Linuxプラットフォーム 最終更新日:平成22年5月15日 LinuxとTRONを応援しよう!


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なお、当館へ御連絡がある場合は、電話でお願い致します。
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●昨今のインターネットを用いた検索技術の向上のために個人の情報を他人が容易に入手できるようになった現状を懸念して、当館のホームページではなるべく個人や団体組織の実名を掲載することは控えさせていただいております。 御了承ください。


★当館のコンセプト…「知識は結果ではなく過程」
分け隔てなく多くの人たちがつどい、地域の自然の情報や資料を持ち寄って自主的に調べ答えを出していく、こういった探求的で発見的な学習活動の場を醸成していきたいものであります。



●我が郷土 島根県江津市内には、近隣の自然史関係の観光地(畳ヶ浦、三瓶山、石見銀山など)に匹敵するような観光的な自然史はありませんが、どんな自然でも目的意識を持って継続的に観察活動を続ければ発見的学習のりっぱな教材になります。
「郷土の自然史発見」というテーマで、当館が所在する江津市内に見られる顕著な自然史を一ヶ所ずつ取り上げてコツコツ更新していこうと思っています。 スローペースでやっていくので、完結するまでには何年もかかると思われますが、あせらずにコツコツやっていきます。


郷土の自然を教材にした探求的で発見的な学びの場を!
郷土の自然史発見
大滝 岩脈が自然の擁壁となってできた滝
権現滝 地質境界が谷を横断するところにできた滝
観音滝 断層に沿って侵食が進んでできた滝
龍頭ヶ滝と崖錐地形 現在もなお下流側の侵食作用によって成長している滝
八戸の風穴と崖錐地形 崖錐斜面に吹きつけた風が涼風に変わる天然のエアコン
館周辺に残る浜田地震の痕跡 身近なところにも地震の爪痕が残ってます
千丈渓の地形あれこれ 断層や節理に沿って侵食が進んでできた渓谷
千丈渓の地質あれこれ およそ三千万年前の火山活動でできた凝灰岩の地層と溶岩・貫入岩
溶岩円頂丘の痕跡 およそ三千万年前にそびえていた巨大な流紋岩溶岩の火山



●(H22年5月3日記載)

我が郷土にも、ヒスイの産地が?
(江津市松川町長良)           

まさか、鳥取県若桜町や新潟県糸魚川市などに産するような宝石的価値のあるヒスイが、我が郷土にも産するなどとは思いませんが、しかし、顕微鏡スケールのものであれば我が郷土にもあると思います。 

塩基性岩が変成を受ける過程で、それが青色片岩相の高圧部に至ると、それまで安定であったアルバイトはヒスイ輝石と石英に分解して、この組み合わせで安定に存在しうるということが知られています。

「桜江の火山史」の出発点となる江津市松川町長良川流域には、三郡変成岩類を主体とした古生界の地質体と溶岩・火砕岩を主体とした古第三系の地質体とが複雑な関係で接し合っていて大変興味深いフィールドです。 この付近は、中粒等粒状で石英閃緑岩、閃緑岩、ハンレイ岩に似た岩相のものと角閃石類の鉱物、その他の緑色鉱物に富む一見して無斑晶質の安山岩かと思われるような岩相のものが断層や岩脈を境にして接し、さらにこれらを結晶質凝灰岩が不整合で覆っています。

とにかく、この長良川流域の岩相はフィールドでの観察だけでは、その岩種を正確に判断することが難しく、自分はこれまでに沢山の薄片を作製しました。 大変、肩がコリ、手の指紋がなくなるくらいでした。

上の写真は長良川の上流に見られる塩基性変成岩と泥質変成岩です。 上位に塩基性のものが、下位に泥質のものがあるという位置関係です。

塩基性変成岩は、まるで無斑晶質の安山岩のような岩相をしていますが、薄片にして鏡下で観察するとホルンブレンドと思われる角閃石類の鉱物に富んでいます。 わずかに片状組織と思われるような平行配列が見られますが不明瞭です。 はたして、この変成岩の原岩は何なのか、どのような変成履歴をもつものなのか、自分にはよくわかりません。

泥質変成岩は、ラミナが顕著な頁岩のような岩相をしています。 薄片にして鏡下で観察すると微細な炭質物に富む層と微細な無色鉱物に富む層とが互層をなした縞状の組織が見られます。 しかし、白雲母と思われるような高い干渉色を示す鉱物はほとんど見られません。 泥質片岩の組織よりも頁岩や粘板岩の組織に近いのではないかと思います。

