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'05.9.2
【パート1:食後のムーンライトえちご】
転勤で沼津に来て5ヶ月。クルマを買って以来、ちょっとした旅行の足はほとんど車になってしまい、鉄道を使うのは、クルマでは行きにくい東京に行く時くらいになっていた。もちろんクルマでしかいけないところへ旅行ができるのは、それはそれで楽しいけれども、しばらく鉄道に乗ってないというのもちょっと寂しい。じゃ、鉄道で旅に行く?そう考え出すと構想が立つのは早い。プランの大体の骨格と、ボトルネックになりそうな箇所の行程だけ確認できれば、あとは宿泊場所も動きながら確保できるだろう。思い立ってから構想2日、遅ればせながら取った夏休みを行使し、青春18きっぷの旅に出ることにした。
9月1日(木)。定時で仕事を早々に切り上げて沼津駅に向かい、19時14分の東海道線普通列車で一路東へ。これまで何度も乗っている211系ロングシート車。既に日は沈み、昼間だと窓一面に広がる相模湾も、今は一転漆黒の闇。でも気分はいつになくワクワク。平塚で、比較的空いている湘南新宿ラインに乗り継ぎ、22時19分、異様な熱気に包まれている新宿に降り立った。
新宿からは、485系「ムーンライトえちご」に乗り込む。強力なライバルである夜行バスと争いながらも、根強い人気を獲得しているこの列車だが、鉄道趣味的にはうれしいものの、30年選手の車両は(随所改良されてはいるが)車内の至る所に疲れは隠せない箇所が散見され、一夜を過ごすには少し窮屈なのも否めない。車内環境で見るなら既にバスに負けているのではないか。かくいう私も、青春18きっぷで格安で乗ってしまっているため、営業的にはまったく貢献していないが・・・青春18きっぷシーズンとは言え、かなり余裕のある乗客しか埋まらないまま、23時09分、新宿を出発。しばらくは車内も電気がついたままだったが、仕事帰りですぐ出てきた疲れがあったのか、大宮に着く前に熟睡してしまっていた。
目が覚めたのは新潟到着10分前。しかしまだ真っ暗な5時前。かつては、「ムーンライトえちご」がそのまま村上まで直通していたのに、2002年12月のダイヤ改正から新潟で列車が分断され、早朝の乗り換えを余儀なくされてしまった。しかも、新潟からの村上行き快速はロングシートのE217系。さすがに座れたものの、新潟駅で中途半端に目が覚めたこともあり、先程の睡眠の続き、というわけにはいかない。同じ6両編成なのだから、乗り心地のいいクロスシートの通し運用で気持ちよく眠っていたいのに!(もちろん、村上到着後の折り返し運用の混雑緩和が分断の目的なのを理解した上での愚痴。)