日本語を織りつむぐ幻燈の祠
知らぬ間に押し寄せる異界の鼓動……



「音撃の双剣」
作)sleepdog
オンライン文化祭・2010出展作品


序章

 大海に浮かぶ島々に、古い伝統を守る者はたくさんいるが、武器に音を煉りこむ技術を持つ職人は、この島に住むテヌートじいさんのただ一人だった。その技法は一子相伝である。それゆえに島は『音撃の島』と呼ばれていた。別の島にはそれぞれ様々な技法を持つ職人もいるわけだが、それはまた別の話である。
 テヌートじいさんは六十を過ぎたくらいだが、まだ余裕で現役だった。天然チリチリの白髪頭で、太陽の匂いがしそうなほど肌は真っ黒く日焼けしていた。武器工房にいれば体の芯まで金属臭くなりそうなものだが、テヌートじいさんは何歳になっても紳士的な風貌で、いつも清潔な白いシャツを着て、南国の香水を身にまとい、とても上品な銀ぶちの眼鏡をつけていた。この眼鏡は、長年にわたり技法を守った功労者として、この島の王様から賜ったばかりのものである。王様は自分より三十も若いが、島を愛し、島民から好かれて止まない豪気な王だった。
 さて、テヌートじいさんの場合、武器工房とは言っても、窯があるわけではない。武器を一から作るわけではないのだ。一年で作るほとんどのものは、島の兵隊の音撃ラッパである。元の素材となるラッパは、島にいる腕利きの楽器屋が作る。この楽器屋もたいした働き者なのだが、それはともかく、テヌートじいさんはこのラッパを強力な武器に変えるのだ。音撃ラッパである。
 大海に浮かぶ島々は、ときおり領海権をめぐって戦争を起こす。実は領海権などと言うものは言葉の上だけ。それぞれの島民たちは、自分たちが獲りたい魚を船で追いかけられる限界まで追うものだから、頻繁にぶつかり合うわけだ。その度に、頭に血が昇った漁船が救難信号を飛ばし、それで応援の船団が本気でやってくるのだから、島はいつでもそれを撃退できるようにしておかなければならない。しかし、銃器や弾丸をたくさん作れるほど鉱物や火薬などの物資も工夫もない島だ。だから、こういう歴史の中で、音撃の技法が生み出された。そして、音を煉った武器は島を守るためにずっと使われてきたのである。

 兵隊は王様直属で、百名くらいの数である。みんな音撃ラッパの使い手で、入隊試験のときラッパがまったく吹けないと不合格になるほどだ。ある程度訓練を積むと、音撃ラッパで音を出せば、前方の木を大きく揺らすくらいの威力を持つ。音がぶつかった瞬間に強い衝撃が生まれるのだ。それが音撃である。
 他の島から船団が攻めてきたときは、兵隊は海辺に並んで全力で一斉に吹き鳴らす。船の帆に当たると、船は水平線の彼方まで押し戻される。指揮を執るのはアクセント隊長。年は、若い王様より一回り上で、背は高く、短髪で精悍な顔立ちだ。島にこの人ほど軍服が似合う人もいないだろうと仕立て屋が思うほど、足が長く背筋がピンとしている。
 口数はあまり多くないが、その鋭い戦術眼は先代の王様からも認められていたほどで、とにかく危機察知からの行動が早く、敵船が帆をたたむ前に、一気に吹き飛ばしてしまうのである。そして、海流もしっかり頭に入れており、音撃の島から離れたら二度と近づけないようにうまく後退させるのだ。
 勝ち戦が好きな若い王様は、敵船撃退の瞬間を見るために、よく王宮から飛び出して現場に駆けつける。アクセント隊長が作戦を決め、兵隊を配置させると、給仕たちにシャンパンを抜く用意をさせる。そして、自慢の音撃ラッパ隊で見事に敵船を追いやると、それ祝えとばかりに、島民を呼んでシャンパンや料理を振る舞うのだ。アクセント隊長はそれをプレッシャーに感じながらも、島民に愛される王様のために、名誉ある音撃ラッパ隊を預かり、明るい部下たちとともに、手を取り合って勝利の美酒を一口のどに通すのだ。