塩基性変成岩と泥質変成岩との境界は固結していて、境界よりも泥質変成岩側は幅10cmくらいにわたって白っぽくなっています。
肉眼だけの観察ですが、塩基性変成岩の岩相は境界に近いほど細粒化しているように見えます。
10年くらい前にS大のK先生から不淘汰角礫岩層の良好な露頭がある場所を教えていただいてから、長良川流域やその周辺の山々を歩く機会がよくあった。 自分はいつも、宝石的価値のあるヒスイはないものかと期待しながら歩いていたものである。

超苦鉄質岩類「頑火輝岩」の起源を発見的に学ぼう!

浜田市内には唐鐘畳ヶ浦の化石床や長浜台地のアルカリ玄武岩がよく知られていますが、江津市の有福温泉から近いところにある浜田市大金町姉金には、俗に「菊石」と呼ばれている特殊な岩石が産します。

この岩石は、斜方輝石類の端成分に相当するエンスタタイト(頑火輝石)の長柱状結晶が放射状に集まった集合体で構成されているもので、中には長柱状の長さが5cm位の大きなものもあり、まるで石に咲いた菊の花びらのように見えます。
エンスタタイトの化学的な分析をしたわけではありませんが、この岩石に含まれているもののほとんどは黒褐~黒色を呈しているので、おそらく組成中のマグネシウムの多くが二価の鉄で置換されているのではないかと思われます。

この岩石の主要な構成鉱物はエンスタタイトですが、これ以外にも磁鉄鉱などの鉄の酸化鉱物もたくさん含んでいて、鉄やマグネシウムその他の重金属を多量に含む非常に重い岩石です。 おそらく、クロムやニッケルも含んでいるのではないかと思われます。


頑火輝岩が産する範囲は50~100m四方の狭いところに限られていますが、この付近はいたるところ植生に覆われていてほとんど露頭がないところです。 このようなところで頑火輝岩と三郡変成岩類や火砕岩類などとの接触関係を調べることは大変困難で、下に掲載した分布図は筆者が作製したルートマップをもとに色塗りした大変精度の悪いものです。

図中の緑色岩というのは、主要構成鉱物としてアクチノ閃石、緑泥石、緑れん石、斜長石を含んでいるのが鏡下で確認でき、これら以外にも磁性鉱物もたくさん含んでいて、小片であれば容易に磁石に吸引されます。 図中では緑色片岩と岩相が漸移して接していると記載しておりますが、まだはっきりとはわかりません。
また、図中では頑火輝岩と緑色岩との間をシャープな境界線で引いていますが、これもまだはっきりとはわかりません。

とにかく露頭状況が悪く、頑火輝岩と塩基性変成岩との接触関係を確認することは非常に困難です。

鳥取県の広瀬鉱山や兵庫県の大屋・夏梅鉱山の例のように、片岩などの広域変成岩類に伴われた鉱床に「正マグマ性鉱床」がありますが、この鉱床は超苦鉄質の始源的なマグマに由来してできたと考えられています。 この鉱床からはクロムやニッケルなどを産します。
おそらく、この浜田市姉金の頑火輝岩も始源的なマグマの貫入によって形成されたのかもしれません。 周辺の塩基性変成岩類とは、貫入関係あるいは断層関係で接していると思われます。

しかし、他の地域に見られる似たような例を引用して結論というようでは、発見的な学習にはならないと思います。 フィールドを這いずりまわっても何とかして発見的に結論を出したいものです。

エンスタタイト(頑火輝石)という鉱物は、コンドライトなどの隕石中にも含まれているもので、このコンドライト隕石は原始太陽系時代の始源的な物質だと考えられています。
決して浜田市姉金の頑火輝岩が隕石の衝突に由来するなどとは考えていませんが、「非常識もりっぱな不完全な科学的知識」、というのが当館の姿勢です。 SF的な発想も発見的学習には必要だと思います。



