平成17年度
   ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート呼称資格認定試験
   2次試験への道しるべ   −−@テイスティング試験概観  



    
平成17年度 2次試験受験者用
ソムリエ・WA/WE テイスティング試験 
過去8年分 出題ぶどう品種('97〜'04)データ 無料配布中!

こちらからファイルを開いたあと、A4用紙横向きで印刷してお使い下さい。)
(警告めいた文章が出ますが、発信元はwww.geocities.jpです。信用して構わないと思います。)




■2次対策って何をすればいいの??■



受験生の皆様、1次試験、本当にお疲れさまでした。
2次試験も近いですが、3〜4日は休息をとるのも全然アリかと思います。
アッという間だった夏の終わりを、少しだけ満喫してみてはいかがでしょうか。

といっても、やはり2次試験はもうすぐです。
数日間休んだら、また試験モードの自分を創っていかなければなりません。
「絶対落ちた〜」なんて言ってる人も例年少なからず受かるのがこの試験ですから、
手ごたえがイマイチだった人も、知識の確認・補充を少しでもコツコツとやっておきましょう。
「講習会では触れたけど1次試験には出なかった」ところがとりわけ重要です。


――テイスティングは??
次にテイスティング対策について。おそらくはこれが皆さんの最大の関心事でしょう。
この点、“効率のよい(=費用的、時間的に)”テイスティング対策のポイントは、次の4つです。

◆“効率のよい”テイスティング対策のポイント◆

1) 自己採点70点未満の人は、1次合格が決まってからワインを購入する 
2) ハーフサイズのワインを中心に買う
3) ワインの幅を広げすぎない
4) 品種判定対策だけでなく、コメント選択の対策も怠りなく、かつ要領よくやる
以下、それぞれについて詳述していきます。


1) 自己採点70点未満の人は、1次合格が決まってからワインを購入する
 1次合格発表前に何万円分ものワインを買ってしまったのに、そもそも1次に落ちてしまった、なんていうのでは
非常にブルーです。品種判定は、10日間も本気で取り組めばワイン初心者でも1つ2つは当たるようになりますので(多くの場
合)、ワインの購入は1次合格確定後でも遅くないと筆者は考えます。
(念のため申しますが、「10日本気でやったら必ず1つは当たる」なんてことありません。全部ハズす可能性だってなくはないと思い
ます。しかし、だからといって20日やったぐらいでは大差ないと筆者は思っています。)



2) ハーフサイズのワインを中心に買う
 これは単純に費用を安く抑えるためです。この意味では別に750mlで1300円ぐらいのヴァン・ド・ペイでも構わないのですが、
どうでしょう、やはり皆さん、どちらかというと、各品種の代表的銘柄を試しておきたいのではないでしょうか?(筆者はそうでした。)
例えばソーヴィニヨンブランならサンセール、とか。 「実際はソーヴィニヨンブランの特徴が出ているワインはサンセール以外にも
あるのかもしれないけど、でも試験にはメジャーなAOCが出そうだし、やっぱサンセールを飲んどこうかな」 みたいな。
そうするとやはりそのAOCのハーフサイズになりますよね。ただ、それ1本だけではどうにも味をつかみにくい、という場合には、
750mlで1000円前後のヴァン・ド・ペイ(その品種100%に近いもの)なんかを追加購入するのもよいと思います。



3) ワインの幅を広げすぎない
3)について。ある意味ここが一番重要、というか、皆さんの関心分野かと思います。いってみれば、出題範囲ですからね。
参考までに、筆者が独断的かつ具体的に、そろえるべき品種を挙げておきます。

◆赤ワイン◆
1必須 カベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドーの適当なもの)
2必須 メルロ(ボルドーの適当なもの)
3必須 ピノ・ノワール(ブルゴーニュのもの)
4必須 シラー(クローズ・エルミタージュなど)
5必須 グルナッシュ(コート・デュ・ローヌなど)
6必須 ガメイ(ボージョレなど)
あれば尚可 カベルネ・フラン(シノンなど)
あれば尚可 サンジョベーゼ(キャンティ)
あれば尚可 (豪)シラーズ・・・特にソムリエの人。WA/WEではもう2回出ているのに、ソムリエのほうはまだ1回も出ていません。
微妙 テンプラニーリョ(スペインの適当なもの)
微妙 ジンファンデル(カリフォルニアの適当なもの)
微妙 ネッビオーロ(高価なワインはおそらく出ない)

