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The 19th Annual Scientific Meeting of the Institute of Synovial Joints Facilitation 第19回 関節ファシリテーション学会学術大会 広島大会 |
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250名の会員からスタートしました第1回SJF学会も今回で19回となりました.会員の数も10倍以上で,3000名を超えています.各学会の参加者数もおおよそ500名を超えるという盛況ぶりとなってきました.これもひとえにSJF学会の会員諸氏のご協力の賜物と感謝しています. 発会当初は「JF研究会」と称していましたが,Jointsが日本語の「関節」という用語にそぐわないことからJoints をSynovial Joints (SJ)と変更,「SJF研究会」としました.その後,参加者の数が増加してきましたことから「研究会」から「学会」とその名称も変更,「SJF学会」としました.この学会も次の会では20周年を迎えることとなりました. さて広島大会のテーマを「Therapeutic Exercise and Kinetic OT (治療的運動と運動性作業療法)」としました.どちらも「運動」を治療目的に応用するという治療の手段です.その目的は同様で1.ROMの維持・増大,2.筋の張力維持・増大,3.筋持久性の維持・増大,4.協調性の獲得,5.全身状態の調整です. 理学療法における治療的運動では個々の関節における筋の収縮による運動を直接目的達成のために使用しますが,作業療法では身体全体を使って行う目的動作すなわち「活動」を使用して,活動に含まれる要素としての運動を治療目的と合致させるという使用となります.このように理学療法と作業療法では目的は同じですが,手段が全く異なります.「徒手を用いた治療」は作業療法には含まれません.そのため活動の特徴である「代償運動」を排除することは不可能となります.筋の収縮特性は筋の線維タイプにより適刺激が存在することが近年の研究で明白になりました.活動で使用される筋の収縮の適刺激は遅い収縮か,速くても負荷の少ないものに限定されます.これは筋の持久性と協調性の獲得のための運動が適刺激になるため,作業療法ではこの目的達成に効果的となります.筋の収縮が速く負荷が大となる張力の増大には適さないため理学療法で行う徒手抵抗によることが効果的となります.ROMの増大運動のためには骨体の動きのみでは不足が生じ,関節包内で起こる関節面の動きを正確にコントロールしなければならないのです.これも徒手による関節運動によらなければなりません.全身調整運動はその方法に特殊性を要せず,決められた運動はありません. このように「運動」を利用して治療目的を達成する治療法は,薬剤や手術では目的達成ができないため,あらゆる疾患から出現するこれらの問題はPTOTによる治療のみとなります.治療医学における「対症療法」としての位置づけは,限定されますが,患者の活動を制限する原因としてこれらの機能障害は大きく影響するため,ADLの自立のためには改善することが必須条件となります. 本学会ではこのことに重点を置き,PTOTの特性,及び治療法選択の優位性について論議したいと考えています.多くの会員の参加をお待ちしています. |
