御在所岳登山(裏道ルート) 《 00年07月 》

 

 一泊二日で御在所岳に出掛けました。目当てはガイドブックに紹介されていた『可憐なお花たち』。でも今回は季節外れで、まずは偵察といったところです。

 菰野の道の駅で情報を仕入れて、お昼頃に湯ノ山温泉に到着しました。温泉街手前に『蒼滝』の標識を見つけて、まずは滝を見に行きました。広い駐車場に車を停めて、しばし滝まで整備された道を歩きます。途中に不動さんが私たちを見下ろしていましたので、まずはパチリ。

 蒼滝は落差50mある見事な滝でした。名前のとおり、蒼く澄んだ水を豊富にたたえていました。素晴らしい好天で暑かったのですけど、素敵な冷気をプレゼントして貰いました。

 蒼滝を後にして、温泉街に入りました。ロープウェイの駐車場は有料とのこと、交通整理の観光協会の方が、「宿泊を予約しているなら、そこの駐車場を使ったらいいよ。」とアドバイスして下さいました。

 今夜のお宿の場所を確認して、そこの駐車場で、しばし作戦会議です。当初はロープウェイで山頂に上がる予定でしたけど、あまりの天気のよさに登ることにしました。

 ルートは表道・中道・裏道の3ルートがあります。今回は急登の少ない『裏道』を選びました。再び蒼滝の駐車場に戻り、登山靴に履き替えて1時半に出発です。

 裏道は木陰が多くて快適です。鳥のさえずりが絶え間なく響き、しばらくするとヒグラシの大合唱です。根元から枝がわかれる『蛸杉』も気持ちをなごませてくれました。

 御在所岳はロッククライミングの本場でもあります。途中中道の方にひろがる岩場、藤内壁は壮観です。こちらの裏道でも『うさぎ岩』とかでクライミングの練習をしている人がいました。そういえば、ここ御在所岳は世界7大陸の最高峰すべてを制覇した人のホームグランドだと聞いた覚えがあります。

 『国見峠』に近づくと、熊笹が増え、うぐいすの鳴き声が響きます。国見峠から御在所岳山頂を望み、石門を目指します。素晴らしい眺望と1輪のユリの花、赤トンボ(アキアカネ)の乱舞が私たちを迎えてくれました。

 国見尾根沿いに『天狗岩』や『ゆるぎ岩』を目の当たりにして、自然の造詣を楽しみました。絶妙のバランスです。

 展望を満喫して、いよいよ下山です。途中道を間違えたのか、かなりの急登を下ることになりました。ところどころにある赤のテープが頼りです。なんとか元の道に戻り、日が暮れる前にお宿に入ることができました。ホッ。

 ゆっくりと温泉で汗を流し、山歩きの心地よい疲れを癒しました。

 翌日はお宿の駐車場に車を置かせて頂いて、歩いてロープウェイ駅に向かいました。素晴らしい好天の中、ロープウェイで御在所岳に上がります。所要時間はたった12分です。昨日の山歩きが嘘のようです。ゴンドラの中から中道を登る人を見つけて、とても共感してしまいました。

 残念ながら琵琶湖は望むことはできませんでしたが、頂上からの眺めは素晴らしいものでした。カモシカセンター付近で可憐な高山植物も見ることができ、ちょっと目的達成です。

 1時頃、下山して駐車場に戻りました。しばし温泉街をドライブして、『潜戸(くぐりど)の滝』に向かいました。小さな滝でしたけど、さわやかな冷気が私たちを癒してくれました。

 次はぜひ、お花の季節に来たいものです。


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