◆白ワイン◆
7必須 シャルドネ(シャブリなど)
8必須 ソービニヨン・ブラン(サンセールなど)
9必須 ミュスカデ
10必須 リースリング(アルザス・リースリング)
11必須 ゲヴュルツトラミネール(アルザス・ゲヴュルツトラミネール)
あれば尚可 アリゴテ(ブルゴーニュ・アリゴテ・・・・フランスの品種だし、一応)
あれば尚可 リースリング(ドイツ・・ドイツ年だし、1000円ぐらいの「リースリング・クラシック」等を飲んどいてもいいでしょう)
微妙 ソービニヨン・ブラン(ニュージーランド・・・そろそろ出ても全く不思議はないと思います。しかし、出るとしてもおそらく
    “フランスのSBに近い、典型的なソービニヨン・ブランっぽい特徴があるもの”だと思うので、普通に仏のSBを飲んでおけ
    ば、とりあえず品種を当てることはできると思います。)
微妙 ヴィオニエ(ヴィオニエを中心とするAOCは高価ですし、かといってヴァン・ド・ペイは試験には出にくいと思われます。)

上記のような試験用ワインについては、すでにいくつかのワイン屋が試験対策セットをネットでも売り出しています。
テイスティング対策と称して授業中に100種類以上ものワインを出す(そこでも利益をとる)多くのワインスクール
に比べますと、かなり納得感のある姿勢でチョイスしていると思うので、そういった店からセットを購入するのもよいと思います。
ちなみに筆者のおすすめは、東京のル・ヴァン・ヴィヴァンというお店のセットで、これで上記の必須1〜10までが揃います。
各品種ともほぼ典型AOCの王道を選んでいるので、これで素直に学べばOKだと思います。なお、ここで買う人はシノンゲヴュル
も一緒に買って送ってもらいましょう。不安な人はアリゴテも。 キャンティは、ここで買ってもいいですが、キャンティならおそらく
近所の酒屋でもっと安く買えると思うので(1000円ぐらいで。クラシコの必要はないと思います。)、皆さん地元で買いましょう。
また、ラングドックのグルナッシュでは不安という人は、それとは別に このコート・デュ・ローヌ なんかも買うと安心できるかと思いま
す。
*筆者はル・ヴァン・ヴィヴァンとは何ら関係はありません。お店の存在だけは以前から知っている、という程度です。



4) 品種判定対策だけでなく、コメント選択の対策も怠りなく、かつ要領よくやる
最後、4)について。まず品種判定対策について。これは必ずブラインドで訓練しましょう。そうしないと本番できっとあせります。
理想は、複数のワインを並べて、ランダムにブラインドで飲む(そして予想する)訓練を重ねることです。筆者が指導している
受講生にはそれを一人で簡単にやる裏技的方法を教えていますが、その他の方も、いろいろ工夫してやってみましょう。
 次にコメント選択について。これは必ず、2次試験のテイスティング解答用紙(コメント等が羅列してあるもの)と同じものを使って
練習(分析・暗記)しましょう。「赤だったらブドウが何であれまずはコレ、コレ、コレ、さらにカベルネだったらコレ、コレ、コレあたりを
チェック・・・」というように、選ぶべきコメントをだいたい覚えておくのです。この点、選択肢なしでゼロからコメントする訓練をする人も
いますが、試験対策という観点からは、的外れとまではいいませんが極めて迂遠なやり方であることを認識して下さい。
また、変にはりきってテイスティングの本などを買ってくる人もいますが、そのような本は基本的には必要ありません。本よりも解答
用紙&模範解答と向き合って下さい。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/wine/ ←ただ、ここあたりを参考にするのは悪くないかもしれません)。
 なお、色・外観・味わい以外のコメントですが、アルコール度数と温度は大体で、料理とヴィンテージはわからなければ勘で答え
てしまいましょう。色・外観・味わいのコメントを相応に正解して品種を1〜2種類当てれば、テイスティングはとりあえず及第点と
いえるかと思います。  



・・・その他、土日のデパートに足を運んで試飲ワインをうまく活用したり、そこにいる有資格者の店員にアドバイスを
受けたりするのも非常に有効です。ワイン売り場の有資格者の先輩方は、悩める後輩に親切に教えてくれることが多いので、
仕事の邪魔にならない程度に先輩方に助言を受けて、来年はあなたが後輩に教えてあげましょう。


さて、次のページでは、上記「品種判定対策」について、もう少し深く掘り下げます。


★ソムリエ試験に知識ゼロから10日で受かるミニ講座  各ページへ
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 >>【2】 暗記効率を「時間」から考える (←シャトー・ヌフ・ドゥ・パプの語呂、1次試験でお役に立ちましたでしょうか?)
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 >>★2次試験への道しるべ−−Aテイスティング試験〜品種判定対策詳述