あとがき



私は飛行機は小学校の頃から好きでしたが、ずっと軍用機(大戦機)専門のプラモデラーでした。
中学校の頃から、比較的近所だったアメリカ軍の厚木基地オープンハウスや国際航空宇宙ショー、自衛隊の航空祭にボチボチと行くようになりましたが、余り最新鋭戦闘機というものには興味が湧きませんでした。ましてや民間旅客機は完全に守備範囲外でした。

社会人になると模型を作る時間も限られてしまいます。今まで製作した模型を使って限られた時間で出来ないか、と思い買ったのが一眼レフカメラとマクロレンズでした。
その時からカメラの面白さに引き込まれ、間もなくズームの望遠レンズを購入、今まで思いも寄らなかった自衛隊の航空祭通いが始まりました。

社会人になって以来10年以上、私は群馬県に住んでおり、群馬県には飛行機撮影に向いた基地・空港が無く、羽田、百里、厚木などに遠出するしかありません。そんな中で特に気に入ったのが新潟空港と松本空港です。
どちらもロケーションが素晴らしいのですが、新潟は海と夕日、松本は北アルプスの山という全く異なる魅力を持っています。

まず新潟空港ですがロシアのツポレフTu-154とイリューシンIL-76が魅力で、これを狙って土曜日に何度も通いました。特に夕日の綺麗な秋口には月に2回以上、200kmの道程を往復したこともあります。
新潟空港をホームベースとするKozo氏に出会い撮影のアドバイスを頂いたり、同人誌Canopy(現在はホームページCanopyとして運営)に投稿させていただいたのも良い思いでです。

1994年にはアメリカ空軍のデモンストレーションチーム、「サンダーバーズ」が来日し、これを期に大口径・短焦点・超望遠レンズとプロ使用のカメラボディを購入。

新潟空港の魅力にとりつかれた頃、松本空港の立地条件を見て是非撮影に行きたいと思いましたが当時(1993年)は滑走路延長工事中で空港再オープンを首を長くして待っていました。
ようやく滑走路が延長され、便数も一気に増えた松本空港は期待を全く裏切らない素晴らしい空港でした。
このホームページに紹介した写真は天気予報を確認して、特に中央アルプルに雪が積もって天気も良い日を狙って通った成果です。

そんな頃、地元前橋市の群馬ヘリポートで大々的な開港5周年記念イベントが企画されたので、前の日から会社を休んで予行演習を見たり、外来機を見たり、そして当日は会場内、外周道路からたっぷりと写真撮影をしました。普段は日に2〜3回の離着陸しか無い小さなヘリポートが多数のヘリで賑わい、数年分の撮影が出来た気分です。
その後、自分の勤める会社で企画された遊覧飛行があり、私は遊覧飛行に参加する代わりに外周道路からヘリの離着陸を存分に撮影出来ました。この時、背後の赤城山は雪化粧して美しい景色を提供していたのですが、名物「赤城おろし」の強風の中、望遠レンズをしっかり持って撮影するのに苦労しました。ヘリの操縦もさぞかし大変だったと思います。

1997年からは仕事の関係で海外勤務となり、アメリカ合衆国カリフォルニア州のシリコンバレー勤務となりました。
群馬県に居た頃と比べ、通勤途中サンノゼ空港の脇を毎日通る、という今までに無い飛行機との距離の近さ、しかも年間晴天率300日、2〜3ヶ月に1度は飛行機で出張するという好条件になったのです。
しかし今度は、あまりにも飛行機が身近になりすぎてかえって、また航空ショーに出かけたり山の写真を撮りに行ったりと、空港撮影からは少し遠ざかった気もします。実際サンノゼで撮影した写真枚数は新潟での撮影枚数には遠く及びません。

このページを立ち上げる直前の2001年9月11日、航空機を使った同時多発テロ事件という悲惨な事件が発生し、アメリカでは飛行機の運用、空港の環境、航空会社の存在などが急速にかわりつつあります。
今後サンノゼ空港、その他米国の空港の撮影環境がどのように変わっていくのか?あるいは全然変わらないのか?その結果もこのページで伝えていければと思います。


2001年9月25日 記、2002年8月2日 追補



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