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プロローグ
第1部花冠舞
海鳥の詩
舞踊劇「韓比売(からひめ)羽衣伝説
テーマソング
メッセージ(川口外務大臣)


日韓文化交流公演を終えて




は じ め に
                                       WE LOVE THE WORLD
                                          会長 鈴木八重子

 「日韓国民交流年」でもある今年、私たち「WE LOVE THE WORLD」は、日韓の舞踊家たちに
よる交流の「日韓文化交流公演」を開催致しました。
 「WE LOVE THE WORLD」は、その母体となった「WE LOVE ASIA」の時代から、草の根のボ
ランティア団体として、アジアをはじめとする世界の人々と芸術を通しての交流を深めてきまし
た。各国の民族の心と文化を伝える舞踊や音楽を披露するステージを開催し、その収益金に
よって戦禍や災害、飢えや貧困に苦しむ人々を支援する活動を10数年にわたって続けていま
す。世界のどこかに不幸に苦しむ人がいる限り、真の平和はあり得ないとの思いから、その苦
しみを分かち合い、互いに支え合っていこうと願って始めた活動でした。
 この活動を通じて、私たちは韓国の舞踊家・鄭明子さんに出会いました。韓国の第一級の舞
踊家として数々の賞に輝き、昨年はジャンヒョン歌舞楽大祭典において大統領賞も受賞するな
ど、その芸術性が高く評価されている舞踊家です。日韓両国を股にかけ多彩な活動を続けて
いますが、そのかたわら日本や朝鮮との交流や平和のための活動にも真摯な情熱を傾けて
います。
 一昨年は、飢餓に苦しむ朝鮮の子どもたちのために、在日朝鮮人の舞踊家と競演のチャリ
ティー公演を開催し、その収益金を朝鮮の子どもたちに届けました。また、昨年の9月20日
「第10回全国ボランティアフェスティバルかながわ」においては、歴史教科書問題、小泉首相
の靖国神社参拝と、日本と韓国は政治的に良好な関係ではなく、最悪の状況下で「WE LOVE 
THE WORLD」が開催したステージに、韓国のセットン少年少女合唱団を招き、日韓の子どもた
ちの架け橋として大きな役割を担いました。在日朝鮮初級中高級学校児童合唱団60名、在
日韓国、朝鮮、中国、沖縄のアーチスト、日本の児童合唱団、混声合唱団。出演総数420
名、ボランティア100名の参加を頂き、20世紀、慚愧に堪えない悲惨な戦争への決別と、21
世紀こそ人類の平和を!と。華麗な舞に命の炎をたぎらせ、平和への賛歌を心の限り歌い上
げました。
 今年6月30日「日韓文化交流公演」時を同じくして決勝戦の前夜、横浜で開催しました。外
務大臣川口順子様、文化庁長官河井隼雄様、駐日韓国大使館韓国文化院院長金鍾文様、
神奈川県知事岡崎洋様、横浜市長中田宏様初め諸団体の皆様から、暖かい祝詞とお励まし
のご支援を賜り、まさに公民一体となって創り上げたこの度の日韓文化交流公演でした。
 併せて、日韓の文化人、民間人が信頼と責任、努力と思いやりを持ちながら、言葉の解らな
いなかで、命を削る思いでこの公演を成功に導いた意義は又大きい。
 今回韓国より公務のお忙しい中をWE LOVE THE WORLDの活動に深いご理解を頂き、人間
文化財鄭哲鎬先生、李生剛先生、朴水観、李永信様、全羅南道立国楽団、鄭明子韓国芸術
舞踊団、日本舞踊の花柳・西川・藤間各流派の先生のご出演ご快諾を頂き、念願のステージ
を創ることができました。
 これらの公演の何よりも大きな眼目は企画・運営のすべてが草の根の市民によって行われ
ることです。私たちの公演は、出演者や演出は第一級のプロながら、裏方を支えるのは草の
根の市民たちです。その一人一人の平和を願う熱い思いが、出演者たちの思いと溶け合った
時、初めて感動的なステージが創出されるーそれを、私たちは長年の経験の中で実感してい
ます。手作りだからこそ、ともに舞台を創り上げた歓びは大きく、またひとたび結び合った心、
つなぎ合った手は、固い友情となってさらにその輪を広げていきます。真の交流とは、こうした
市民の一人一人の手の結び合いによって実現されていくのではないでしょうか。
 大変な苦労多い公演でしたが、草の根が小さな力を出し合って一生懸命励んだ、そして成し
遂げた!
 その意義は更に大きく、民衆の時代到来を強く多くの人の心に残した。
 多くの皆様のご協力に限りない感謝を込めて ──── 。                     