桜江火山史を発見的に学ぶ出発点…不淘汰角礫岩
群馬県と長野県の県境付近に位置している本宿コールドロンなどが代表的な例だと思いますが、古い地質体と新しい地質体とが断層を境にして接しているところに、その境界断層に沿って古い地質体の淘汰されていない大小さまざまな岩片や岩塊が集まってできた岩石、つまり不淘汰角礫岩が帯状に近い産状で分布している地域が我が郷土にもあります。
この不淘汰角礫岩を構成している角礫のほとんどは三郡変成岩類の泥質片岩と塩基性片岩です。
このような不淘汰角礫岩の産状が我が郷土にもあるということは、遠い昔、郷土の大地に高く急峻な崖をつくるような落差の大きな断層が生じ、その崖から剥離した岩塊や岩片などが崖下に厚く錐状に堆積して崖錐(ガイスイ)堆積物をなし、さらにその上を火山砕屑物などが厚く覆ってそれが地下深いところに埋没したことを示唆しています。

不淘汰角礫岩層の露頭
(江津市松川町上津井)
不淘汰角礫岩の砕屑岩脈
(江津市桜江町勝地)
横幅約25mの露頭ですが、風化が進んでいるため、表面の砂塵を取ってよく水洗いなどをしないと微褶曲が顕著な泥質片岩と見間違えやすいです。
この付近は下位から上位へかけて 泥質片岩→不淘汰角礫岩→凝灰岩 の層序で重なっています。 
この付近には塩基性片岩と安山岩溶岩とが断層で境界しているところがあって、この境界断層に調和的に高角度の断裂が顕著に見られ、これらの断裂に混ざって不淘汰角礫岩が岩脈状に分布している砕屑岩脈も何本か見られます。
おそらく、境界断層に伴われてできた地表面の地割れの中に、周囲から角礫などの砕屑物が流れ込んだものと思われます。



目 次
●手と足でつくる博物館 小さな自然館概要

●すべて手作り 展示の概要

●自然科学の追体験 野外発見学習

●郷土の自然に科学の目を向けよう 桜江の火山を歩こう 只今、作製中

●自然観察に最的なフィールド みんな銅ヶ丸鉱山へ行こう! 只今、作製中

●自己責任の自然観察会 参加者募集 只今、作製中

●手作り天文台 「風の国」の「桜江天体観測所」




◎筆者のいとこが作ったHP→「ひでちゃんとその”家族”たち」へ

インターネットには二つの顔がある、
いくら科学技術が進歩しても人のモラルがついて行かなければ何にもならない

←「猿の惑星」(1968年 20世紀フォックス)のDVDからキャプチャした画像

不時着した未知の惑星が、実は核戦争で荒廃した地球だったことを知り、愕然とするクライマックスの情景


「続・猿の惑星」(1970年 20世紀フォックス)のDVDからキャプチャした画像 →

「全能なる爆弾よ」
最終爆弾を神として崇拝するミュータント化した人類の生き残り達

←自然館の庭で岩石の観察をする子供達

先日、館へ遊びにやってきた子供達の一人が、「インターネットをやらせてよ」というので、気安く「いいよ」といってやった。 ところが、筆者が館の裏で三時間ほど作業して準備室へもどってみると、その子はまだネットに接続していたのに驚き、何に夢中になっているのかと聞くと、なんとその子はチャットをずっとやっていたのである。
小学校五年生の子供が何時間もインターネットに夢中になっている様子を目撃して、筆者は愕然とする思いであった。

今の社会には、インターネットでのチャットやオンラインゲームなどの仮想世界の中に自分の生きがいを感じる者が多いという。 生きる喜びを仮想世界の中に感じるとは、実に情けないことである。
人というものは、人間同士の心の交流や緑豊かな自然との触れ合いの中に生きる喜びや心の安らぎを感じることができてこそ、人というものであろう。 生きる喜びや安らぎをインターネットの仮想世界の中に感じるようではどうしようもない。

今は家庭でもブロードバンドの常時接続が当り前になってきていて、仮想世界の中にのめり込んでいく子供や大人達がどんどん増えているような気がする。 また、同時に出会い系サイトなどの普及にともなって男女間の愛情が軽薄なものになってきていて、不倫や不道徳な行為が当り前になりつつあるような気もする。
はたしてインターネットは、人類に明るい未来をもたらしてくれるのだろうか。 一体、インターネットとどうつき合っていくべきか、考えさせられる思いである。

