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浪人できるということがちょっとうれしかった。
特に勉強が好きというでもないのに
大学には、いけるならいったほうがいい、というような世の中だから
そういう考えに乗っかってすすむには
親の説得もそんなに苦労しない。
とりあえず、家から近い、といっても電車で30分くらいで
大手の3分の一の費用で通えるという評判の予備校に申し込みをすませ
自称多彩な俺としては
近所の中学の友人を誘って、立川のロックインで
その頃売れまくっていたヴァンヘイレンモデルの安いギターを購入した。
どうせ、一年間勉強しかしないなんて、できっこねえんだ俺。
が、はっきりいって弾けるわけねー。
いくら一年間は勉強をするふりして過ごせばいいとしても
ヴァンヘイレンのようには一年ではなれない。
3流くらいの大学には入れても
ヴァンヘイレンのようにはギターは弾けない。
そもそも、なんでチューニングしなきゃねんねえの?
ギターを弾き始めて数日で俺はもうギターを諦めてしまった。
だってその頃のギターマガジンやヤングギターには、難しい曲しかねえんだもん。
スラッシュになんてなれねえよ。
そんななか、唯一弾いてて気持ちよかったのは
じゃっじゃー ジャジャジゃー ジャジャジャーン という単純なリフの繰り返しの
ジャンピングジャックフラッシュだった。(気がする)
かくして、俺のフェイバリットはローリングストーンズにあいなったのであった。
時が過ぎ、はたして大学に合格していた。すげえ!
マークシート2科目というまさに俺の為のような受験システムな大学。
とりあえず、バンドをやろうという感じだったので
いくつもあるサークルのなかから
新入生歓迎ライブのなかでレッドツェッペリンがばしっと決まっていた某サークルに入った。
本当にやる気のあるバンド志向の人であれば
サークルなんて入らないで仲間を集うという手もあったろうが
俺は多彩だが凡才、大胆ぽくて臆病者だったので
つねにだいたいメインストリートを歩くという方法しかないってわかってた。
そして、この頃俺はもともと自分では適正があると思われた
ボーカルでいけばいいんじゃねえの、とかなり強く思うていた。
奇跡的とも思えるように
俺の選択した奇妙な学部、しかもそのクラス、少数でたぶん100人以下で
男子、女子半々くらい、で男子のほとんどが音楽好き芸術すき系。
つうか、学部って国際文化学科だぜ。何これ、どういう事なんだ。
国際の文化に興味がある人間はやっぱり音楽とか芸術が好きっつう事でOK?
そしてさらに、ある意味運命的にストーンズが好きなギターを希望な人間がいた。
K、としておこう。
彼を誘って、そのサークルに入った。
そんで、なんともう一人自称ストーンズ好きのIがそのサークルにいて
あっという間にストーンズのコピーバンドができた。
ちなみに、ベースとドラムはサークルより提供されるわけです。
続く、かもしれない。051215
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