超個人的・旅コラム

07.3.17

【パート1:いつもどおりの「思いつき企画」】

 JRでは、4月に発足開業20周年を迎えるのを記念し、今春の青春18きっぷは8,000円で発売されている。これを使ってどこか旅に出たい。どうせなら献血の旅もしたい。せっかくだから関東を出たい。献血したことがないところで選ぶと、新潟?仙台?しかし、どちらも普通列車では1日かがりの旅になる。日帰りしようとするとスポットで新幹線を使わないといけない。その追加料金を考えると、最初から「土日きっぷ」で新幹線を使ったほうがいいんじゃないか?ついでに乗ったことがない在来線にも乗れるし。じゃ1月に流れた新潟(青春18で行くつもりだったが、当日大雪が降りそうだったためキャンセル)に行って、献血しつつ未乗の越後線にも乗ってみるか。そういえば3月18日は仙台空港アクセス鉄道の開業日だ。じゃ、土曜は新潟、日曜は仙台にするか。
 1週間前くらいからなんとなくそんなことを考えていたが、具体的に時刻表を見て、大筋のルート案を作ったのが木曜の深夜。「土日きっぷ」を買い求めたのが金曜の夜。典型的な「思いつき企画」で、今回の旅はスタートした。

 「土日きっぷ」のメリットは、新幹線を含めた特急自由席に乗り放題であることと、指定券を4回取れること。当然ながら、新潟への上越新幹線<とき>の指定席も事前に押さえておきたかったが、あいにく自分が朝何時に起きれるか分からない。案の定、当初想定より遅れ気味で家を出発したものの、最寄のJR駅である新杉田では約10分おきの根岸線の発車時間が迫っており、8分乗り換えの横浜駅では窓口が並んでいてあきらめ。東京駅に着いたときには既に指定席は完売していた。周りを見る限り、スキーやボードの客が多く、次の列車も指定席は完売していたことから、全体的に混雑しているのだろう。仕方なく自由席の列に並ぶが、ちょうど前の<とき>が発車した直後なのもあり、らくらく座席にありつけるポジションを確保。とりあえずは結果オーライ。

 20分程待って、いよいよ入線してきたのは、200系リニューアル車。下調べもしないまま新幹線に乗るようになって、自分も大人になったなぁ、と感慨にふけながら、10時32分、<とき361号>は定刻通り発車。久々に乗る新幹線。併走する在来線を尻目に、リクライニングシートでリラックス。なんとなく優雅な気分になる。

 高崎を発車し、長野新幹線が分岐していくと、連続するトンネルの中でいつの間にか眠ってしまっており、気がつけば越後湯沢についていた。眼中に飛び込んできたのは一面の銀世界。暖冬とはいいながら、やはり雪国は雪国である。あまりの景色の変わり様に、思わず声が出る。まさに現代版「国境の長いトンネルを抜けると…」である。しかし、さらに連続するトンネルを抜け切り、長岡市内に出てくると雪はほとんど消えており、建物の影に若干残っているのみ。それも長岡を過ぎるとなくなってしまい、遠くに見える山々の残雪のみが、かろうじて3月の景色を主張している。雪がなければ列車の運行は順調そのもの。12時36分、定刻どおり新潟駅に到着した。

 

<パート2へ続く>

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