筆者としては、インターネットに過度に依存するようなことだけはしたくない。やはり、泥と汗にまみれた活動こそ人間の活動の原点・出発点であると思っている。 また、人と人との心の触れ合いや友情、愛情(愛欲はほどほどに)も大事にしたいものである。






UNIXライク(UNIXに似た)を目指そう!
世界中でマイクロソフトのWindowsやアップルのMacが家庭のすみずみまで浸透している時代にUNIX系OSのLinuxを厚く重んじている当館は、ちょっと変わった存在である。 しかし、オープンソースは、自己の利益を度外視して世界中に平等に貢献できるものであると確信している。
当館のインターネット接続は、相変わらずのダイヤルアップ接続で、完全な時代遅れである。 実際のところ当館は、あまりインターネットを使っていない。 最近ではメールもほとんど使わなくなった。
正直のところ、インターネットというものに嫌気がさしている。 しばらく先端の技術というものから離れて、スタンドアローンでUNIXライクを目指してみようと思う。 難しいCのソースコードが出てきて、パソコンを使うよりも、なかなか読み進められない本をにらみつけている時間の方が多いのではあるが、やたらパソコンパチパチよりも、このような態度の方が情報科学や情報教育の基本として望ましいのではないかとつくづく感じている。

「個人立」は決して当館の造語ではない!
先日も当館へ来館された方が、当館の看板を見られて、「個人立」というのは大変ユニークだと驚いて言われた。
しかし、この「個人立」というのは、決して当館の造語ではないのである。 8年前に日本博物館協会が出版した「博物館研究5月号」の中に「個人立・日本玩具博物館ー22年の歩み」という題の記事が載っていたからである。

この「日本玩具博物館」は、個人が設立し運営しているもので、スタッフは館長、総務、学芸員、学芸員補、受け付けの5名である。

この記事の中で特に印象に残ったのは、「当館を設立した1974年、この姫路地方には兵庫県立博物館も姫路市立美術館も文学館もなかった。 私は失われていく日本の伝統的な玩具や人形を守り伝えていく砦としてこの地にささやかな施設をつくった。 私財を投じ、人生を賭け、世界的にも認められる内容の玩具博物館を築きあげた。」
筆者はこの記事を読んで大変感動する思いであった。 強い信念を持って、何もないところから形あるものを築き上げていった人間の人生を感じた。

この生き方に大変敬服し、当館もこの「個人立」という語を使わせていただくことにしたわけである。


(H22年4月7日記載)
桜江天体観測所の案内…4、5、6月の星空の見どころ

4 月 5 月 6 月
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬
星 座      春     の     星      座     夏 の 星 座 
28日に満月 28日に満月 26日に満月
水 星 夕方の西北西天の低空に見え、中旬までは高度、光度とも比較的高く見えやすい。 明け方の東北東天の低空に見え、下旬以降は高度、光度とも比較的高く見えやすい。 明け方の東北東~北東天の低空に見える。
金 星 夕方の西天の低空で輝く。
観望好期
夕方の西天で日ごとに高度を上げ、宵の明星らしくなる。
観望絶好期
火 星 かに座を日ごとに順行中。 夕方~日没ごろ南中。
観望好期
かに座からしし座を日ごとに順行中。 宵の南西天に見える。
木 星 みずがめ座からうお座付近を日ごとに順行中。 明け方の南東天低くに見える。 六月中旬以降は日の出時ごろに南中。
土 星 おとめ座付近にあって、21時ごろ南中。
観望絶好期
おとめ座付近にあって、20時ごろ南中。
観望絶好期
しし座付近にあって、夕方ごろに南中。
観望絶好期
天王星 明け方の東天低空に見える。 明け方の東天に見える。 明け方の南東天に見える。
海王星 明け方の東天に見えるが、光度が小さく観望には向かない。 日の出ごろに南中。 光度が小さく観望には向かない。 未明に南中。 光度が小さく観望には向かない。
星雲・星団 おうし座プレアデス星団(すばる)など。
その他 こと座流星群が極大。 みずがめ座η流星群が極大。 26日に部分月食。



※観察時刻と時間は、日没時より約1.5時間です。
※観察希望の方は、「風の国」TEL0855-92-0001か「小さな自然館」0855-93-0795にお申し込みください。
※入所券は、大人300円、子供150円です。 「風の国」でお求めください。

★お問い合わせ先
★お風の国 TEL0855-92-0001
★お小さな自然館 TEL0855-93-0795



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