北海道、東北 無線標識局

[雑感]

500kHz(仙台版)

−−−最初に−−−



 お断わり致しますが技術的なことや資料のことではなく、思いのまま無線標識についての雑感です。
標準電波発射局を専門にワッチされてる方も居られるとのこと、趣味とは巾広く奥深く敬服させられます。航空無線のように生々しい肉声を聞く場合と違いビ−コン局は無味乾燥と、聞くだけでは意味がないとおっしゃる方も居られるでしょう。機械的な連続音とだけ解釈するのは酷です。HF帯のDXとは全く違った魅力があります。
深夜、無人灯台局を一人静かに、発信場所を想像しながら航空標識局や船舶気象通報局も含めワッチする感覚は飽きることがありません。
私は仕事の都合で北日本の内陸をV6タ−ボで年間4〜5万キロ走破した時期もありました。その途中で岬の灯台や空港に少しの時間でしたが立ち寄ることがありました。演歌ではありませんが、懐かしい北の岬や半島が沢山あります。国内航空機に乗るときは必ず窓際を指定し外を眺め、週刊誌や新聞は読みません。晴れた日は楽しいものです。
 
−−−入感状況−−−



 海上保安庁の(電波灯台)航行標識局は北から宗谷岬、網走、釧路埼、積丹岬、松前、尻屋埼、金華山、酒田があり全国で18局ありますが、南の方と同一周波数があり当地の場合夜間に交互に入感しますが、昼間は金華山が入ります。
NDB、航空無線標識局は全国に沢山あり夜間にはかなりの局が確認できますが、これもVORやINSに移行しつつあると言われます。当地で昼間入る局は仙台、山形、花巻、宮古、新潟の近距離です。
当地の全国的に有名な海上標識局[金華山/KA]と航空標識局[仙台/SD]
金華山灯台と、躍進する仙台空港

−−−金華山灯台[KA]−−−



 海上標識局[金華山/KA] 宮城県牡鹿半島、伝えによれば奈良時代、金山彦命と金山姫命を祭ったのが始まりで陸奥産金と結びついて知られるようになったそうです。この海域は南からの黒潮と北からの親潮がそれぞれ張り出しぶつかり合っています。金華山漁場は沿岸から沖合まで、高級魚介藻類から多獲性大衆魚に至るまで一年中どこかで大魚で賑わって居ります。
1号洋式灯台は1869年(明治2年)神奈川県の観音埼灯台が完成して居りますが、金華山灯台は
1876年(明治9年)に建設され、霧信号所の併設は1880年(明治13年)でした。宮城県というよりも全国的にも代表的な金華山灯台 、日本と米国を結ぶ大圏航路の要所に当たるため早くから整備され改良に改良を重ね無線局の導入は932年(昭和7年)に設置されて居ります。
現在はあらゆる業務が追加され総合的な業務運営を行っています。昔は職員と家族が灯台の宿舎に寝泊りしていましたが、今では家族は石巻市に住み職が交代で勤務してるそうです。
 
−−[仙台/SD]−−−



 仙台市の南約23Km、第2種空港 NDB.VOR ME.ILS,DME等の保安施設の他に民間パイロット 養成飛行場、海難救助基地、航空用電子開発評価基地、研修所等があります。
仙台空港国際線はソウル,釜山,斎州島、グアム、 サイパン、シンガポ−ル、香港とホノルル、北京、大連も定期便に、台湾、エジプト他チャ−タ−便も各地に就航し居ります。躍進する地方都市仙台は、今後さらに世界の各都市と結ばれようとしています。
 
−−−終わりに−−−



北海道、東北はともすれば過疎の僻地と思われがちですが、開発を法で阻止し大自然を残そうと努力して居ります。首都圏のような大都会は別として不便を感じることはありません。Kさんも書いて居られました陸中三陸海岸の景観もさることながらロケ−ションは日本一の場所と思います。特に中波帯は勿論、人工ノイズも少なく申し分ない羨ましい地域で、存分にワッチして見たいものです。この近くにはNDB宮古/NQや船舶気象通報局のとどケ 埼があります。
印象の残ってる岬(灯台)は北海道の宗谷、納沙布、霧多布、積丹 岩手の黒埼でした。ロケ−ションは内陸の高い山より開けた突端の岬が最高です。
自分が足を運んだことのないビ−コン局を想像しながらの受信も楽しいものです。一度聞いて見てレポ−トして下さい。        
                     1994年頃


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