Smart
and Faster
Smart Swimming |  |
クロール専科 (より速く泳ぐために) | き
れいに泳げる スマートスイミング |
内容
参
考 | 基本動作
(頭の回し方 目線を使う 早めの頭の回転 戻し方 呼吸の仕方 フローティング 息継ぎ例 頭の軸の方向 まとめ) 練習方法
(陸上練習 水中練習 ) 息継ぎの実際
(苦しさのチェック 息継ぎの回数 周囲の選手) |
アーチブレスは、目線を使って頭の回転を確実に行う方法です。
息継ぎが楽にでき、魚になった気分で速く泳げます。
基本動作
頭の回し方
頭の軸を45(〜35)度くらいに傾けた状態のまま、目線で、プールの正面
の壁から、アーチ(円弧)を描いて横に向けます。
顔が真横に向く時にあごを上げて頭の軸の傾きを20度くらいにします。
戻す時はこの逆の動きになり、アーチを描いて戻します。
頭が水面上に出たまま頭を回しますので、楽に呼吸ができ、フローティング状態を
維持できて、下半身が沈まなくなります。
目線を使う
頭の動きは自分では見えないので、目線を使うのが一番簡
単です。
目線がアーチを描けば、頭の軸は自動的に45度くらいで回りますので、楽に息継ぎができます。
| |
| 45度に傾いている頭の軸に対して、 目線は前に向いていますので、 そのまま頭を
回すと
目線は斜めに上がっていきます。 横を向くと目線は少し下がりますので、全体として アーチ状になります。 |  |
|
注意: 戻す時も、アーチを描いて戻します。 息さえ吸えれば、後はもういいということで、
単
にそのまま下を向いて戻すと、背中が丸まって上半身が立って、下半身が沈んで、フローティング姿勢が崩れてしまいます。
早めの頭の回転
1 掻き始める一瞬前に、頭を早めにくるっと回転させます。 2 頭が回転し始めた次の瞬間に、スカーリングによる肩の回転が追加
されます。 3 その結果、肩の回転が速くなり、「浮力」*の勢いがついて、急浮上します。
体と一緒に、頭をスローに回転すると、回転が遅くて、少ししか浮上できません。
|  |  |  |
*参考→
浮力: 水中で立てた板を離すと、横になって中心軸が上昇する力です。
参考:
一般的な息継ぎの浮上の方法は、スカーリングの始めに、水を下に押さえつけて浮上します。
この方法には、次のような問題があります。
1 体が立ち上がって抵抗が大きくなります。
2 後方沈みが発生します。 3 掻き始めに、水を下に押さえつける力は推進力につながりません。戻し方
戻す時のタイミングは、リカバリーからエントリーにかけて、
自然なタイミングで戻します。
視線は、アーチを描いて、水面すれすれに戻します。
戻す時の方が問題が起きやすいです。
一般的に、息を吸ってしまうと安心してそのまま下を向いて戻しがちになるからです。
(陸上では前を向いて歩るくのが習慣になっていますので、そのままの姿勢で水面に浮かぶと、どうしても下を向く習慣が出てしまいます。)
下を向いて戻すと、フローティング姿勢が崩れて、下半身が沈み始めます。
(体
には慣性があってしばらくたってから下半身が沈むので、息継ぎが
原因で沈むことがわかりにくいです。)
視線としては、アーチを描いて、水面すれすれに戻すように
します。戻したら、肩の間の背骨を反らせて、フローティング姿勢を維持します。
(水中で覚えにくい場合は陸上練習で覚えると簡単に覚えられま
す。)参照→ サー
クルスカーリング>スカーリングの問題>ドリフトロス>スカーリングシフト
呼吸のしかた
1 鼻が水面に出る瞬間に、ぱっと吐いて鼻や口の周
り
についている水を飛ばします。
水面から上がったばかりの顔には水が付いていますので、そのまま空気を吸いますと、
水滴がのどに入ってしまい大変だからです。
2 次の瞬間に直ぐに、深呼吸して思い切りたくさん空気を吸います。
3 吸い終わったら、鼻が水面に入る時から息を吐き続けます。
息は吐く方が大変 水中で
息を吐くのは意外と大変です。
水中で息を吐くと、ぶくぶくするし、水圧がかかって力がいります。また、水中で息をたくさん吐くのは
最初は不安で勇気が要ります。
息は吐かなければ吸えませんので、気にしないで、鼻からも口からもどんどん息を吐きます。
陸上のマラソンと同じで、「息を止めないで」、吸ったらすぐ吐き続けます。
フローティング
息継ぎのときも、肩の間の背骨を伸ばして、頭を上げて、フローティング姿勢をとることが大切です。
1 フローティング姿勢から、息継ぎに
入ると、楽に息継ぎができます。
2 息継ぎをして頭を戻しながら、フローティング姿勢に戻すことによって、下
半身の沈みを防止できます。
| |  | | 泳
ぐ時は中心が少し下がります。 | |  | |
|
注意: 肩の間の背骨が曲がっている状態で、頭を上げると下半身が沈みます。
