超個人的・旅コラム

01.3.14

【パート3:おまけのミニトリップ・富山港線】

  まだ日が高いので、富山港線を往復することにする。路線自体は住宅の中だけを走る、特にみどころもない路線ではあるが、約10年前に父親と妹と一緒に(私が引きつれて)ここに来たことがある、一つの思い出の場所である。特に何をしたというわけでもなかったが、10年ぶりに一人で下りた終点の岩瀬浜は当時と違って無人駅になっており、駅前の道も整備されて広くなっていたが、かなり古そうな木造駅舎はそのままの姿をとどめていた。あの時は1月でまだ雪が残っており、道のスプリンクラーからお湯が出ていたのを見て、社会の教科書の内容と同じだったことに感動したことを記憶している。その同じ道を辿り、行きつくのは富山港、日本海である。今日は一日中晴れたらしく、波も穏やかだった。ちょうど夕日が沈むときで、海に沈む夕日を見ることができた。日の出からずっと列車に乗って、高山市内も見てきて、そして富山までやってきた今日一日の長さというものを思い返し、その充実感に浸っていた。振りかえると、まだ雪化粧の立山連峰が、その夕日を浴びてオレンジ色にきらめいていた。

<1日目:Fin>

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