ジャック・カービー JACK KIRBY
アメリカの漫画家。1917年生まれ。コミック界の「キング」と称される。ゴールデンエイジと呼ばれるアメリカのスーパーヒーローコミックの開花期より活躍。ジョー・サイモンと組んでキャプテン・アメリカを生み出したのをはじめ、多数のコミックを創作。シルバーエイジと呼ばれるスーパーヒーローコミックの第2の黄金期には、マーヴルコミックにてスタン・リーと組みファンタスティック・フォーを創作、スペースオペラ的な編成とスーパーヒーローチームを家族として描く現代的な作風が人気を博す。また、北欧神話の雷神を主人公にしたマイティ・ソーもスタート。この2つを長期間担当した他、ハルク、アントマン(のちにジャイアントマン)、ニック・フューリーなどのキャラクター、アベンジャーズやX-MENといったヒーローチームを次々に立ち上げ、さらにキャプテン・アメリカを復活させこのヒーローを再び担当と、現在のマーヴルユニバースの根幹を成す数多くのキャラクターを創造した。
その後DCへ移籍し自分自身でライターやエディターも務めるコミックを展開しはじめ、SUPERMAN'S PAL, JIMMY OLSENを担当したのを足がかりにフォースワールドものと呼ばれる宇宙神話冒険活劇シリーズ「NEW GODS」「MISTER MIRACLE」「FOREVER PEOPLE」を創造した他、KAMANDI THE LAST BOY ON EARTHやTHE DEMONなど独自のタイトルを創作。さらに再びマーヴルへ戻り三度キャプテン・アメリカを担当したり、自身がFantastic Fourで創造したキャラクターであるBLACK PANTHERの独立タイトルを立ち上げるなど自身のキャラクターを描く一方、既存のマーヴルユニバースにとらわれない新たな世界観を持つETERNALSやDEVIL DINOSAUR、MACHINE MANといったコミックを展開していった。'80年代に入ってからも、パシフィックコミックスよりスペースオペラ・コミックCAPTAIN VICTORY and the GALACTIC RANGERSを出すなど、コミックやアニメ業界で描き続けたが、1994年に他界。
スーパーヒーローコミックで有名だが、他にもSF、怪奇もの、西部劇、ロマンスもの、戦場もの等々多数のコミックを描いた。ダイナミックで独特のディティールが入ったディフォルメの効いた作風が特長であり、コミック界に多大な影響を与えた。
ここではジャック・カービーの作品をショートレビュー形式で紹介します。レビューは発表年代順に並べました。カービーの魅力を少しでも伝えられれば幸いです。
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