バイヨン(アンコール・トム=仏教寺)の四面仏
※プノンペンに行く前に銀行で100ドルを全部1ドル札で要求。
「いったいどこへ行くのですか?」と銀行員に不思議そうな顔で聞かれました。
プノンペン−シェムリアップ スピードボートに乗る
2000年12月31日 プノンペン
プノンペンでは11月にテロ事件が発生。
12月24日にはディスコで日本人が
ナイフで刺され重傷を負ったそうだ。
手榴弾を投げてくる奴もいるらしい。
安全のため高級ホテル「ソフィテル・カンボジアーナ」に
泊まることにした。
衛星放送で「紅白歌合戦」〜「ゆく年くる年」を見て
除夜の鐘を聞きながら就寝。
2001年1月1日
AM7時
プノンペンからトンレサップ川を北上する1日1本だけの
シェムリアップ行きのスピードボート
(soonlee & penh cheth speedboat)に乗りこんだ。(25$)
※シェムリアップはアンコール遺跡めぐりの拠点です。
このボートは、たまに武装した強盗に襲われるそうなので
すぐに金を出せるよう準備をしておき
パスポートや大金は腹巻型の貴重品入れに隠す。
船内は指定席でせまく、強烈な冷房のため寒い。
屋根の場所を確保する。
空は曇っていてすごしやすそうだ。
ボートには100人前後乗っている。白人が多い。
観光客のほとんどが屋根に陣取る。
やがてボートは全速力で発進。
小型ボート並みの速いスピードが出る。
シェムリアップまで5時間ぐらいかかるらしい。
屋根は寒い!!!
風で体温が奪われる。
鳥肌が立ってきた。
Tシャツに短パンではかなりつらい。
船内に戻り上着をとってくれば良いのだが
移動するには水浸しの通路を伝っていかねばならない。
猛スピードのため川に落ちそうだ。へたに動けない。
「歩き方」には屋根は川に落ちるので危険と書いてある。
「メコンの国(旅行人ノート)」には1時間半後にトイレ休憩と書いてある。
休憩になったら、船内に移動しよう。
寒さを少しでも和らげるために寝転んで、風にあたる表面積を小さくする。
太陽が出てくれることを祈るしかない。
2時間たっても休憩はない。
やがて太陽が雲から抜け出て快晴になった。
10時頃トンレサップ湖に入る。アジアで最大の湖だそうだ。
四方に陸地は見えない。確かに大きな湖だ。
ここで船から落ちたら行方不明になって死ぬだろう。
風向きがかわって、湖水が屋根に浴びせかかるようになった。
びちゃびちゃになってますます寒くなる。
船員から船内に入るよう指示が出て
屋根の全員が手摺伝いにそろりそろりと客室に移動した。
中は相変わらず冷房が寒い。
濡れた体には更に厳しい。
(上着はバックパックとともに荷物庫にある)
トンレサップ湖を2時間以上走り、12時過ぎ着岸。
岸には銃を持った警備兵と
客引きがうじゃーっと待ち構えていた。
ホテルを決める
客引きはオートバイが多いがリュックが邪魔なので
乗用車の客引きに決める。街まで1$でいいと言う。
2、30分がたがた道を走って街に入り
「新豪華酒店(Vimean Thmei Hotel)」の前で車を止められた。
部屋を見にいく。
清潔なツインルーム、エアコン、冷蔵庫、ホットシャワーで25$。
即OKしてバックパックを放り込む。
車の男に1$払うと、
16時から夕日のアンコールワットに往復10$で
連れていってやると言う。OKする。
この男はこれからずっと僕をマークするつもりだ。
最初の1$はそういう意味だね。
ホテルからもマージンをもらえるはずだ。
しかし、彼らの本当の稼ぎはこれからだ。
普通、アンコールの遺跡めぐりには3日以上かけるらしい。
広大なエリアなので歩いては回れない。
長期滞在の金持ち客を捕まえれば相当稼げるだろう。
16時までまだ時間がある。
朝から何も食べていないので食べに行く。
3−5$でビールも飲めて腹が膨れる。
この国の実際の通貨はUS$だ。
1$=3950リエルで1$未満の端数はリエルで払う。
プライドのない国と思えるが、それは賢い選択だ。
US$は安定しているし、もともと物価が安いので
観光客は端数のリエルを切り上げて$単位で払う。
たとえば、遺跡のそばの休憩場で座って飲む缶ビールの
適正価格が2500〜3000リエルだとしても
観光客は請求されるままに1$払う。
ペットボトルの水500ccの適正価格は1000〜1500リエルだとしても
1$で請求されればOKする観光客も大勢いるだろう。
16時、約束通りに運転手はホテルに迎えに来た。
アンコールワット(ヒンズー教寺)に向かう。
途中、検問所があり
証明写真入りのアンコール遺跡の入場券を作らされる。
(3日券40$)
アンコールワットには日本のお城よりも大きなお堀がある。
昔はワニを放し飼いにして他国からの侵略に対し
防衛したのだと運転手は言う。
塔に登ってみる。急な階段で怖い。
アユタヤでも似たような階段を登ったが
こちらの方が急なような気がする。
(若いうちに行くことをお勧めします)
ナーガという複頭のヘビがアンコール遺跡の特徴だ。
ちょうどヘビ年で縁起が良い。
1月2日
朝から車で、でこぼこ道を1時間半かけて
バンテアイ・スレイに行く。
そこでまったく偶然に、神戸の原先生夫妻と遭遇。
原先生夫妻は旅の大先輩で、まだ僕の行っていない ペルーやブラジル、
ブータン、南アフリカなどに行かれている。 少し喋って別れた。
いずれまた、どこかで会うだろうと思っていたが、二度と会わなかった。
タ・プローム
政府の危険勧告が出ているのに
アンコールには日本人が多い。
このまま平和なら
カンボジアは観光地として今後発展するだろう。
すばらしい遺跡があって
人々の笑顔が良い。子供が無邪気だ。
アンコール・トム南大門のナーガ
1月4日 バンコクへ飛ぶ。
空港のX線検査で蚊取り線香のカンがひっかかる。
地雷に見えたのか?
そう言えば、蚊取り線香は1回も使わなかった。
シェムリアップは快適な村だった。
※ プノンペンのどこかはわからないが、
60ドル出せばバズーガー砲を撃たせてくれるところがあるらしい
(未確認情報)