 もうひとつ、『音撃の島』にしかないものとして、島の中心の小高い丘にそびえ建つものがある。それは島の生活のリズムを刻む、メトロノウムの塔である。
 先代の王様が命じ、希少な鉄骨とレンガで組み建てられた赤い塔には、振り子で左右に揺れる巨大な金属の針があり、島全体に音が鳴りわたっている。朝昼は心地よく一定のリズムを刻み、夜はゆるやかなリズムになるように設計されている。定期的な保守、修繕のために調律士が住んでいるが、彼はもともと塔の設計に関わるためにこの島に呼ばれて、そのまま居着いてしまった建築家のバルブじいさんだ。年はテヌートじいさんとそう変わらない。背は低く丸々とした体型で、白いあごひげが顔半分を覆っている。服はいつも飾り気のない作業着だ。
 彼は天気のいい日には、耳栓をして塔の最上階にあがり、果物ジュースを手に、そこからゆっくり海を眺めるのが楽しみだった。手製の鳥笛を首からさげ、胸いっぱいに朝の空気を吸いこんで、笛を吹く。すると、塔のまわりの森に住む山鳥や、浜辺から遊びにきた海鳥が、色さまざまに彼を囲む。メトロノウム塔の頂上を見上げる島民はあまりいないが、もし鳥が集まっていれば、それはバルブじいさんが退屈しのぎに鳥を集めている風景である。
 メトロノウム塔からすぐ見下ろす島一番の町フルスコアに、武器職人テヌートじいさんと、その仕事場によく遊びにくる二人の兄弟が暮らしていた。



第一章

 南国の香水がほんのり漂う武器工房のドアを開ける。テヌートじいさんが片手でラッパを持ちながら、もう一方でティンパニを軽く叩き、ラッパに伝わる振動をじっと観察している。ティンパニの横には鉄琴やシンバルなどの打楽器があり、テヌートじいさんを囲むように円になって置いてある。今はティンパニを軽く叩いているが、時には激しく叩き、時には他の打楽器を鳴らしている。この作業風景は何度見ても、どうしてこんなことで普通のラッパが音撃ラッパに変わるのかさっぱり分からない。
 工房の入口には二人の少年が立っていた。
「じいちゃん、ただいま」
 いつも背が小さいほうが言う。テヌートじいさんは手を止めて振り返る。
「ただいまじゃねえ。ここはお前らの家じゃねえだろ」
「えー、似たようなもんじゃん」
 声をかけた少年の名はラルゴだった。その隣りでじっとテヌートじいさんの手元を見ている少年は、ラルゴの二つ年上の兄、アレグロである。ラルゴは学校の制服を着ていて、アレグロは私服だ。
 音撃の島の学校は、音階にもとづき七歳ごとに学校が分けられている。ゼロ歳から七歳までの第一オクターブは基本的に自宅保育だが、八歳からの第二オクターブと、十五歳からの第三オクターブはそれぞれ学校があり、みんな通学している。十四歳のラルゴは第二学舎、十七歳のアレグロは第三学舎である。ラルゴは早く兄と同じ第三学舎に上がりたかった。
「じいちゃん、仕事終わった?」
「ラルゴ、お前の目には終わったように見えるのか?」
「ううん、見えない」
 テヌートじいさんは溜め息をつき、ティンパニのばちで入口を指す。
「今日はお前らの剣を見てやる暇がない。もうすぐアクセントが様子を見にくるからな。うろついてると、わしの仕事を邪魔するなって叱られるぞ」
「――じいさん」
 ようやくアレグロも口を開いた。
「隊長は、剣の稽古につき合ってくれないかな?」
「あいつは音撃の才能はあるが、ラッパだけだ。普通の剣は振れても、あの剣は無理だろう」
「そっか……」
「まあ、ラッパの隊長だからな。他の武器など見向きもしねえよ」
 それでアレグロが黙ると、今度はラルゴが口をとんがらせた。
「じいちゃん、おれたち剣の稽古したいんだよ!」
「うるせえ、職人は仕事が最優先だ! わしだって剣の精度をもうちょっと確かめたいさ。恨むなら、大事な音撃ラッパを落として馬車にひかせたバカ兵隊を恨め」
 兄弟は渋々と工房のドアを閉めた。

 フルスコアの町には、海岸線にそって平行に走る五本の大きな道があった。一番低い道から先は浜辺であり、一番高い道から上は森になっていて、その森の先にメトロノウムの塔が立っている。五本の道を縦につなぐ大通りには、渦巻き状の大きな広場があり、市場が置かれ、いつもにぎわっていた。また、その大通りから海へ出たところに円形の船着場があり、逆に丘へ登ったところに王宮があった。
 つまり、海側からフルスコアの町を見ると、横の道は五線譜のようになっていて、縦に王宮と大通り、渦巻き広場、船着場を結ぶとト音記号のようになっているらしい。かつて無人だった島に町を切り拓いた初代の王様が大の音楽好きだったことが、町の設計をこうさせたと言われている。
 つまり、敵船が沖に現れたとき、音撃ラッパの兵隊が出陣するのはこの船着場であり、王様は王宮からまっすぐ降りて渦巻き広場からそれを眺め、そのままこの広場が祝宴会場になるのである。なぜわざわざ船着場の正面に敵船が来るかというと、島の周囲を大きな浅瀬が三日月状にめぐっていて、ここしか船が近寄れないのだ。それも初代の王様は調べさせて、この場所に町を作ったと言われている。
 テヌートじいさんの工房や、アレグロとラルゴ兄弟の家は、渦巻き広場からは離れていて、どちらかと言うと、高台の森に近いところにあった。もちろん楽器職人の工房もそのあたりである。他の職人たちも近くに住んでいて、山側に貴族や医者、職人、農夫、中央に商人たち、海側に漁師や船大工が住んでいる、という具合に自然となっていた。

