フロリダ道中膝栗毛

2001年12月20日(木)

デルタ航空DC10は夕闇のジャクソンビル国際空港にどすんと着陸しました。成田を出発して15時間、いやあフロリダは遠いですねえ。どの航空会社も直行便は無し、何処かを経由しないとたどり着けません。 デルタ航空の場合はアトランタ経由でアメリカ便は最初の乗継地で必ず入国手続きをすることになります。荷物を受け取って再度チェクインして次の手荷物検査が長蛇の列、乗継で2時間あり普通なら全く問題ないはずなのにかなりあせりました。
まあそれはともかく冬のフロリダは意外と寒い!僕はフロリダは亜熱帯で台湾ぐらいだろうとすっかり思い込んでいたのですが、フロリダ半島はかなり南北に長いのです。
鹿児島から台湾ぐらいの距離がありました。鹿児島の冬ってやっぱり寒いですよね。雪は降らないけどTシャツに短パンって訳にはいかないと思うのですが、アメリカ人はTシャツに短パンなんです。まあこれについてはおいおい説明していこうと思います。
空港には前日まで彩がお世話になっていたゆかり先生御夫妻が出迎えて下さり感謝感謝です。ホテルまでは25マイル、マイルだとなんだかピンときませんが40km弱ぐらいかな。高速を飛ばして30分、とうとうホテルに着きました。
フロントで手続きして待っていると暗闇の向こうから、やっぱり小さな彩がやってきました。半年ぶりに会う娘はあんまり変わってなくて、何だかちょっと照れくさくアメリカ人がよくやるようにおおげさに抱き合ったりすることも無く「やあやあ、久しぶり。元気?」みたいな感じになってしまいました。
一応感激の再会を果たして早速部屋に直行です。
ジャクソンビルというところはフロリダ州ではありますが半島のつけ根に位置しこれといった観光資源も無くて日本のガイドブックにはほとんど紹介されていません。
街の中心にはセント・ジョーンズ河が流れております。ダウンタウンはこの河を中心 にして広がっておりますが、市としてはかなり広大な面積を有しており市街地からは空港は北に10マイル、学校地区は南に10マイルといったロケーションです。
ホテルの予約も日本からはかなり苦労したのですが、それはともかく2ベッドルーム,リビングルーム,With Kitchenで$129の部屋をゲットで出来ました。日本の感覚だとこの前京都で泊まったスイートルームより良いんじゃないのと思ったのですがどうでしょうか。これがキングサイズのベッドで縦横同じだから僕は斜めに寝ました。ちなみにもう1部屋はツインベッド、バストイレも2つありました♪
歩いて3分のKFC(ケンタキーフライドチキン)で食料を買い込みビールで乾杯です。楽しい夜はどんどんと更けていきます。
今日から僕は25日まで、女房は新年の1日までこのホテルに滞在することになります。ということは親子でクリスマスをアメリカで過ごす!。おしゃれですね〜。

今回は彩の同級生の西君とそのお母さんもわざわざアメリカまでたずねてきてくれました。西君というのはいわゆる彩の「かれぴー」なんだそうです。お母さんは2日後にサンフランシスコに向かいますが、マルコ少年西君は27日までここジャクソンビルに滞在することになっており、彩は嬉しそうです。
マルコ西少年の写真はあとでゆっくりと紹介いたします。
長旅で眠たいんだけれど時差もあって(ホントは興奮して)なかなか眠れません。
あ〜今フロリダにいるんだなあ。・・・ZZZZ





12月21日(金)

何だかすっきりしない朝で6時ぐらいに目が覚めてしまいベッドの中でウツラウツラしているうちに腹が減ってきました。
朝食が付いているというのでレストランに行ってみると、フロリダオレンジジュースその他の飲み物,数種類のパン,ワッフル(蜂蜜たっぷりで甘いジャムも付いてくる)とスクランブルエッグが“えい、どうだ!”とばかりに置いてありました。
まあ初日だしそれなりに美味しく食べたのですが、これが延々と毎日続くのです。毎日毎日同じメニュー。アメリカおばばは蜂蜜たっぷりのワッフルを毎日あきもせず、わしわしと食べるのです。
「もしもし、そんなの毎日食ってるとデブになっちゃうよ」って言いたかったのですが、かわいそうだからやめときました。(ホントは英語で言えない)

