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| 日本語を織りつむぐ幻燈の祠 |

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| 「女の骨」 |
大輪の向日葵の頬に、小さな青蛙がへばりついている。
向日葵の葉々から雨露を飛ばす朝の風は、青みを尽くす天上の空に吸われるように、遠くへ舞い上がっていった。波は静かだ。鳥の影もない。
あと二ヶ月で、娘が嫁ぎ、家を出て行く。私はまだ母親として何の準備もしていない。
まず、私は骨を繋げなければならない。正確に言うと、骨がきちんと繋がってくれるのを何もせず唯じっと待つのだ。女の、骨。不遇には違いないが、五十前でまだよかった。四半世紀も生きれば、私も大勢に洩れず骨の再生力を失っていくことだろう。
皿に盛られたスイカがぬるい。時計の針は、動いているようにも――そうでないようにも見える。秒針がないのだ。
先週と様子が違うのは、蝉の声が――種類が――増えた、くらいだろうか。
実際何か、ふとした切っ掛けで、私の時間だけが違うふうに刻まれているのかもしれない。不安が募り、慌てて携帯電話を見るが、会社からの着信はここ二日間まったくない。フロア・チーフの私が抜けても――次第に仕事が回り始めた、ということだろう。
その日の午後、主人は娘を伴って買い物に出かけた。ホームセンターは、家からかなり離れた国道沿いにある。主人は、買物は苦手だ面倒だと散々ぼやいていたが、私が動けないので休みの日はよく行ってくれる。
もともと子煩悩ではなく、かと言って仕事一辺倒でもない人だ。最も熱意を注ぐのは釣りに出かける時。近くの民宿に自分の釣り船を持っている。早朝沖釣りに出て、昼から娘の買い物に付き合う週末。こんなふうに体力、気力が持つとは、初めは正直考えられなかった。私が会社で発作を起こし倒れ、足の骨を折った日から、主人は明らかに少し変わったように思う。
私はこれが初婚だが、主人にとって私は二番目の妻だ。
主人の最初の妻は妊娠中に野良犬に襲われ、流産のうえ自分の命まで失ったという。主人はその数ヵ月後、親類の頑固なまでの薦めに折れて見合いをし、私と知り合った。最初その事情を詳しく聞かされておらず、私がそれを初めて聞いたのは、結納を交わす二週間前だった。主人が、中秋のドライブの終わり、コスモス畑にのぞむ小さな喫茶店の窓辺で、それを切々と語ったのを憶えている。
重く長い話の最後に、私は、私のための指輪を渡された。涙が頬を伝い、私の中のいろいろな迷いがぼろぼろと流れ落ちた。
結婚生活が始まり、やがて私は娘を産んだ。名前は私が「安季」(あき)を切望した。
それから、主人の仕事が忙しくなり、時折襲ってくる二人の隙間を埋めるために、小鳥や猫を飼ったことがある。ただ、どうしても犬を飼うことは躊躇われた。娘は幼い時分から犬を飼いたいと再三ねだったが、私はともかく、主人が断じてよしと言わなかったのだ。
ある夜、娘は親に条件を出してきた。高校を卒業し、きちんと就職したら、犬を飼うか、一人暮らしかを認めてほしい、と。娘の表情は真剣そのものだった。意外にも主人はさして悩むふうもなく、二つ返事でその条件を飲んだ。そうして結局、娘は地元の保育センターに就職を決め、当然犬のほうを選んだ。
我が家に来た黒い柴犬は、その日の夜に娘によって「フク」と名付けられた。
そして、あれだけ娘に理由も明かさず却下していた主人も、「福が来た、福が来た」と繰り返し、目尻に皺を寄せ、酒気で赤らんだ笑顔を私に向けた。私は、どんな言葉も返しようがなかった。
主人の様子を見て、娘が私より先に父親を味方につけたのだと分かったのだ。犬を拒んでいた正体は、主人でなく私だった。娘の、この直球で来ない強かな根回しに、私は正直戸惑いを隠せなかったが、フクを囲む親子二人のよく似た笑顔が、私の胸に残るしこりを少しずつ解きほぐしてくれた。
今年、フクはもう八歳を数える。人間で言えば五六歳。フクは年老いた。最近は頭もあまり回らない。耳も遠くなった。
フクの小屋は、私の寝る窓辺からよく見えるが、首を垂れてじっと地面を見ている時間が多いように思える。疲れているのか。このところ手足が長くなった、と感じるのは痩せて腹が引っ込んだせいに違いない。フクはもうじき死ぬのだろうか。私たちは、犬の死ぬ兆候というものを経験していない。
