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「型」覚えずして上達なし
どんなスポーツ、芸術、芸道にも型はあるが、
合理追求の結晶ともいうべきそれは、
なぜか常に美しさをも備えている。
藤原正彦(数学者)
人生の橋渡しになるようないい文章なので
長文になりますが重要な場所を抜粋して紹介します。
2005年6月27日讀賣朝刊より

「型」覚えずして上達なし
Iさんによると、ゴルフはとにかく正しいフォームを固めることという。
私のような自己流では不格好なばかりか決して上達しないらしい。
安定していい球を打つための合理を追求した結論が正しいフォームすなわち型という。
どんなスポーツ、芸術、芸道にも型はあるが、合理追求の結晶ともいうべきそれは、なぜか常
に美しさをも備えている。
だからこそ初心者にはまず型を教えるのだが、その意義は初心者に論理的に説明するのは
難しい。
従って頭ごなしに教える。
人間道にはどんなスポーツよりはるかに多くの型がある。
これらは子供のうちに問答無用で叩きこまねばならないが、「個の尊重」とか「自由」の氾濫に
よりすっかり押し流された。
その結果,世は私のゴルフのごとき自己流ばかりとなった。
2005年6月27日(月)
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