■従来の FORTE のフロントパネルにあるスイッチは、タッチセンサー方式を採用し、軽快な操作感が特長でしたが、スイッチの構造上
LED の輝度が明るすぎたのも事実です。FORTE II ではプッシュ式のスイッチを新採用し、フロントパネルにある小窓からスタンバイ時はオレンジ、オペレート時はグリーンが点灯し、一目で状況を確認することができます。
■1筐体4個の合計8個のゴム製の脚を全てアルミ製のインシュレーターに変更。オーディオ機器にとって有害な不要な振動を効果的に逃すことにより、微小レベルでの表現能力が向上と、正確に制御された低域を約束いたします。また、フロントマスクの精悍な顔立ちにも一役買っています。
FORTE II の主な特徴
■ FORTE II は幅22.5mm。 一般的なアンプの半分のコンパクトさですから、スピーカーヘの近接設置が容易なばかりか、バイアンプやマルチアンプ駆動用としても、また5.1ch用としても、スペースファクターのよさを遺憾なく発揮します。同時に、コンパクトサイズならではの、理想的な信号経路の最短化を実現。そして、高い出力電流につきまとう強力な磁場の悪影響を抑えるため、回路レイアウトにも細心の注意をはらっています。さらに、信号経路に対する外来雑音の影響を最小限にするため、電圧増幅段は完全バランス構成でモジュール化しています。
■もちろん回路は上級機の設計手法を継承した、全段ディファレンシャル・バランス構成。入力段はカスコード接続したデュアルFET回路。そしてコンプリメンタリーペアを組むバイポーラートランジスターによる出力段です。
■この入力段は広大な Dレンジとともに負荷に強い特性を持つことから、VIOLA
の特徴でもある高い入力インピーダンス設定に貢献し、本機でも入力インピーダンスは+側?側とも1MΩの高さを確保。これにより、出力インピーダンスのマッチングがとれていない機器を接続の場合でも干渉を排除し、安定した入力を約束します。さらに、コネクターの接点エラーを低減するほか、接続機器の出力電流が最大限に得られることから、高周波特性やトランジェント応答も改善しています。
■また、オーバーロードに対しても、高性能なソフトクリッピング回路の導入など綿密な設計です。その結果、多くのアンプが引き起こす高い倍音成分を含んだ歪みを徹底的に抑え、音質向上ばかりかスピーカーの損傷防止にも威力を発揮。しかも他の同様な回路がクリッピング以前に動作し、再生音に悪影響を与えがちなのに対し、本機ではアンプが正常に働いているかぎり全く動作することなく、音質に悪影響を与える心配もありません。
■回路は全段にわたり、上級機と同じくネガティブフィードバックに頼らない低歪み設計。これにより、ことに微小信号レベル時の音楽のディティールを失わせがちな、相互変調歪みの発生を最低限に抑えることを可能にしました。また、どのような負荷のスピーカーに対しても、十分なドライブ力を発揮します。
■サイズはコンパクトでも大切な電源部は充実しています。しかも本機でも上級機と同様に、VIOLA
のお家芸と言える贅沢なチョークインプット方式を踏襲。これにより電源部に生じる電気的ストレスを低減するほか、ACラインからのノイズや歪みにも強く、一般の電源部では避けがたいピーク電流を排除しています。加えて高周波ノイズの発生を完全に回避することにより、回路にかかる負担も低減され、回路寿命も大幅に拡張されています。
■ FORTE II は8Ω負荷時で75Wのパワーを生み出しますが、さらに本機2台をブリッジ接続することにより、300Wもの大出力を取り出すことが可能です。