一度病院で検査してもらったが、老化だと言われた。それは分かっている。その先を知りたかったのだが、若い医者の口からはそれ以上何も聞かれなかった。きっと犬は、死ぬ時、言葉を残さずに死ぬ。フクは、小屋のまわりに咲き誇るマリーゴールドに看取られるのだろうか。
蝉の声がいっ時止む。
フクは、湿り気のない萎れた鼻先でマリーゴールドを弄び、やがて喰らい付くように首を振り回して、花を何本か噛みちぎった。生への執着か。唾液で濡れた花を気持ち悪そうに吐き出す。
機嫌が悪いのは散歩不足のせいもある。フクの散歩は私が毎朝やっていたが、怪我をしてからほとんど行ってやれず、欲求不満になっているのだろう。フクは頭を起こし、こっちを向いた。黒い鼻が黄色い花粉にまみれている。そして、そのまま小屋に入っていった。
翌朝、主人は磯釣りに出かけた。私は久し振りに窓辺からその姿を見送った。夜中、フクが騒ぐ物音で目を覚まし、そのまま寝付けず夜明けを迎えたのだ。主人は私が起きているのに気付かないまま、静かに表の戸をくぐって行く――。
朝の光が部屋に満ち、暫くして娘が、見たことのない花瓶を抱えて持ってきた。上品なうすい琥珀色。輪郭は滑らかな左右不対象の曲線を描き、着物を纏った華奢な女性を横から眺めるふうに、くびれた部分に淡い藤色が帯のごとく幾重にも塗られている。繊細優美な意匠に私は目を奪われた。
琥珀色の花瓶を引き立てるように、慎ましやかな白いデンファレが綺麗にあしらわれている。
「この前、楠木先生から、お祝いに、って戴いたの」
娘は先月から花の教室に通っている。
「はあ、いいものを戴いて。お返ししなくちゃね。それより、あんた、お花高かったんじゃないの?」
「ここ、飾っとくね」
娘は笑顔で返し、机の上に丁寧に置いた。
「そんないいもの、この家に残していかないでね」
「うん。そのときまで置かせて。しまっとくの勿体無いから」
夏の庭に映える色遣いに、殺風景の窓辺がいっぺんに華やぐ。娘は花瓶を手から離すと、気持ち良さそうに、うぅんと伸びをした。腕の中から始まり、ここまで育てた若く健やかな骨格。私は何の気なしにそんなものを見つめていた。
「お母さん、退屈してる?」
「退屈はそうだけど、無理できないから。いっそあんたの式までずっと休もうかと思って、会社に電話してみたんだよ。そしたら、構わないよ、お大事にぃ、って言われちゃった。もう戻る場所がないかもね」
すると、娘の口から意外な言葉が出た。
「戻らなくてもいいんじゃない?」
その眼差しには一点の淀みもない。
「どうして」
「お父さんのそばに居てあげてよ」
「お父さんも働いてるじゃない。一日中一緒にはいられないよ」
主人と一緒にいることを意識した覚えはない。もちろん、朝晩の食事はたいてい共に過ごす。私は去年チーフに昇格してから、確かに帰る時間が少し遅くなったが、主人は気を揉むふうもない。主人が風呂に入っている時間帯に私が帰宅し、食事を風呂上がりに間に合わせるため、おかずが簡素になった……のは確かにあるが。主人は、まさかそれを娘に愚痴っているのだろうか。
いや、そんなことを言う人ではない。娘は私より帰宅の時間がもっと遅く、二人がそんなことを話している素振りも見ない。娘は、私が営業会議で月に一度泊まりで出張することを気に掛けているのだろうか。
「うん。でも一応、考えてよ」
「はあ」
私は思わず仕事の時に出る、気のない返事を実の娘に向かってしていた。
「私、今がすごく幸せなの」
娘は優艶な花瓶をそっと撫でると、考えてよ、と念を押して部屋を出て行った。
しあわせ――その言葉は、結婚を目前に控えた、娘の言葉に虚飾はないだろう。家族三人が一緒に暮らしていて――ただそれは、今までとほとんど変わらないように思う。私が昼間家にいるか、いないか。何が違うのだろう。考えて、と言った娘の気持ちがふわりと宙に浮いて、私の鼻先を漂っている。
鼻……フクは、どうしただろう。庭を見ると、フクの黒い姿はなかった。縄で行動範囲に限りがあるから、おおかた小屋の中で寝ているに違いない。寝ていると老けこむ。人間も犬もきっとそれは一緒だろう。
マリーゴールドが昨日より荒らされて、土まで掘り起こされている。私は、老犬の執着心が少し我が身に置き換えられ、くさくさした気分になり、目を閉じた。
午後、娘は一人で買物に出かけた。昨日買い忘れた物があると言っていたので、私はついでに箱入りのバニラアイスを頼んだ。
