カタクリと福寿草の旅 《04年5月》

 カタクリの旅

 居谷里湿原でゴゼンソウやミズバショウそしてリュウキンカを満喫した後、今日の宿泊先白馬に向かいました。ホテルの駐車場に車を停めると、すぐそばの小さな花壇に2株のカタクリが可愛く咲いていました。今回の旅行のお目当てのひとつと無事ご対面。まずはひと安心です。明日は朝食前に五竜のカタクリ園に出掛ける予定、期待が膨らみます。

 翌朝、とても爽やかな空気を吸いながらカタクリ園に向かいました。6時半頃に予定通りカタクリ園に到着。たくさんのカタクリが咲いています。でもちょっと様子が変。山肌一面に確かにカタクリの花が咲いているのですが、だらしがないのです。よく写真集に載っているような、形良くピンと反り返ったカタクリがひとつもありません。
 まあ「時期が違ったのかなぁ」と少々あきらめて、(そんなはずないでしょ!)山肌を歩くことにしました。するとカタクリの他にもゴゼンソウや可愛いお花がいっぱい咲いて、楽しませてくれるではありませんか。

 ふと目を上げると山の中腹にカモシカが静かにたたずんでいます。こうなるとカタクリのことはそっちのけで、カモシカにレンズを向けました。10分程して姿を消すまで、私の気持ちを十分楽しませてくれました。こんな人里近くまで降りてくるんですね。

 カモシカが姿を消して、ふとカタクリに目をやると、先程まで地面に向かって伸び切っていた花びらが、僕のイメージ通り綺麗に反り返っています。なぁーんだ。まだ起きていなかったんです。太陽の光を十分に浴びて、しっかりとお目覚めです。そうなんです。これこそカタクリのお花です。

 今日の教訓。カタクリも寝るんです。

 福寿草の旅

 カタクリと同様に、この目でまだ見ていない「福寿草に会う」というのが、今回の旅のもうひとつのテーマです。ということでホテルをチェックアウトした後に向かった先は「姫川源流」です。ガイドブックによると、ここで福寿草に会えるはずです。ただ私のイメージは雪解けの林の中に咲く福寿草です。ここ姫川源流には雪は残っていそうもありません。ちょっと心配になります。でも姫川源流の入口の脇に黄色のお花が咲いていました。そう!福寿草です。とてもハッピーな気分になってビデオに収めました。

 姫川源流の中に歩を進めると、とても綺麗な清流が現れました。白馬の雪解け水でしょうかとても綺麗です。綺麗な水に感激していると、先程ここで見逃してはならじと、ビデオに収めた福寿草が一面に咲いていたりします。
 「あらー」ガイドブックにはそれこそ「貴重なひと株」といった感じの写真が載っていましたので、おいそれとは見れない「お花」だと思っていました。ところがどっこい群生しているではありませんか。まぁたくさん咲いている中から、ここぞとばかりのワンショットをモノにするのがプロなのでしょうね。
 でも群生していようと、福寿草を見れた感激には変わりありません。なかにはカタクリと仲良くツーショットって感じの福寿草もいましたし、日陰にはわずかに雪が残っていて「雪を割って咲く福寿草」ってイメージを感じさせてくれる観光客孝行の福寿草もいてくれました。
 ありがとうって感じです。

 二枚葉(苞)のミズバショウの旅

 姫川源流を後にして、二枚葉のミズバショウがあるということで、落合湿原に向かいました。ここからはオマケです。ミズバショウは居里谷湿原でい〜っぱい見たからいいでしょって思うのですが、「ここでしか」二枚葉のミズバショウは見れないのという言葉に従ってクルマを走らせます。

 こうなれば見るべきものは見ましょうと、寄り道しながら進みます。お昼をどっかで食べようと、お店をチェックしながら落合湿原まで来るとお店がなくなってしまいました。しばしお預けとあきらめていたら、落合湿原の入口で農家のおばちゃんが露店を出していて、愛想良く呼び掛けてきます。その声にフラフラと座り込んで、おやきと漬物とソバ茶でランチタイムとなりました。ここで二枚葉(苞)のミズバショウがどのへんに植わっているかとか情報を仕入れたり、帰りのお土産の交渉をしたりしました。今日のおばちゃんの売上は良かったようです。

 おなかも満たされて幸せになって落合湿原に入ります。たくさん咲いているミズバショウの中から、おばちゃんの情報どおり二枚葉(苞)のミズバショウ発見。ホウ!確かに二枚葉(苞)です。ここにしかないっていうミズバショウをちゃんとチェックして家路に着きました。

 今回の旅の締めは「南部の湯」。ゆっくりと旅の疲れを癒して、安全運転で帰宅しました。


 

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