超個人的・旅コラム⑥
01.3.15
【パート1:早起きは三文の「得」にはならず】
最近昼前に起きるのが習慣になりつつある私が、今日は6時に、珍しく自然に目が覚めた。旅先ではやはり眠りが浅くなってしまうのだろうか。確かに今日は早起きする必要性があった。というのも、昨日何とか今日の新潟市内のホテルを取ろうとしたものの大学受験と前日ということでどこも満室で取れず、結局予定(というより漠然としたイメージ)を変更して急遽、会津若松へ向かうことにしたため、早く富山を立たねばならなくなったからだ。7時前ではあまり店は開いてなく、結局全国どこにでもあるミスタードーナツで朝食とする。一時期「旅行中はファストフードは禁止」と決めていたこともあったが、早さと便利さと安さに負けて、いつしか解禁していた。
7時過ぎに駅に行き、7時42分発の特急<はくたか3号>越後湯沢ゆきの指定を抑えようとしたが、既に売り切れ。やはり昨日、予定変更を決意した時点で買いに行けばよかったと後悔する。金沢からの列車なので、自由席が座れるか心配しながら、ホームで列の先頭で待つ。自由席は2両しかない上、列の後ろにも10数人が並び、この列車の盛況ぶりを感じる。一見ビジネスマンが多そうである。この列車に乗って越後湯沢で新幹線に乗り継げば、東京には昼前に着けるのだ。長距離列車と飛行機との競争は全国どこでも厳しいが、ちょうどこの時間帯は富山空港から東京への飛行機がなく、列車の方に集中したということか。それとも列車の方が人気で、飛行機が減便を余儀なくされたのだろうか。本当のところはよくわからないが、飛行機と列車の競争は、会社にとっては死活問題だが、見る側からすればドラマチックにさえ映る。
さて特急<はくたか>といえば、北陸本線特急<サンダーバード>と同型の681系、しかも北越急行仕様のワインレッド色の車両が代表格であり、今回もその車両に乗る気満々でいた。ところが7時40分頃、金沢方から入ってきた列車は、ヘッドライトが3灯、そして681系にはないはずのヘッドマークが……入ってきたのは485系、しかも大幅な改造がなされたJR東日本車両ならまだしも、<はくたか>の車両の中でもっとも古いJR西日本車両……正直ガッカリ。確かに駅のホームにあった編成表を見て、通常は9両のはずがこの便は8両になっていたので、薄々は気付いてはいたし、手持ちの時刻表でも確認はできたが、それをしなかったのは、やはり内心は期待していたからだろう。まあ、古いとはいえ改造車であり、もちろんシートや内装もきれいになってあるので別に不満ではないが。列車の中にはかなりの客が乗っていたが、富山でもかなりの人が降り、なんとか席は確保できた。もちろん進行方向左側に。