主人は、釣りの最中に、バランスを取ろうと手をついた格好が良くなくて、左手首を痛めてしまった。帰ってきて娘に湿布を貼ってもらい、居間で安静にしている。夫婦揃って、年老いたものだ。私は、何となく情けない気分で、居間に行って声を掛けるのが憚られ、そのまま夕暮れまで、何も動かない時間ばかりを過ごした。
車のエンジン音が止まり、娘の履く突っかけの音が聞こえた。ゆっくりと表の戸が開く。買い忘れたという割に、結構な量を両手に抱えている。私は声を掛けようと上体を起こした。枕許に、花瓶が夕陽に美しく照らされている。
娘は後ろを向き、戸の掛け金を締めるのに少し手間取っていた。両手に大荷物を抱えているせいだ。私は、一旦玄関に置いてからにしなさい、と言うつもりで窓枠に手を置いた。
すると、目の前で、娘の背中に黒い大きな影が飛び掛かった。娘は悲鳴を上げて振り返る。
フクだ。フクが庭の奥から一直線に走ってきた。フクは吼えない。唯じっと歯を剥いて唸っている。フクの首に、宙ぶらりんの縄が複雑に絡まっていた。あれは苦しいに違いない。縄が抜けたのか、――いや、きっと抜いたのだ。マリーゴールドでなく、その中に埋まった杭を引き抜こうと歯を立てたのだ。昼には姿がなかった。朝の物音はそれか。
娘は血相を変え、声も出ず、戸の際に立ち尽くしている。後ろ手に必死で戸を開けようとしているが、掛け金が下りているようだ。私は「フク!」と大声で叫んだが、娘は振り向けど、肝心の犬が反応しない。耳が遠いのか。
そして、犬が体を曲げた。また飛び掛かる気か。娘は顔を引き攣らせ、逃げる選択肢を忘れている。私は頭の中で、何かが弾けた。
花瓶の胴を掴み、渾身の力で投げつけた。
窓辺から庭の隅へ一直線に飛び、犬の側頭部をしたたか打って、水が、破片が飛び散った。花瓶か、骨か――固い物が砕ける甲高い音が庭中に烈しく鳴り響く。私は花瓶より、犬より、真っ先に娘の顔を確かめる。娘は咄嗟に買物袋で顔を守っていた。髪や衣服に水が飛んだくらいだろう。私は胸を撫で下ろした。
庭を抜けるぬるい風が、表の戸を外に向かって押し開いた。掛け金が下りていない。娘は慌てていただけだった。すると、黒い犬は起き上がり、戸口をくぐり外へ出て行く。走って逃げるふうだが、前足が滑って足取りがおかしい。口からだらしなく唾液を垂らしている。間もなく黒い後ろ姿は、戸の向こう側に生い茂る草葉の陰に消えてしまった。
やがて、買物袋の陰から娘の顔が覗いた。その視線は怯え切って、私の顔を真っ直ぐ見つめている。娘の肩が震えている。白い喉から寡細い声が洩れた。
「お母さん……」
私は娘の声を聞いて、背筋が凍る思いに襲われた。犬でなく、娘のほうに当たっていれば、私は――私は――彼女の人生を破壊する、寸前だったのか。私は、凶器を投げたのだ。それは、誰のために――?
そして、玄関から物凄い形相で主人が姿を現わした。
「どうしたっ!」
庭の隅。腰を抜かした娘、足元に割れた花瓶の破片。窓辺に身を乗り出す妻。
「お父さん、フクが……」
「フクが?」
娘はその先の言葉が続けられない。父親はサンダルのまま娘に駆け寄り、背中を抱いて支えた。娘はもう一度、恐怖に染め上げられた視線を窓辺の私に寄越した。私は、娘と顔を合わせることもなく、自分の右手を唯じっと見つめていた。
その晩、何時になっても、フクは戻ってこなかった。
誰も食事を作らず、遠い波の音だけが家中を包んでいた。
娘は部屋に引きこもり、主人は居間で黙り込み、私は窓のカーテンを完全に閉めて、それぞれが夜という長い時間を沈黙の内にやり過ごそうとした。
私は、フクが帰らないことより、何より、娘に花瓶がぶつかった瞬間を想像しては、ひどく塞ぎこんだ。この手が――娘を傷付ける――場合によっては殺していた、かもしれない。私は爆弾を投げたのだ。唯一言える、それが真実だ。でも、あの時投げなければ、娘は獣の歯に突き倒されていたのではないか。分からない、何が、これは私の過失なのか。本当は何が正しかったのか――。
トントン、とノックする音が聞こえる。
返事をすると、そこに主人の姿があった。平気か、と言った。私は頷いた。こんな夜に私は主人に何を言えばいいのだろう。主人一人ということは、娘はまだ部屋だろうか。
「安季は今、風呂に入ってるよ」
訊くより先に、主人は答えた。そして、主人は部屋に入ってきて、私のベッドの脇に腰を下ろした。インスタントラーメンの匂いがした。一人で作って食べたのか。私は何だか胸が痛んだ。