フローティング姿勢をとることによって、水平状態を維持し水の抵抗を少なくすることができます。
フローティング姿勢をとるには、肩の間の背骨の
ストレッチが大切で
す。
フローティングについては、
フローティングのページを
参照してください。
息継ぎ例
頭の軸の方向
頭の軸は、だいたい進行方向に向けておきます。
顔が横を向いたときに、目線を横に向けることによって、頭の軸は進行方向に向きます。
顔が横を向いたときに、
頭の軸の方向が悪いと、顔に水が当たったり、顔に水が回り込んだりして、息がしにくくなります。
波の音が聞こえる音や、水の回り込
みの状況を見ながら調節します。
頭を無理に固定すると、スピードを出すための基本技術(沈み込みや、スカーリ
ン
グシフトなど)ができなくなってしまいます。
自由な動きができる範囲で、だいたい進行方向に向けておきます。
参照→ 沈み込
み ス
カーリングシフト ジャ
ネット・エバンスが速い理由 まとめ
アーチブレスの要点をまとめると次のようになります。
| | 1 頭は掻き始める一瞬前に、目線でアーチを描いて、素早く、くるっと回転させます。 2 頭を戻す時は、目線でアーチを描いて、水面すれすれに戻します。 3 水中では息を止めないで思い切りたくさん吐き続けて、水上では思い切りたくさん吸います。(陸上のマラソンと同じです。) 4 鼻が水面に出る瞬間に、ぱっと吐いて鼻や口の周りについている水を飛ばします。 5 次の瞬間に直ぐに、深呼吸して、思い切りたくさんの空気を吸います。 6 戻す時には、鼻が水面に入る時から息を吐き続けます。 |
| |
練習方法
陸上練習
水の中では姿勢が安定しないので、息継ぎのタイミングや、
ほかとのバランスを覚えるのが難しいかも知れません。
その場合は陸上練習で覚えると、作用反作用がわかって、楽に早く覚えられま
す。(→「陸上練習」参照)
水中練習
息継ぎを第1にすると、変則的な泳ぎになってしまいます。
最初は息継ぎなしで練習し、泳ぎが安定してから、息継ぎをしていくとい
いです。
息継ぎは水中で息を吐く練習から始めましょう。
最初はプールの底に足をつけて立った状態であごと口と鼻だけを水につけて、アーチブレスの感覚をつかむといいです。
その際、目を水につけるとプールの底を見てしまい、アーチブレスになりませんので、目は水につけないでプールの前方を見るようにましょう。
息継ぎの実際
苦しさのチェック
苦しい息継ぎは、どこかに問題があったり、無理な
力が入っています。
苦しい表情になっているかチェックして見ましょう。
1 息継ぎの
時、顔が引きつったり口が曲ったりしていませんか 。
鬼のような顔になっていませんか。
2 息
継ぎの時、口を開け過ぎていませんか。
大きく開けても喉の大きさは変わらないので意味がありません。
3
[え]の形で吐いて、 小さい[あ]の形で、思いきり吸えれば、息継ぎが楽にできています。
息継ぎの回数
● 2回掻きの中で1回呼吸
一
方の方向だけを向いて呼吸します。(マイケル・フェルプス、ジャネット・エバンスなど)
姿勢が崩れやすいので注意しま
しょう。
● 3回掻きの中で1回呼吸
姿勢がとりやすいです。
● 2回掻きの中で1回呼
吸+3回掻きの中で1回呼吸 の組み合わ
せ
姿勢がとりやすいです。(ロール・マナドゥーなど)
● 2回掻きの中で1回呼吸+4回掻きの中で1回呼吸
の
組み合わせ
姿勢がとりやすいです。(ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド、ナタリー・コーグリンなど)
●
4回以上の掻きの中で1回呼吸
姿勢がとりやすいです。(ア
ニカ・ルルツ:200mでロール・マナドゥーと共に世界記録更新)
参考: 50mや100mの短距離の場合
は、あまり息継ぎをしない選手がかなりいます
。
周囲の選手
【水しぶきを吸い込まないために】
周囲に選手がいる時は、水中でその選手の腕や足の動きをチェックして、水しぶきが上がるタイミングなら、
息継ぎのタイミングをずら
すか、逆サイドでの息継ぎに変えます。
【息継ぎで隣の選手のペースをチェック】
どちらでも息継ぎができると、隣のコースの選手のチェックができます。
参考
特に必要なものではありませんが、理解に役立つかもしれません。
参
考 内容 鼻に水が入らない原理 頭の回転角度 息継ぎの目線チャート
造波と息継ぎ 猫背キック泳法と下向きブレス 頭は上下左右に動いている ドラフティング
上下運動でスピードアップ イアンソープの息継ぎ いろいろな息継ぎ 2007年世界水泳選手権で見た息継ぎ |
2007.05.04 2007.10.05
| Home きれいに泳げるスマートスイミング | -
MiMy Note - | |
End