2005年度 酔っ払い事業推進委員会 非公式行事推奨
GWは、中島らもと旅にでよう!
作:ジミ・ヘンデルセン(『ラモーンズ』ファン)

今年のGWはやや変則的だったのだが、社長には「腹が痛いので」という
当日休暇スペシャル作戦を使って
いきあたりばったりのアフリカツアーにでることにした。
細かいことは気にしない性格なので、普通の人が気にするようなことは
いっさい問題なくツアーは決行された。
だいたい、みんな気にしすぎるから行動がついてこないだけなのだ。
なんでこんなに簡単に事が運んだかというと
それは占いによってすべてが明らかにされていたからだ。
僕は去年の暮れから、ここには詳しく書けない奇跡の人が主催する勉強会にでていて
もちろん最初は信じていなかったのだけど
その数々の奇跡を見てしまっては信じるほかない。
みんな知っていることだが、最初は全て「新興」だ。
だから胡散臭がっているが、200年も経てばけっこうクラシックだ。
エアロスミスだってももう、ロッククラシックですよ。
とにかく、親や友人は「そんな怪しいものは・・・」とかいうことをいうが
僕には関係ないことだ。
どんなに怪しいことでも僕に対する最大の処罰はそれを決めた
僕自身の行動の失敗にとどめるべきであって、それ以上であってはならない。
僕は他人にそれを強要することは絶対にない。
信仰それ自体にはなんの制限あってはいけないだろう。
ま、人によっては仲間を増やすことが自分の利益になるのだろうが
その人も私もそんなことにはなんの興味もないのだ。
その人がいうには
「ずいぶん苦労ではあるがあなたはアフリカにいく運命なので
いけない理由はない。やらなきゃいけないことはやれるんだよベイビーイッツオーライ」
ということだったので、みんなが心配するようなことはなにもない。
アフリカは広い。昔、中学の頃の「世界地図帳」をひっぱりだしてみてみるとわかる。
とりあえず、僕はケニアにいくことにした。
そして東京-カラチ-ナイロビの航路ですんなりとケニアに到着した。
最近はいろいろと乗り物の事故が多いので
近くの神社でお守りを3個買ってから飛行機に乗って
飛び立つ直前には十字を切ってお祈りをした。
「おじいちゃん僕をお守りください。」
ナイロビは以外にもそんなに暑くなかった。
むしろ、日本のほうが暑いくらいだった。
出発前の東京の気温は27℃くらいだったと思うが
ここは18℃くらいだ。
ナイロビは高地ですねん。1700mくらいあるからですねん。
ホテルはリバーサイドがいいと昔から決まっていたが
そういうわけにもいかずに旅行代理店の人に
「ジャンボ!ドッカイイ ホテル アリマセーンンカ」と流暢に聞いたところ
軽く無視されとても不愉快な気持ちになったところ
「お待ちしておりました」と、一人のスーツを着た
からくりテレビのボビーそっくりの青年が声をかけてきた。
「どうして僕をお待ちになれるのですか」
覚えたばかりのスワヒリ語が思わず口をついてでた、これには僕も驚いた。
僕がここにくることは、
ここナイロビから約400kmくらいはなれたビクトリア湖のそばの
キスムに近い村の呪術師がわかっていたのだという。
日本の「その人」もわかっていたのだから
ケニアの「こっちの人」がわからないわけもないので
僕はボビーに似た人についていくことにした。
僕はボビーというと『ボビーに首ったけ』を思い出してしまうが
それは僕が年をとっているからで
いまどきの人たちはそんなことを思うことはないのだろう。
こんなことをどうしてケニアにきてまで思い出さなければならないのか
まったく意味のない頭をしているなあ。
到着した日は、案内されたナイロビのビジネスホテルに泊まって
地下一階の大浴場に入ってくつろいだ。
夜は治安が悪いというので、部屋からは一歩も出ずに眠ることにした。
なんだか不気味な気配がする。
これは、治安がいい日本でも感じたことがある。
飛騨高山の山奥で初めてキャンプツをしたときの感じににている。
キャンプを張った場所は近くに川があって道路から100mくらい外れた
普通なら誰も入ってこないような場所で
もともとが山の中なくらいだから、夜8時くらいでもじゅぶんに薄気味が悪かった。
テントの中に一人でいるとあまりの心ぼそさに
聞こえるわけのない生き物の息遣いが聞こえるようだった。
そんな気味の悪さがこのビジネスホテルにはあった。
僕はカバンからブラックニッカの小瓶を出して口をつけてごくごくと飲んだが
やっぱり強すぎるので慌てて水を飲んだ。
それから30分後には電気をつけたまま眠りこんだ。
2日目はいっきにその呪術師に会いに行くことになっていた。
あまり寝た気はしないが荷造りをして
ボビーが待ってるロビーに向かったナリー。
ボビーが運転するの助手席で僕はすっかりと眠り込んでしまった。
しかし、助手席ってのはどうしてこんなに眠くなるのだろう。
次に気がついたときは、サバンナのなかの大きな家だった。
ボビーが荷物は持たなくていいからとにかくなかに入れと言った。