテーテル検査数:4855例 (5132) インターベンション数は
全国ベスト3!!

狭心症や心筋梗塞は心臓を養っている動脈(冠動脈)が狭くなったり、閉塞したりすることによって発生します。
心臓病による急死の大多数はこれらの病気によって発生します。しかしながら、近年これに対する強力な治療法が開発され、その救命率が大幅に向上しております。カテーテルという細い管を用いて行うもので、冠動脈インターベンション手術といいます。
その有効性と安全性からアメリカでは年間約30万人もの人がこの手術を受けるまでに普及しており、当センターでも年間1000例以上が施行されております。
手術とは言っても、メスはほとんど使用せず、高齢の方や体力の弱っている方でも受けられます。
動脈硬化で狭くなっている方で、心筋梗塞の発生が危倶される場合や、すでに心筋梗塞になってしまった方が対象になります。狭心症の場合は心筋梗塞を予防することが出来、安全で活発な社会活動を可能にします。心筋梗塞の場合は痛みを和らげ、危険な不整脈を鎮め、救命率を大幅に高めることが出来ます。
患者さんの股関節に近い部分の動脈(大腿動脈)、あるいは手首の動脈(榛骨動脈)にカテーテルという細い管を挿入して行います。この管の中にバルーン(風船)のついたもう−本の細い管を入れ、遠隔操作で目的の血管に進めた後、バルーンを膨らませて狭いところを拡張したり(PTCA)、カッターのついたバルーンを使用して血管内に突出している部分(粥腫)を削ったり(DCA)、マッチ棒程度の大きさの先端にダイヤモンドの粒子がついた研磨機で削ったり(ロータブレータ)、金属の補強材(ステント)を血管の内側に埋め込むなどの、様々な方法を駆使して冠動脈を拡張して血流を改善し、狭心症の治療、心筋梗塞の予防を図ります。
カテーテル手術(インターネットより)
1977年、スイスのグリュンツイッヒという無名の青年医師によって、奇想天外な手術が行われました。動脈硬化(アテローム)で狭くなった冠動脈(心臓を養っている動脈)のなかにカテーテル(細い管)を挿入し、その先端に仕掛けた風船で拡張するというものでした。それは、大腿部の皮膚に数ミリのかすかな傷を残すだけで心臓手術を終えてしまうという、大変画期的な方法でした。グリュンツイッヒ自身は、やがて自ら操縦する軽飛行機の墜落によって、天才にふさわしい死を遂げますが、彼によって開発されたカテーテル手術(冠動脈形成術といいます)は、その後急速な発展と普及を示しました。ここでは、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)の治療に一大革命をもたらした、この手術方法についてご紹介したいと思います。
冠動脈造影と手順は途中まで同じで、はじめに大腿部の皮膚を局所麻酔してカテーテルを動脈に挿入し、冠動脈入口まで進めます。次いで、そのカテーテルの中からガイドワイヤーという細い柔らかな金属線を冠動脈の中に進めて、アテロームで細くなっているところを通過させます。続いてガイドワイヤーをたどって風船のついた管を進め、最も狭くなっているところで風船を広げてアテロームを破壊します。最後に、冠動脈の中が広くなったことをX線で確認し、すべての用具を回収します。ですから、身体にはほとんど傷が残りません。グリュンツイッヒが登場するまで、冠動脈疾患の重い人を救うには開胸手術以外に手だてはありませんでしたから、これは患者さんにとって大きな福音となりました。最近は、単に風船で拡張するだけでなく、高速回転のカッターや研磨機でアテロームを削ったり、ステントという金属の支えを血管の内側に装着する方法なども盛んに用いられております。その結果、対象となる範囲が大幅に拡大され、狭心症の9割、心筋梗塞のほぼすべてにこの手術が適用されるようになっています。
この治療法の大きな問題点は手術後の再発が一部の人に見られることですが、そのような場合でも手術を2〜3回繰り返し受けることによって、ほとんどの患者さんが恒久的な治癒状態に達します。また、用具の小型化によって過半数の方で、手首の動脈(脈をとる時に用いる動脈)を経由してこの手術ができるようになり、終了後間もなく歩行することも可能になってきました。「終わってすぐ歩ける心臓手術」があるということを、皆さんは信じられるでしょうか。グリュンツイッヒの勇気ある挑戦から23年が経ちましたが、技術の進歩はとどまる気配がありません。
常に先進的な医療を追求
公開制に踏み切りました