 アレグロとラルゴの兄弟がよくテヌートじいさんの仕事場に行くのは、そこに音撃の剣が二本あるからである。楽器に音撃の力を煉ることは普通なのだが、武器に音撃の力を煉るのはテヌートじいさんとしても非常に難しく、二本の剣はいわば試作品みたいなものだった。本来ならきちんと訓練した兵隊に試させたいところだが、アクセント隊長はとにかくラッパを愛し、ラッパ一筋で、剣など箸にも棒にもかけない男だった。それで、テヌートじいさんは半分遊び心で、よく工房を覗きにくる兄弟に渡してみたのだが、これが意外に適性があったのである。
 剣術そのものは、実は第二オクターブの学舎に進むと、希望する男子生徒は教えてもらうことができる。王室の護衛剣士の一人が教官となる。そして、第三オクターブ学舎を卒業し、卒業時に帯剣試験を合格すれば、剣を持つことも許されている。ただ、その帯剣試験は非常に難しく、ほとんどの人は許可されないのが実際だ。
 けれども、アレグロとラルゴの兄弟は、剣術の成績がとても優秀だった。アレグロは剣を風のように俊敏に扱う一方、ラルゴは棍棒のように力強く振り抜いた。多くの生徒は剣を持つと、その鋭利な魔性の輝きに思わず腰が引けるのだが、アレグロもラルゴもまったく臆さず、むしろ楽しんでいた。
 それから、この兄弟は音楽の成績も飛び抜けて優秀だった。そもそも、テヌートじいさんは絶対音感の持ち主で、楽器職人並みに楽器の構造に精通しており、演奏家並みに楽譜を読むことができた。だから、音楽の才覚がない人は相手にしない。兄弟が工房に入れるのも、アクセント隊長が商談をできるのも、テヌートじいさんが認めるレベル以上の才能があるからである。
 アレグロもラルゴも、音撃の剣の適性があると知ったとき、まるで神様に認められたような驚きと感激があった。テヌートじいさんの目が輝いたのもよく覚えている。それだけに、ラルゴは帰り道でずっと不満をこぼしていた。
「兄ちゃん、剣、どうすっか。もう三日も触ってねえぜ。技を忘れちまうよ」
「……まあ、それで忘れるなら、僕らの力がその程度なんだ」
「むずかしいリクツはいいよ! 兄ちゃんだって思いきり振りたいだろ?」
「僕らはわがままを言う年じゃない」
 どう見ても我慢しているアレグロの横顔を見て、ラルゴは道の石を蹴った。テヌートじいさんは、いくら兄弟に適性があっても、自分の目の前でないと音撃の剣を使うのを許さなかった。もし兄弟が無断で持ち出したら二度と使わせない、とまで言った。本当に頑固なじいさんなのだ。
「剣、盗んじゃおうか」
「それはダメだ。約束を破るのは良くない」
「でもさぁ、ラッパ一個作るのにまだ半月あれやるんだろ?」
「音撃ラッパはこの島の魂だからな」
「あのでかい隊長の注文だろ? 何とかなんねえかなぁ」
「つまり、王様の注文ってことだ。ラルゴ、稽古は当分あきらめるしかない」

