超個人的・旅コラム 〜播但線・加古川線
99.3.21
【パート1:愛する117系に再会・西へ】
日曜の朝、大阪駅5番線。いつもはひっきりなしに列車が入ってくるこのホームだが、日曜の朝だけに列車は少なく、人数も少ない。向かいの4番線には長野からの急行<ちくま>が既に回送の表示で止まっている。何度かここから青春18きっぷの旅をスタートさせたが、やはりこの大阪駅は旅のスタートに見合った雰囲気を持っている。東海道本線の途中駅ではあるが、やはり大阪駅は関西を代表する「ターミナル」なのである。
程無くして上郡行き快速が入ってきた。もはや快速としても定着しつつある221系である。さすがに車内は座れず、しばらく立ったまま車窓を眺める。尼崎では僅かに先発した特急<スーパーはくと1号>に追いついたが、こちらが到着すると同時に発車してしまった。
三ノ宮に着く直前に白いボディに緑のラインがはいった列車が並びかけてきた。臨時快速<播州レジャー号>播州赤穂行きの117系である。列車線を走るから、と言うよりも117系に乗るために三ノ宮で乗り換えた。東海道本線では久しぶりの117系である。新快速時代とは座席等が改造されてしまったが、車内の濃茶色の木目壁は重厚で高級感をも感じさせ、出入口には花を飾っている辺りが優等列車であることを彷彿させる。また、モーターの音も、特に高速運転時の、唸るでもない小刻みな音が好みである。新快速としての117系に乗った記憶はあまり残ってないが、しかし私が最初に出会った117系は新快速としてであり、その後もそのイメージは残りつづけている。名古屋で逢っても岡山で逢っても同じである。幸いどこに行っても117系は快速として使われている。これからも走りつづけて欲しい。
途中、西明石で途中下車。新快速も停まる駅なので、それなりに大きな街であろうと期待したが、実際降りてみるとさほどでもない。近くを国道2号線が通っており、交通量も頻繁なものの、僅かに比較的小規模な商店街が駅の南側にあるだけで、どこにでもあるような雰囲気の駅だった。とても新幹線停車駅とは思えなかった。(実際新幹線コンコースもひっそりとしていた。)
さっさと駅に戻り、10分後の新快速を狙う。実は、私は223系1000番台とは何故か縁がなく、今まで乗ったのは大阪―新大阪間の僅か4分だけである。別に221系が嫌いな訳でもなく、むしろ好きな車両だが、少しくらいは223系にも乗ってみたいという甘い期待を持って新快速を待っていた。果たしてホームに滑り込んできたのは……やっぱり221系だった。よっぽど私は223−1000に嫌われているに違いない。
新快速を姫路で降り、岡山行きの列車に乗り継ぐ人を掻き分け、改札を出てみた。今までは北側(姫路城方面)にしか行ったことがなかったが、今回初めて南側に降りてみた。高い駅ビルの前には神姫バスのロータリーがあり、その向かいには銀行などのビルが層々と並んでいた。播磨地方の中核をしめる街にふさわしい駅である。