           日韓文化交流公演を終えて
                                  韓国舞踊家 鄭 明子

 21世紀の幕開けは、世界の到る処で戦争、そして民族紛争と閉塞的な悲しみに包まれてい
ました。
 その悲しみ辛さを一掃するようなこの度の「日韓ワールドサッカー共同開催」世界のあまねく
人々に夢と希望を、そして勇気と平和の尊さを真に呼び覚ましてくれました。それぞれの国の
代表選手、若さとほとばしる情熱、団結力、一人一人の責任ある見事なプレー。声援を送る各
国のサポーターの情熱、「世界が沸いた!」一ヶ月でした。
 横浜での決勝戦の前夜、私達は「日韓文化交流公演」を横浜の地で開催しました。遠く韓国
から人間文化財鄭哲鎬先生、李生剛先生、朴水観、李永信様、全羅南道立国楽団の皆様を
お迎えすることができました。主催されましたWE LOVE THE WORLD 会長鈴木八重子様を初
め、実行委員の皆様には、企画から開催まで大変なご苦労とご協力を頂き、心よりお礼申し上
げます。
 第一部 混声合唱組曲「海鳥の詩」戦中から敗戦後の光のない暗い時代に書かれた作品と
伺いました。荒く激しい風土の中で生きる、北の海鳥に託した歌で、この暗く荒い風土から逃
れようとせず、むしろ吹雪や氷雪の世界を愛するかのよ
うに逞しく生きる ──────  。その海鳥の生きざまが伝わってくるようで、    
混声合唱のすばらしさに感動しました。
 韓国の伝統文化をこれ程熱く語りかけ、情熱をたぎらせ演奏された名演奏に、観客は万雷
の拍手を贈りました。それは韓国のサッカー選手の命がけのプレーと重なり、深く感動し熱い
ものがこみあげてきました。
 日韓合同作品の「からひめ」愛と優しさ、平和の大切さを強く人々の心に訴えかけました。今
までの道程は人知れない苦闘の日々でしたが、韓国と日本、それぞれの人達が、「一つの目
的に向かって、この一大事業を最後まで成し遂げた!」そして今、歴史の変革期に在日舞踊
家鄭明子として、唯一自分に出来る「舞」をもって、韓日の友好に少しでもお役に立てましたこ
とを、心より嬉しく思っています。
カムサ・ハムニダ。ありがとうございました。



日韓文化交流公演舞台写真



         舞踊劇「韓比売(からひめ)〜風土記・羽衣伝説より〜」
         韓国と日本の芸術が一つに解け合った見事な舞台であった。



   「日韓文化交流公演」にボランティアとして参加して
                                                杉野原 麗子

 この度の「日韓文化交流公演」に私は一人のボランティアとして参加させて頂きました。
 昨年の全国ボランティア・フェスティバル「結び合おう世界の心」では、韓国のセットン少年少
女合唱団を県民ホールにお迎えし、在日の朝鮮初級学校の生徒と日本の少年少女合唱団の
合同公演が行われ、友好という意味に於いて多大な成果をもたらしました。
 その意義ある機会が今度は豪華絢爛重層な舞台として6月29日県立青少年センターで再
び実現致しました。
 私が「風の丘を越えて」という韓国の映画を観て以来、パンソリの大ファンになり、鼓法人間
文化財の鄭哲鎬さん、黄承玉さんの演奏・唱楽を堪能させて頂きました。
 又美しい「韓比売」の舞踊劇も素晴らしいものでしたし、何よりも韓国の民族衣装の美しさに
圧倒されたお客様が多かった様です。
 公演終了後のアンケートの中にも年輩の方の感想ですが、「私の知っている韓国とは大違
い。日本との不幸な関係の間にも、こんな立派な伝統文化を育んでこられたのですね。」と驚
嘆し、惜しみない拍手を送っておられました。
 さて、その日本との不幸な関係ですが、私の人生の師は、韓国という古代から大恩ある国
に、日本がどんな非道なことをして来たか。戦国時代からの朝鮮出兵に始まり、大東亜戦争を
引き起こし戦後においても耳を塞ぎたくなるような事実に触れる時、申し訳なさで慟哭されんば
かりに話されるのです。そして、韓国を大兄の国と心から尊敬の念を寄せられ友好のために
奔走しておられます。
 私もこの公演をお手伝いしたものとして、韓日友好の絆が更に深まり交流が盛んになるよう
今後も惜しみない支援をしていきたいと思っております。
 

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