 道を曲がり、家の近くに来たところで、少女二人がいるのを見つけた。こちらも姉妹だ。父親は、テヌートじいさんに楽器を入れている腕利きの楽器職人である。姉妹の背は同じくらいで、姉のトリルは髪がさっぱりと短く、折り目のきちんした私服姿で、妹のフェルマータはラルゴと同じ学校の制服を着て、髪を長く伸ばしていた。
 アレグロはトリルの険しい顔色を見ると、早々と足を止めた。まるで子猫のような警戒心だ。一方、ラルゴは気づかず平然と歩いていく。姉のトリルはアレグロよりも一歳上で、妹のフェルマータはラルゴよりも一歳下だ。だが、トリルとアレグロは一歳差よりもっと開きがあるかと思えるほど、アレグロは精神的に恐れていた。
 フェルマータは手を振る。
「おかえりー。ねぇ、剣の稽古はどうだった? 自分が吹っ飛ばなかった?」
「吹っ飛ばねえよ。稽古はダメだ。じいちゃんがやってくんねえ」
 ラルゴが残念そうに答える。
「なら、盗んじゃえば?」
「俺と同じことを言うな。それは約束破りだからダメだ」
 ラルゴは横を見たが兄の姿がなく、不思議に思って後ろに振り返った。アレグロはそこで立ち止まっている。
「だいたい、剣なんてダメよ」
 トリルは腕組みをし、アレグロのうつむく顔を睨みながら、言い放った。
「何でだよ」
 ラルゴが口を挟む。
「百歩譲って音撃ラッパ。それだって、兵隊じゃない」
 アレグロは黙ったままだ。トリルの言葉がラルゴだけじゃなく、自分にも向けられていることは知っている。だが、その語気の強さに言い返すことができなかった。
「俺たちは兵隊にはならねえよ」
 ラルゴがふてくされて言う。
「そうじゃない。約束が違うって言ってるの!」
「約束をしたのは兄ちゃんだけだ」
「あ、あたしは約束してないから、兵隊でも何でもいいよ」
 横から妹が軽い感じで口を出す。
「もう、フェルマータは黙ってて! 話がごちゃごちゃになる!」
「はーい。ラルゴ、ごめんね。あんたも一緒に黙ってたほうがいいよ」
「ったく……俺に指図するなよ」
 三人とも黙ると、道が静かになった。島の頂上から聞こえるメトロノウム塔の刻む静かなリズムだけがそこにあった。だが、トリルは猛然と荒馬のように歩き出し、うつむくアレグロの目の前にぐいっと迫った。
「アレグロ! ねぇ、約束忘れちゃったの?」
「忘れてはいないよ。ちゃんと覚えてる」
 兄は、ようやく口を開いた。だがトリルと目を合わすことはどうしてもできない。トリルに言われれば言われるほど、アレグロの両手に音撃の剣を力いっぱい振ったときの感触が蘇る。授業で使うただの剣ではない。あきらかに違う、まるで精霊の力が宿ったでも言うような、特別な剣。両腕から全身を駆け抜けた音撃の余韻。テヌートじいさんとラルゴ以外に、この島で、もしかしてこの海で、まだ誰も知らない手応え。王様も、アクセント隊長も、まだ誰も――。
「兵隊の奥さんはね、みんな酒場で泣いてるんだって」
 トリルは語気を少し落とした。
「音撃は使ってると、体のどっかが絶対にやられるの。ずっと健康な人なんていないんだから……」
 アレグロはうなずいた。それはよく知っている。
「音撃は――百歩譲って、島の魂かもしれないよ? あたしも王様は好きだし」
 そう、音撃は島の魂だ。それがずっと長い歴史でこの島を守ってきたのだ。王様が認め、島民も勝利を祝福する。この島に生まれた男なら、音撃を使えることに一度や二度は絶対に憧れるのだ。アレグロは顔を上げる。やはり、トリルのさびしげな表情がそこにあった。
「お願い、音撃はやめて。約束したよね?」
 アレグロは、学校の音楽の成績は抜群に良かったが、どうしてもラッパがうまく吹けなかった。いや、普通のラッパは音が出るのだけれど、音撃ラッパは何度やっても鳴らなかった。何が違うのかわからない。つまり、適性がないとわかったのだ。実はラルゴも同じだった。残念だったけれど、トリルと交わした約束を守れるならそれで構わない、楽器を扱うのも好きだし、楽器を愛し、楽器に愛される人生も本望だと、アレグロはあのとき思った。
 けれども、その世界観はもはや劇的に変わってしまったのだ。テヌートじいさんが悪いわけでも、兄弟自身が悪いわけでもない。新しい可能性の扉が開いてしまったのだ。
「悪いのは神様だ」
 アレグロはそっとつぶやく。
「え? 聞こえない」
 トリルが眉をひそめる。アレグロはじっと瞳を奥を見る。
「神様が――ようやく僕に『音撃』を与えたんだ。僕に、『剣』を与えたんだよ」
 まっすぐ貫かれた覇気に、トリルは少しひるんだ。その間に、アレグロは足早に横を通り過ぎて、家に入っていった。
「兄ちゃんだけじゃない、俺もだ!」
 ラルゴは後ろを追いかけて家に飛びこんだ。
 トリルは力いっぱい地面を踏む。
「――何でよっ、何であたしの約束だけ破んのよ! ねぇっ!」
 けれど、兄弟の姿が消えた道には、静かなメトロノウム塔の音が夕闇にゆっくりと降るだけだった。トリルは下唇をきつく噛み、目を真っ赤にさせている。フェルマータは姉のそばに寄り、溜め息を聞かせた。
「お姉ちゃん、男の子って止まんないのねー」
「もう、フェルマータは黙ってて! ほんとイライラするっ!」
「はーい。『いただきます』までしゃべりません」
 フェルマータはトリルの袖をつかむと、ぐいっと引っ張り、家路に足を向けた。




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