この旅行記にアンコールワットの事はほとんど書かれていません。
私がここで書くより、正確で解りやすい解説をされているHPや本が
たくさんありますのでそれらを見てもらったほうが良いと思って書きませんでした。
代わりに現地での日常や見てきた現実を書くことにしました。
今回の旅行は本当に幸運の一言に尽きると思います。
もう一度同じ事をしても同じ結果になるかはかなり疑問です。
やはりかなり危険な状況が多々あり、ほんの少しタイミングがずれていれば
強盗に遭っていたり、地雷を踏んでしまったりしていたかも知れません。
そんな危険を自分で回避したわけではなく、信用できる人達に出会ったことが
最大の要因だったと思います。シェムリアップでガイドを務めてくれたMr.ラウ、
彼のおかげでシェムリアップでは安全に楽しくすごせました。プノンペンではMr.リョン、
彼にはお礼のしようがないほどお世話になりました。この国ではいかにいいガイドもしくはドライバーにめぐりあうかが私がしたような旅の成否を決める重要事項な気がします。
確かに安全と危険をどこで何を基準に線を引くかが難しいです。私は本当に幸運でした。
誰も知り合いのいない異国の地で見かけた多くの物乞いや障害者、
ごみの中で生きる人々、自分の娘を売る売春宿、ストリートでごみをあさる子供達。
私にとってあまりにひどいカンボジアの現状は精神的にもかなりこたえました。
そんな状況で心の支えになったのはカメラと妻の写真、そして現地の人達の優しさや
子供達の優しい笑顔でした。彼らに出会って現地での行動が心身ともに楽になりました。
彼らは心身ともに疲れきった私に対して思いやりを持って接してくれました。
その気配りや優しさが私の心を癒してくれました。
アンコールワット遺跡群はたしかにすごいスケールですばらしい物でした。
しかしすばらしいものは他にもあります。
もしこの旅行記を見た人でカンボジアへ行く予定があったり、行きたいという気持ちに
なってくれた方がいましたら私個人の意見としてですがぜひ現地の人達と
接して欲しいと思います。アンコールワットや他の観光地だけに目を向けず、
そんな現地の人々にも目を向けて欲しい。深く入らなくてもいい。
彼らに少しでいいから話しかけてほしい。
そうすればきっとMr.リョンやMr.ラウのような人達に出会え、
そこからさらにすばらしい人々に出会えてすばらしい旅になる可能性が
広がると私は信じています。
今はそんな優しかった彼らが目の前にいないのがさびしい。
彼らにはまたいつか会いたい。
最後に
旅行に出るにあたり、長期休暇を取らせてくれたわが社の社長、
仕事のフォローをしてくれた同僚、旅のアドバイスをしてくれた上に私の背中を押してくれた友人、心配して飲み会まで開いてくれた友人達、現地で優しく接してくれた人々、
そして危険な一人旅を頭から反対することなく行かせてくれた家族、
特にわが妻に感謝する。
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