ページを開こうとしたきっかけ

 1998年4月2日号の「週刊文春」に「健康診断『異常数値にだまされるな』」という記事が載っています。
記事によれば、健康診断でコレステロールが高いとか、血圧が高いと言われるが、びっくりして医者の話を信用してはいけない。

これは基準になる「正常値」がいじってあるのだ。昔なら「正常」と言われた人が、「異常」といわれるようになったのだという。

「正常値を操作し患者をふやす」などと、まるで医者が失業しないための陰謀であるかのような言いぶりです。

どこかで聞いたような話だと思われる方も多いでしょう。昨年9月、医療保険制度の改悪の時も、同じ様な「医師の陰謀」論が飛び出しました。

昨年の時は、医者の「不正請求」がやり玉に挙げられましたが、今度は医者の数が非難の対象になっているのです。

昨年医療保険制度の改悪にあわせたかのように、「不正請求」が諸悪の根元であるような報道が、朝日新聞、週刊朝日、「世界」で行われました。そのうち、反論を掲載したのは「世界」のみでした(拙文「日本の医療費は本当に高いか」「世界」1998年3月号参照。)なお、ALT BOOKSの読者の掲示板で私が行っている論争も参照願えると幸いです。

事実にもとづく議論はすべきです。しかし明らかに事実関係をゆがめたうえで、反論を封殺した一方的なキャンペーンをすることが、日本のマスコミでは常態化していると思います。これは言論の自殺行為だといえるはずです。

権威、権力を持ったものが「言論の自由」を謳歌する一方で、多くの人には意見を表明する機会すら与えられていません。

言論には言論で応戦すること、一部特権階級の「言論の自由」には、<自由な言論>で対抗すること、その必要性と有効性を私は実感してきました。

振り返って、今の日本のどこに「自由な言論」が存在するのでしょうか。それは今この電脳空間にしか残っていないのではないかと思われるのです。

私は今まで、自らの考えを明らかにするため、あちこちのホームページ上で論争をしかけてきましたが、自分の考えを系統的に公開し、おおかたの批判を仰ぐ<場>を持つ必要性にかられました。

これがこのページを開いた理由です。

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