更新日 2006年05月22日
アレロパシー(Allelopathy) 植物の他感作用 |
| 1 | アレロパシー(Allelopathy)とは | ||||||||||||||||||||||||||||
| セイタカアワダチソウは根や地下茎から他の植物の種子の発芽を抑制する天然の化学物質を出していることが知られているが、この化学物質(シスーデヒドロマトリカリアエステル(DME))
CH3C≡CC≡CC≡CCH=CHCOOCH3 がセイタカアワダチソウのアレロパシーである。このアレロパシーは他の植物だけでなく、自分自身の種子の発芽も抑制してしまう。このためにセイタカアワダチソウの繁茂する場所では新たな植物の侵入は困難になり、地下茎で繁殖するこの草の天下となるが、この物質の蓄積により、自滅することにもなる。 こうした能力はセイタカアワダチソウに限ったものではなく、非常に多くの植物が他の植物への成長阻害物質を生産していることが明らかになってきた。 このように、植物が生産する天然の化学物質が、他の植物・昆虫・微生物などに阻害や促進など何らかの作用を及ぼす現象をアレロパシー(他感作用)という。 その効果を利用し、雑草除去作業を軽減し、そのもの自身を緑肥として活用するということが、今注目されている。 |
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| 2 | 植物も身を守る能力を持っていた。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 動物は自然界で種族を保存するために、獲物を捕獲するための牙、鋭い爪、嗅覚、視覚、敵からの逃げ足の早さ、身を隠すための保護色、断崖絶壁を走り回る山羊、等々の、身を守り、生き延びる能力を身につけて進化してきた。 微生物も 生き延びるため、他の微生物の発育を阻止または死滅させる物質を産出していることが発見され、抗生物質として、人類にも利用されるようになった。 植物は、子孫を増やすため、花粉を風で飛ばしたり、ミツバチを誘うために美しい花を咲かせ、蜜を分泌するように進化してきたものがあることは良く知られている。 又、発芽したら、適した環境へと移動することは出来ないため、他の植物や動物から身を守るための物質を産出していることが、明らかにされてきた。このように、植物(微生物を含む)が他の生物に及ぼす、阻害的あるいは促進的(共栄的)なアレロパシーの作用は、今後の農業への利用として注目されている。 |
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| 3 | 現在までに知られているアレロパシーを産出する主な植物 | ||||||||||||||||||||||||||||
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| 4 | 連作障害はアレロパシーが原因か | ||||||||||||||||||||||||||||
| 連作障害の原因としては、残存する病害虫、必要土中養分の欠乏、不要物質の蓄積、等が考えられてきたが、アレロパシーが関与している可能性が高くなっている。 今後、アレロパシーの研究が進むことにより、連作障害の対策も明らかにされ、この化学物質を分解する土壌中の微生物についての研究が大きなテーマになるであろう。 又、様々な植物が産出するアレロバシーと作物の相性、協調作用の研究に注目したい。 |
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| 5 | アレロパシーの研究機関 | ||||||||||||||||||||||||||||
| アレロバシーの研究機関としては、(社)植物情報物質研究センターが上げられるが、その他、農林水産省関係や各県の農業試験場も、積極的に取り組んでいる。 | |||||||||||||||||||||||||||||
| 微生物農業 農産物の生産様式 不耕起、草マルチ生物農業 芽出し器と育苗ラック アレロバシー 作物の科別分類 Bacillus 属の菌 Bacillus thuringiensis(BT) 枯草菌 セイタカアワダチソウの田を農園に |
家庭果樹 温州ミカン ウメ スモモ サクランボ ブドウ |
ビワ ナシ リンゴ ナツメ ザクロ ブルベリ スグリ・グミ クルミ 茶 |
養蜂 日本ミツバチ 西洋ミツバチ マルハナバチ クロスズメバチ スズメバチ 山野草 ササユリ |
子育てと生活を考え オリンピックと経済に強い日本へ 家庭教師は成功報酬に 日本はオリンピック弱小国家 シドニー五輪国別ポイント シドニー五輪人口基準ポイント 農産物の生産様式と不耕起・微生物農業 農業と株式投資のシルバー生活 |
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