主人は、夕方庭に駆け付けた時の形相と一転し、穏やかな面持ちで話し始めた。
「今日はな、あれで良かったんだよ。お前が投げなければ、安季は一生もんの傷を負ったかもしれない」
「でも」
私は顔を伏せた。あれから何度この右手を見つめたことか。
「さっき安季にも言ったんだが、明日浜辺を一日探してみて、もし何も見つからなければ、庭にフクの墓を作る」
フクの墓――。フクは死ぬ、私が殺した。主人はあれで良かった、とは言うけれど、私の中の私がそれを認めるだろうか。娘の目の前で、フクを――。
「安季は……何て?」
「あれも大人だ。何も言わないけど、頷いたよ」
主人がそう言えば、娘も頷く他あるまい。しかし、あんな事態を目の当たりにして、もう二度と犬は飼えないに違いない。そんな娘の胸の傷を思うと、唇を噛み締めたくなる。
「明日って」
「会社は休む。家族を――探すためだ」
主人の声は一つも曇らない。探すとは言っても、主人はすでにフクが二度と戻らないことを察し、受け止めているふうにも思えた。主人のフクへの思い入れは、結局命の終焉とともに尽きてしまうのか。それは、犬だけの話でないのか――。私は不安で胸が潰れそうになり、とても目を合わすなどできないでいた。
それから、主人は意外な方へ話を持ち出した。
「お前さ、フクを飼う時、安季が条件を出したのを憶えてるか?」
「……ええ、もちろん」
「あれはな、正直言うと、俺が仕込んだんだ」
「仕込んだ?」
「犬が飼いたかったら、メシの後に言うんだ、って」
「どうして、」今そんな話をするのか、と胸の内で唸った。単なる思い出話にしては無神経過ぎる。私は言葉に窮した挙句、心に溜まっていたものを少し吐露した。「どうせ飼うつもりだったんでしょ」
「ああ。」主人はあっさり認めた。「犬を飼って、皆の気持ちを楽にしたかったんだ」
――え? 私は顔を上げた。
「安季が、犬を飼いたいってねだる度に、俺は前の死産の件があって、ダメだと繰り返した。けれども、それがお前にも、同じ罪の意識を背負わさせていることに気付いた。死産は――あれは仕方なかったことだ。その後、お前と一緒になって、お前との娘が出来て、その生活の中で、昔の遺恨を理由に持ち出すことが、余計に遺恨を塗り重ねてた。いっそもう楽になってしまおう、と決心したんだ」
ちょうどあの頃、前の奥さんの十七回忌が済んで、娘の進路相談があり――。
「だから、」主人は仏頂面を、笑顔に変えた。「あの時、本当に福が来たんだよ」
それは、きっと私も同じ気持ちだった。
小さな愛くるしい仔犬が我が家にやって来た。命を奪う獰猛な獣でなく、生まれたばかりの命の鼓動。目やにだらけの半開きの目、ゴムのおもちゃみたいな黒い鼻、短い手足。やさしく包む、娘と主人の笑顔――私の笑顔――。
「あと二ヶ月で、二人に戻るんだ」主人は真顔で言った。「安季もいない、フクもいない、そういう時間だ」
それが、私の胸に強く響いた。
ふと、小腹が空いた気がする。飾り気の失せた枕許のテーブルに、飴の包みが二つぽつんと載っている。
主人が、カーテンを敷いた窓を見てつぶやいた。
「フクが、行くとしたら、どのへんだろうなあ」
私の胸がトクン、と小さく脈を打つ。フクは生きている――主人の頭にはそれがある。私にはなかった。フクは唯浜辺の砂の上で怯えて蹲っているだけかもしれない。行かなければ自分の気が晴れない。フクの声をもう一度自分の体で確かめたい――願いが切に込み上げてきた。
主人の目を見る。目が合った。
「私も明日、浜辺に行く」
すると、主人は無理するなと言ったが、私は首を振って返した。
玄関の隅に畳んだレンタルの車椅子。車椅子に乗って外に出るのは何日振りだろうか。前の時に、腕がだるいだの、階段が鬱陶しいだのと散々喚いていた自分がそっと想い起こされる。
このまま寝ていれば、体も頭の中身もきっと老けてしまう。骨が隙間だらけになる刻限を待つのは嫌だ。もっと私に、新しい時間が欲しい。
「あとね、」私は主人の手を握った。「一度、釣り船に行ってみたいの」
「それは、構わないが……、まあ、骨が完全に繋がってからだな」
そう言って主人は、自分の手の甲に貼られた白い湿布をそっと隠した。
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| (おわり)
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