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【part-1:東北道を走り切れ!】
金曜日の仕事は早々に引き上げ、そそくさと旅行の準備。仮眠を取ろうとするのだが、なかなか眠れない。久々の長距離ドライブ旅行。高揚感が否が応にも沸いてきて仕方ない。うつ伏せに寝ていると、胸の鼓動がダイレクトに伝わってくる。
それでもいつの間にか3時間ほどは眠っていたようだ。午前5時頃目覚め、身支度を整え、6時25分自宅を出発。すでに空は明るくなりつつある。最寄りの首都高速ランプから、S1川口線を目指し、川口JCTからシームレスに東北自動車道に入る。渋滞はしていないが、すでに交通量は多め。もっと早く出発できればよかったのだが・・・何歳になっても朝は相変わらず弱い。
空は明るく、といっても、東京はどんよりした曇り空。埼玉県内ではわずかながら朝焼けを垣間見られたのだが、いつしか時折ポツポツとフロントガラスに水滴が付きだすようになり、利根川を渡るころにはすでにしっかりした雨脚になっていた。8時30分頃、大谷PA(川口JCTから99.3km)でトイレのみのショートストップ。コーヒーを購入したのみでさっさと出発。このような天候では、那須の山並みの景観も全く望めない。
起点の川口JCTから約250km走ってようやく現れる東北道最初のトンネル・福島トンネルを過ぎ、10時10分、吾妻PA(川口JCTより257.7km)で2度目の休憩。東北地方に入っても、依然強めの雨が続き、一向に弱まる気配はない。一方で、雨の中の高速道路、気が張り詰め続けることで、ほどよい緊張感を保てているのかもしれない。
福島・宮城県境である国見峠、仙台市内の仙台南IC−泉ICは、山がちな地形を縫うように走る、タイトなルートになっており、気が引き締まる一方、アドレナリンが放出される(大袈裟)運転が楽しい区間であるが、その先は直線的な区間が多く、比較的単調な道のりが続く。特に岩手県内ともなると、ひたすら直線が続く箇所が多く、ともすれば集中力が途切れる場面がいくつかあった。また、これだけ走ると、距離感がなくなってくる。実際の所要時間は計らなかったが、最初から100km地点(宇都宮IC付近)までと比べ、400km(宮城県北端の若柳金成IC付近)から500km(盛岡南ICの少し南)までの方があっという間についてしまう感覚である。
12時40分、盛岡市の南に位置する紫波SA(川口JCTから489.2km)到着。自身のお昼ごはんをここでいただくとともに、愛車のおなかも満たす。
リスタートの後、間もなく盛岡ICを通過。晴れていれば岩木山がきれいに眺められるはずだが、叶わず。西根ICから先は制限速度が80km/hになり、カーブや勾配がやや厳しくなったように感じる。安代JCT(川口JCTから563.3km)で八戸道と分岐し(JCTの形状上、本線(青森方面)の方が分岐していくようだが・・・)、さらに山あいに入っていく。ところどころ、雨が上がってきた。このあたりの紅葉は見事。実際には雨上がりの白い霧に煙っている中、これだけ映えて見えるのだから、いかに見事な紅葉ということか。じっくり眺めてみたいところだが、高速道路上でむやみに止まるわけにもいかない。
大鰐弘前ICを過ぎ、津軽平野まで下りてくれば、ラストの区間は再び平坦な、走りやすい路線。このあたりは雨が降っていたかどうかも分からない、すっきりした秋空が広がっている。そして(車内では)暑すぎず寒すぎず、ちょうどいいくらいの日差し。ついに青森まで走ってきた、その長い旅の終わりが、快適なクルージングドライブとなり、心地よいフィナーレ。
そして、14時48分、ついに青森ICに到着。料金所を出たところに「東北自動車道 680km」「おつかれさま」の看板。全線を走破する車が一体どのくらいあるのか想像もつかない(関東から青森や北海道に向かうトラックだとかなりあるのか?)が、なんともいえない充実感。