審友会
限られた時間内に、初心者でも参加しやすい大会にしようと考え出されたのが、ラウンドロビン方式と勝ち上がり方式ドローを組み合わせた大会です。参加者を3組〜4組の小グループに分けてラウンドロビン方式で対戦させ、1位、2位、3位を決め、それぞれ1位トーナメント、2位トーナメント、3位トーナメントを行うものです。この方法だとすべての試合に負けても少なくとも3回か4回はプレーを楽しむことができます。また、ラウンドロビンでは実力差のある相手と対戦し、大敗しても、次のトーナメントではある程度実力の近い組同士の試合ができるのでやる気もおこります。
しかし、ラウンドロビン方式で勝率が同じ組になった場合、どのようにして順位を決めるのか知らないと、「この順位になります」と、主催者側の担当者や相手の言うままになり、納得できないまま次のトーナメントを開始することになることもあるようです。
ましてや、大会がラウンドロビン方式だけで行われる場合には、それで順位が決まり、場合によっては勝者の名誉だけでなく、いただける賞品にも影響してしまいます。日本テニス協会が発行するルールブック「コートの友」には、1996年版からこのラウンドロビン方式における順位の決定方法が掲載されるようになりました
★順位決定方法★
A同じ勝率の組が3名(組)以上の場合
(a)取得セット率(自分が取得したセット数÷自分がプレーした全セット数)の高い方が上位になります。一般の試合では、1セットマッチあるいは8ゲームマッチがほとんどですから、次の取得ゲーム率で決することになります。
(b)(a)が同率の場合、取得ゲーム率(自分が取得したゲーム数÷自分がプレーした全ゲーム数)の高い方が上位になります。
A,B,Cの3組が対戦し、A-Bは、6-3でAの勝ち、B-Cは、6-1でBの勝ち、C-Aは、6-4でCの勝ちとなり、すべて1勝1敗となったような場合。Aの取得ゲーム数は、6+4=10ゲーム、Bの取得ゲーム数は、6+3=9ゲーム、Cの取得ゲーム数は、6+1=7ゲームとなり、一見、Aが1位、Bが2位、Cが3位のように思われますが、それぞれの取得ゲーム数をプレーした全ゲーム数で割ると、A=10/19=0.526、B=9/16=0.562、C=7/17=0.412となり、1位はB、2位はA、3位はCという結果になります。
取得した総ゲーム数で勝敗を決するのではありませんから間違えないよう注意してください。
Bそれでも勝率が同じ時には、じゃんけんかくじ引きで勝敗を決めるとよいでしょう。
ARetire(けが等による途中棄権)の場合は、棄権するまでに取得したゲーム数が記録されます。
A-Bが2-2のとき、BがRetireしたときは、6-2でAの勝ちと記録されます。
