当会の紹介
早稲田大学中国武術研究会は 早稲田大学の学生が学内の学生サークルとして30年以上前に創った 実戦中国武術の習得を目的とする武術団体です。
そのときから現在に至るまで活動が途切れたことは無く、 学生及びOBを中心に、他大生・社会人など多彩な参加者を得、 数多くの名人・老師との出会いと各自の切磋琢磨で練られたカリキュラムによって、 卒業後も武術修行を継続するOBの管理、上級生の指導の下で平常の稽古は行われております。
当会は入会金も会費も受け取りませんので、 入会者にとって最初に必要なのは「まずやってみる」勇気と「白紙になれる」素直さだけ、 その後続けるに当たって必要なのは素直な心と諦めない身体、というところでしょうか。 武術の習得には時間が掛かるものですが、我々は古来の伝統的練習法を尊重し、 昔日の名人と同じ高みの武術の習得を目指しています。
軽薄な時流に媚びることも享楽的な風潮に阿ることもなく「昔ながら」を続けておりますので、 今の時代には珍しいほどに時代遅れな団体かも知れませんが、 我々はそのことに自信と誇りを持って、楽しみと共にこの活動を続けています。
<略歴>
1975年 早大東洋古武術研究会として発足。
1978年 早稲田大学中国武術研究会と改名。
1984年 翻子拳・馬家八極拳導入。
1985年 現在の練習体系がほぼ固まる。
1989年〜 強氏八極拳、心意六合拳等、導入。
2007年〜 徐谷鳴老師伝 攔手拳につき会としての取り組み開始。
2009年 今までの練習体系とは別に新たな試みとして「攔手拳クラス」を開設。
創設35周年を過ぎました。
<方針>
「日本人が中国武術を『身に付ける』ためにはどのような練習をすべきか」
このテーマの下に、各自自らの身体を実験台にして基礎練習を積み重ね基本を試行錯誤し、
各個人及び会として中国武術を「研究」し、習得を目指す団体です。
30年余にわたる試行錯誤の成果こそが当会の伝える内容です。
正統だとか直伝だとかはあえて名乗りませんが、 最高の「基本」には最高の可能性があります。
姿勢・突き蹴りの基礎練習と套路(型)稽古が中心となり、 推手や約束組手的なものを補助とします。
カリキュラムは不動です。切り売りはしません。 「八極拳だけ習いたい」等の要求には一切応じられません。たとえどれほどの武術経験が有ったにせよ、 既定のカリキュラムに従い一から始めて頂きます。
その段階の要求を充たすことが出来れば先に進み、 できない者について一切、先に進むことは有りません。
進度は人様々ですが、伝統武術とはそんな世界、 武術は本質的に自分の問題ですから、今日の自分が昨日の自分より強くなればいいだけです。 もし隣の人より上達が遅くても気にすることはありませんが、 それが嫌なら明日は今日より少し頑張ればいいだけです。
入門者はみんな弾腿(教門長拳)から始まります。
蟷螂拳・太極拳からなる「基礎」段階終了までで、 現在の学生の平均進度で見ると3年程掛かっています。
(早い者なら1年程で終わりますが、ここ10年ほど居りません)
その後に翻子拳・八極拳・心意六合拳からなる「実戦」段階、 各種武器術やさらに上級の各種武術からなる「応用」段階、そして「研究」段階へと進みます。
当会学生の主たる習得目標となる心意六合拳、八極拳については、 「基礎」段階の基礎練習として部分的には1年生より行いますが、 套路(型)として習えるのは、ずいぶんと先のハナシとなります。
当会は「習いたいことを教えてくれる」団体ではなく、 「伝えたいことを伝えたいやり方で伝えたい者に」指導していきます。
厳しいようですが、それが伝統武術というものだからです。
「攔手拳クラス」については、徐谷鳴老師 (サンフランシスコ在住で攔手拳、太極拳、八卦掌、心意六合拳の名師高手)が オープンな性格ということもあり、 既存のカリキュラムとは別の攔手拳プロパーの練習方法をダイレクトに行い、 どうしても日本人には分かりにくい部分や足りない部分のみを 既存のカリキュラムで補っていくという方針にしています。
攔手拳は「いわゆる内家拳」に属し、 日本人にポピュラーなところでは太極拳に似たような練習方法を採るのですが、 中国でも指折りの実戦拳法と言われていますのでなかなか面白いと思います。
「攔手拳クラス」の方が 初心者の方や身体が強くない方々には取り組みやすいと思いますので、 そのような方で武術を「やってみようかな」という方は是非ご検討下さい。


