【キャプテン・ビクトリー】【シルバースター】
このページは、DYNAMITE社より2011年5月から刊行される予定の、KIRBY: GENESISというタイトルの日本読者の支援目的で立ち上げたものです。
このページでは、キャプテン・ビクトリーとシルバースターというキャラクターについて解説しています。アメリカの漫画家ジャック・カービーが'80年代前半にパシフィック・コミックス社から創刊したCAPTAIN VICTORY and the GALACTIC RANGERSとSILVER STARというタイトルで登場したヒーローです。
その後、1993-1994年にトップス・コミックス社から「カービーバース」シリーズという一連のタイトルが刊行されました。JACK KIRBY'S SECRET CITY SAGA、BOMBAST、NIGHT GLIDER、CAPTAIN GLORY、SATAN'S SIX、JACK KIRBY'S TEENAGENTS、SATAN'S SIX: HELLSPAWNといったタイトルです。このシリーズはジャック・カービーがパシフィック・コミック時代に創作しつつも使っていなかったキャラクターを使わせてもらい、ロイ・トーマスら大勢のコミック・クリエイターが参加した企画でした。
「カービーバース」シリーズにJACK KIRBY'S TEENAGENTSのライターとして参加したカート・ビュシークは、同シリーズの一作として、パシフィック社の「シルバースター」の続編となるJACK KIRBY'S SILVER STARミニシリーズを新創刊します。しかし全4号の予定だったこのタイトルは#1が出たところで終了。またビュシークは、パシフィック社の「キャプテン・ビクトリー」「シルバースター」がカービーバースに共に存在し共演するという、'80年代以降カービーキャラクロスオーバータイトルVICTORYを創刊。この時のアーティストはキース・ギフェンでした。しかしVICTORYも全5号の予定が#1のみ発行され続きは出ませんでした。トップス・コミックス社はそのあとコミック出版から手を引きます。(トップス社のSATAN'S SIX、JACK KIRBY'S SILVER STAR、VICTORYについては「その他のコミック紹介」のページに短文紹介を載せていますのでそちらも御参照ください。)
KIRBY: GENESISというコミックはカート・ビュシークによって書かれ、カービーバースのキャラクターたちが登場します。VICTORYの時に見られなかった夢が、再び実現するのです。ただ、登場するキャラクターに知名度がないため、せっかくこのタイトルを入手されてもバックボーンが判らないかもしれません。パシフィック・コミックスのCAPTAIN VICTORY and the GALACTIC RANGERS及びSILVER STARのストーリーを紹介することが、KIRBY: GENESISをよりいっそう楽しむための助力となれば幸いです。
【キャプテン・ビクトリー】

キャプテン・ビクトリーは、銀河レンジャー部隊の隊長にして、宇宙艦タイガーの指揮官。作戦の効率よりも民間人の安全を優先するのが長所でも短所でもあり、特に自分の命は最も軽く扱う。それには出生からくる秘密があった。部下にマーチウス・クラバス少佐、タリン、オルカ、ミスター・マインドらがおり、昆虫宇宙人インセクトンズの女王ライトニング・レディや、宇宙怪人4人組ワンダー・ウォーリアーズと戦い続ける。
上の絵はカービーによるペンシル画で、艦の情報伝達装置C.P.ヘルメットを装着しているシーン。
CAPTAIN VICTORY and the GALACTIC RANGERS
CAPTAIN VICTORY and the GALACTIC RANGERS SPECIAL #1
【シルバースター】

シルバースターは、モーガン・ミラーという人間であったが、父親の研究の成果「遺伝子パッケージ」により超人類「ホモ・ジェネティクス」となった。40トンの戦車を無造作に投げ飛ばせる怪力、飛行能力、テレポート、映像や音声の転送能力をはじめ、原子を自由に変換するなどの超能力を持つ。ベトナム戦争従軍当時に能力が発現した。同じ超人類のノーマ・リッチモンドらと共に、宿敵ダリウス・ドラムと戦う。
上はカービーによるペンシル画。
SILVER STAR
シルバースターのオリジナル・コミックを読みたいという方には、TwoMorrows社から刊行されたSILVER STAR: GRAPHITE EDITIONという黒白印刷/ペンシル画稿メインの合本が入手しやすくお勧めです。
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