あの感動を再び
Kevin's Speeches

 
This is the highlight of my day. I hope it is not all downhill from here.

 

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1996年アカデミー賞助演男優賞受賞スピーチ

さて、カイザー・ソゼが誰であろうと、今夜は上機嫌で酔っぱらうことでしょう。

誰がカイザー・ソゼかと、私はよく質問されます。その答えについては、私はいつもあいまいなままにしてきました。 しかし、今夜、私にとって、カイザー・ソゼが誰なのかをお話ししましょう。後ろで糸を引いている人物、あやつり、いつもわれわれを上から見ている人物、我々に命と活力を与えてくれる人物。私にとって、カイザー・ソゼとは、ブライアン・シンガー、この映画の監督です。彼の友情に私は感謝します。そして、私にこの並外れた役を与えてくださったこと、私がなれると思っていた以上の俳優にしてくださったことに、感謝します。こんな瞬間を、これまでの人生、私はずっと夢見てきました。

私のマネージャーのジョアンと、エージェントのブライアン・ガーシュにも感謝します。そして、母への個人的な気持ちとして――あなたが今夜ここにいてくれて、私はとても誇りに思います。本当にありがとう、お母さん。(喝采のため、中断し、繰り返している)

本当にありがとう、お母さん。16才の時、私をベンチャー・ブールバードの演技のクラスに車で送り迎えしてくれましたね。それは、いつか成果となって返ってくると私は言いましたよね。これがそのご褒美です。ありがとう!
 
 

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スピーチの中盤、ケヴィンの声がうわずっています。ほんとに嬉しかったんだなって、聞いているこちらまで、胸がいっぱいになります。
 


2000年アカデミー賞主演男優賞受賞スピーチ

これは、私の栄えある日々の中でもとりわけ素晴らしいできごとです。願わくば、これ以後すべて下り坂ではないことを。まず最初に、私の演技に影響を与えた人物に、これを捧げたいということを言っておきたいと思います。友であり、恩師であり、父の死後はいくばくか父のようであった人物。『アパートの鍵貸します』における彼の演技は、これまでで最も素晴らしいもののひとつとしてとどまっています。ジャック・レモン、あなたが今どこにおられようとも、ありがとう、ありがとう、ありがとう! 

友人たちには、私の一番悪いところを指摘してくれたことに対して感謝します。私を愛してくれているがゆえに、そうするのだと私にはわかっています。だからこそ、私はレスターを演じたかったのです。我々は彼の悪いところを見ることになるが、それでも次第に彼を愛するようになるからです。

私の考えでは、この映画は、どの人物のどんな行為も、事情を抜きにすると、いかに非難すべきものになるかということを語っていますが、この映画の喜ばしい点は、それが本物の美であるということです。そして、我々は本物の美を、サム・メンデスによる、この並外れた台本の中に見い出します。いえ、アラン・ボールです。でも、彼が書いたように思えませんか。

えー、私は――、私は役者であることをとても誇りに思っており、自分の仕事を懸命に守ろうとしてきました。そして、私は――。ぼうっとなってしまって、なんだか言葉が出てきません。

ダイアン、正しいことに関心を持つということを教えてくれて、感謝し、愛している。それから、お母さん、授賞式にあなたを同伴することについて、人がなんと言おうと、私は気にしません。あなたを愛し、誇りに思うから、いつだってあなたを同伴するつもりです。ありがとう、ありがとう、ありがとう!
 
 

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二度目だから、前より余裕たっぷりのスピーチになるかなと思っていましたが、前と同じくらい感激で胸がいっぱいといった様子でした。受賞後のプレス・インタビューでは、うっすらと涙がにじんでいたように見えました。


1991年トニー賞助演男優賞受賞スピーチ

私はプロの俳優としてのキャリアを10年前にスタートさせました。ちょうどこの6月でした。会場を見回しますと、過去10年間、私に数々のチャンスを与えてくれた多くの人たちの顔が見えます。みなさんに感謝したいと思います。あなたがたの多くの寛大な心なしには、この受賞は不可能だったでしょう。

なかでも、その才能と鑑識眼で、私がやりたいと思う仕事を望むやり方でやらせてくれたマネージャーのジョーン・ホリウッズに感謝します。それから、エージェントのケヴィン・イヴァンを始めCSAのみんなに。

『ロスト・イン・ヨンカーズ』! そのキャスト・スタッフと毎晩仕事ができたのは、大きな喜びでした。舞台監督のピーター・ローレンス、ジム・ウーリィ、ケイティー・スティーヴンズは、毎晩仕事に来ることが楽しみとなるようにしてくれました。衣装担当のペニー・デイビスと私の衣装係ケヴィン・オブライエンは、毎晩私をかっこよく見えるように気を配ってくれました。

(会場に向かって)ニール、私が最後に賞をもらったのは、18歳の時です。南カリフォルニアのチャッツワース高校に在学中のことでした。秋の演劇祭で『ジンジャーブレッド・レディー』からのモノローグを演じ、最優秀男優賞をもらったのです。だから、あなたに二度目の感謝を捧げます。
[訳者註:『ジンジャーブレッド・レディー』も、『ロスト・イン・ヨンカーズ』と同じくニール・サイモンの作]
 
 

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内心はわかりませんが、アカデミー賞の受賞スピーチの時と比べると、ずっと落ち着いた話しぶりでした。
 
 
 


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