はじめに、
ダヴィンチの絵を解くための3つのポイント

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵の謎を解くのに、自分が重要視しているポイント3つあります。

①絵に描かれた人物の視線

目は口ほどにものを言う・・・ともいいますが、まさにその通りで、絵に描かれた人物の視線の先に何があるのか追ってみることです。

②人物のポーズ、特に手の動き


体のポーズ・手の表現は、その人物が置かれた状況・・・驚き・悲しみ・喜び等々を、絵を見るものに伝わるように工夫されています。特にダヴィンチの絵は、手の動きが重要です。

③弟子や他の画家が描いた絵との比較

1枚の絵を題名通りに見てるだけでは、表面的にしか見れません。

たとえば、下の画像1枚を見ただけだったら、「なんだこれは?この絵は『アテナイの学堂』で、古代ギリシアの哲学者たちを描いた絵だ、イエスがいるわけないだろう!」と思うのが当たり前です。それは題名の『アテナイの学堂』という意味から見れば、イエスがこの中にいるはずがないからです。
ただし中央には、天を指す人差し指のプラトン兼ダヴィンチがいます。 そして等間隔に並んでこちらに視線を向ける3人は、この絵の中で特別な意味を持っていることは明らかです。 

ダヴィンチに関連する絵は題名にとらわれていては特別な意味は見えません。 特別な意味を解くには、このアテナイの学堂を描く以前の彼らがどんな絵を描いていたのか、その流れを見ないと到底理解できない話です。
ある人物に別の人物を兼任させて描く方法及び、異時同図法を1475年『東方三博士の礼拝』でボッティチェリがしています。ヴェロッキオ工房で一緒だったダヴィンチはボッティチェリの影響をうけて、ある人物に別の人物を兼任させて描くようになり、異時同図法も応用をきかせてきます。

それが、『マギの礼拝1481-82年』→『岩窟の聖母1483-86年』→『最後の晩餐1495-98年』→『聖アンナと聖母子と洗礼者ヨハネ1507-08年』といった絵に現れてきます。

ボッティチェリの影響を受けたダヴィンチ、ダヴィンチの影響を受けたラファエロですので、彼らの初期のころの絵から見ていく必要があるのです。

ただしダヴィンチが描いた絵が、全部が全部、隠れた意味があるわけではありません。
仕事で請け負った個人の肖像は別でしょう。初期の聖ヒエロニムスはよくわかりません。
ラファエロ・ボッティチェリも大多数はごく普通の絵です。
話を戻しますが、ダヴィンチ関連の絵は、1枚の絵を題名通りに見てたら表面的なものしか見えません。
弟子や他の画家が描いた絵との比較をすることによって、特別な意味が見えてきます。
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