仙台の三越の食品売り場に行くと行列の出来ている店が2つあります。
それが何を隠そう石巻が世界に誇る「白謙の笹かまぼこ」と「粟野の笹かまぼこ」なのであります
なんだと、笹かまぼこは仙台名物じゃないか!とおっしゃるあなた。それは違います。仙石線と言うローカル線に乗って石巻に向かうと、途中塩釜、松島といった有名観光地があり
そこには無数の「笹かまぼこや」があります。そして石巻に近づくにしたがって、その笹かまぼこは大きく美味になっていくのです。これは「マーフィーの法則」にも書かれてます(うそ)
つまり弁証法的に言えば“仙台”<“塩釜”<“石巻”となるのね。その先はありません。無理に行くと海にはまっておぼれちゃいます。
そこで僕はこの
「白謙の笹かまぼこ」と「粟野の笹かまぼこ」を食べ比べてみて、今まで誰も解き明かすことの出来なかった謎に挑戦することにしたのです。
まず外観を見比べてみることにしましょう。
左側が「白謙(極上¥150)」で右側が「粟野(¥140)」です。
見ての通り「白謙」と言うだけあって色白でなかなか色っぽいですね。包装紙もシンプルでなかなか品があります。
一方の「粟野」は色はちょっと濃い目。包装紙が派手ですね。
魚へんに笹と書いてなんと読むのでしょうか。
まさか「笹かまぼこ」じゃないよね。
続いて大きさを比べてみることにしました。最初は「白謙」
135m/m×45m/m、60g。
さすがにでかいですね。
でかければいいと限らないことは歴史が証明しておりますが、まあとにかくでかいです。

続いて「粟野」です。
130m/m×40m/m、53g
「白謙」に比べて一回り小ぶりです。
これは「白謙」の方が10円高い為でしょうか。
それともこの7gの差に「粟野」の深い陰謀が隠されているのかを解き明かさなければなりません。
さて問題は味です。まずければ誰も食わないからこの比較文化論は成立しないのですが、「行列の出来る店」として評判の2社だからまあ大丈夫でしょう。
まず「白謙」から行きます。材料は「きちじ」「グチ」「タラ」デンプン、塩、砂糖、みりん、卵白、乳化剤その他。まあ笹かまの材料としてはこんなものでしょう。
それでは一口ぱくり。
うーん、なかなかいい仕事してますね。歯ざわりがぷりぷりとして、小田原の「鈴広」のかまぼこを思い出します。これなら関東、関西を問わずに受け入れられるいかにもかまぼこらしい奴です。
★3つです
続いて「粟野」行きます。材料は「キチジ」「タラ」その他は同じようなものです。
パクリ???
先ほどの「白謙」とはちょっと歯ざわりが違いますね。滑らかだけどぷりぷり感はやや乏しい。水のさらし方がおそらく違うんだと思います。「白謙」の方がよくさらしてぷりぷり感を出していますが、その分うまみが抜けるので塩が少し多めなのかな。
一方「粟野」はぷりぷり感には乏しいが、その分魚本来の旨みがよく出ており甘さを感じます。
★3つです。
一般的には「白謙」の方が受けると思います。ぷりぷりしてるから。
ただぷりぷりしてる若い女が必ずしも美味いとは限らないように、30過ぎた女ざかりの柔肌も捨てがたい。結局は好みの問題なんだけど今回は2日間一緒に働いた「粟野」の3代目に敬意を表して値段が10円安い分「粟野」に軍配を上げることにします。
ただ最後に一言言わせていただきますが、今回ご一緒した粟野,阿部の凸凹コンビはもっと元気を出すように。
粟野君、背が低けりゃ良いってもんじゃないよ。
阿部君、背が高けりゃ良いってもんじゃないよ。それから早く歯医者に行くんだよ。
粟野君、歯医者にいける給料出してやるように。
あっ、それから53gはたまたまだったようです。幾つか調べたら60gありました。
石巻の極上笹かまは1個60gだあ〜