彩は「そういうBreakfastは食い飽きた」ということで持参したレトルトパックの「おかゆ」をズルズルと食べております。僕は思うのですが朝食はやっぱり和食に限りますね。はしっこに写っているのは留学生仲間から借りてきた炊飯器で、これを使ってせめて滞在中は日本食を食べさせてやりたいと思います。
彩はあまりの美味しさにもう泣きそう
(ウソ、ホントは起きたばかりで御機嫌が悪いんです)

え〜と、さてアメリカについて最初にしなければいけない事といえば“レンタカー”
これがないと如何にもなりません。いやがる女房をなだめすかせて国際免許をとらせたのは今日この日の為だったのであります。電話帳で調べてTELすると陽気な黒人の兄ちゃんが迎えにやって来ました。見てください!これがかーちゃんの晴れ姿です。間違いなく左ハンドル!Fordの1500ccでした。 1週間で$179(保険料その他は別料金)です。かーさんはかなり緊張しており左折しようとウィンカーつけたつもりでワイパー動かしてました。

フロリダに来たからには何はともあれビーチに行ってみることにしました。(ホントは学校に行く予定だったのですが、かーさんが緊張のあまり直進しか出来なくて大西洋に着いてしまった)上の地図見てもらうと解るのですが、アメリカの道路は偶数は東西、奇数は南北に走っております。だからどっちに向かっているのかは分かり易いと思います。 ただ交差点での地名表示が小さくてよく見えません。暗くなるともう全然分からない。ただUターンがどこでも出来るので通り過ぎても簡単に戻れます。

さあいよいよジャクソンビルビーチです。

どこまでも続く白い砂浜、真っ青な空、おしよせる波。夏の喧騒はありませんが気温は20℃ぐらいで快適そのものです。


フロリダというと誰もが思い浮かべるような海岸線がどこまでも続いていました。海岸線沿いには高級マンションや別荘が建ち並んでいます。


近くの国道沿いの中華料理屋で昼食。安いけどなんだか“ごった煮ぶっ掛け飯風ブロッコリー添”であんまり旨くない。ブロッコリーはこれから後いやというほど食べさせられました。まあそれはともかく学校に行って見ようという事で、まずは彩たちの寮があるBartramへ。おかーさんは相変わらず快晴の空の下、ワイパー動かしながら運転してます。右側通行ですよ!なにやってんだ。右側に車線はみだしてるよ。後ろの車がクラクション鳴らしてるよ、バカ。あんまり文句言って運転してくれなくなると困るからこの辺でやめときました。

Bartramは幹線道路からちょっと入った所で、周りを雑木林に囲まれ素晴らしい環境に恵まれた学校でした。
ここにはBolles Schoolの中学部と彩たちの住む女子寮があります。寮母さんやその家族の住む家も敷地内にあり、広い中庭にはウッドチップ が敷きつめられそこではリスが遊んでいました。

ここが彩とローレンが住む部屋の前です。ちょうどクリスマスということですべての部屋のドアにはデコレーションがほどこされ、冬休みで誰一人おりませんが目をつぶると女の子たちの歓声が聞こえてきました。
部屋は10畳ぐらいの広さでそれぞれの机とベッドが備え付けられております。
想像していた通りなのかそれともちょっと違うのかな、などとぼんやり考えていたら何だかちょっと胸が一杯になってしまいました。
隣はめぐちゃん達の部屋で向かいはもえ先輩の部屋だそうです。
それから食堂や図書室、パソコンルームなんかも見せてもらいました。
そのあたりの写真は写真館の方に大量にUPしてあります。

だんだん陽も西に傾き始めここから車で10分ほどの所にあるSan Jose校舎に急ぎます。ここは彼女たち高等部の学生が毎日スクールバスで通い勉強している場所でごらんの様に伝統を感じさせる堂々たる石造りの建物が印象的です。
学校の裏には大河セントジョーンズ河が流れ真っ赤な夕日が沈んでいきました。
陽が暮れる前San Jose校舎を後にしてホテルへと急ぎました。かーさんは相変わらずワイパーを動かしてますがまあ何とか左ハンドルにも慣れてきたようです。マルコ西少年のお母さんは明日の朝早くサンフランシスコへと移動しなければならず、今夜は近くのアメリカ風ファーストフード店で乾杯です。
だけどアメリカの食い物はなんだかあんまり美味くないな。イチローが「あんまり美味い物も不味い物もありません」って言ってたけど僕ははっきり言って不味いと思います。