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サークルスカーリング
軽くて速い魔法のスカーリング
 内容
 
 
 
 理解の参考 
手の翼 (手の翼の形 手の翼の使い方) サークルスカーリングの実際 (サークルスカーリング曲線 掻き方 手の平の向き)
全体の動き  (手の動き 動作のタイミング 肩の傾き) 後方浮力 
リカバリー (L字リカバリー プルのタイミング リカバリープル オーバーヘッドプル エントリー)
スカーリングの問題 (ネジの抵抗 腰のローリング ドリフトロス スカーリングシフト 目線チャート)


 サークルスカーリングは、自然の原理を利用して、「水をできるだけ動かさない」で「自分だけ前に進む」スカーリング方法です。

 手の平で水の斜面を滑らせることによって、軽い力と少ないエネルギーで、大きな推進力を出すことができます。 

手の翼

Wing of Hand
 アシカは手の翼を使って時速40kmで泳ぎます。マグロは尾ひれの翼を使って時速160kmで泳ぎます。
 サークルスカーリングも、この翼の力を利用して大きな推進力を出します。
 
Q&A なぜ斜めに滑らせるの?なぜ後に押さないの?
アシカやマグロは、進む方向とは違う方向に翼や尾ひれを動かして高速の推進力を出します。  アヒル掻きのように水を後に押すと、自分が進む速度が手を後に押す速度と同じになった時には、推進力がゼロになってしまいます。 これでは速く進もうとすればするほど推進力が出なくなります。 ヨットをやっている人は追い風で進んだのではスピードが出ないことを知っていて、横風を受けてスピードを出します。 横風ならいくらスピードが出ても推進力は減少しません。 もう一つの理由はクサビの原理です。翼を傾けて滑らせると、傾けた水の斜面に手がクサビ状に入ってきて何倍もの力が発生する原理です。 クサビによる大きな力が発生していれば、その力につかまっているだけでどんどんスピードが出ます。

 【翼の効果】
   翼を斜めに滑らせると速く進めます。
   斜面のクサビの原理によって、力を拡大することができます。

 翼の力を使うためには、「手の翼の形」と、「動かす角度」が重要です。

手の翼の形

 2000年頃までは手を開いて水をつかんで掻くトップスイマーが多かったのですが、最近は手を閉じて掻くトップスイマーが多くなりました。
 しかし単に手の平を閉じるだけでは、あまり効果は出ません。飛行機の翼や、プロペラの形状は少しの形状の違いでも性能が大きく
 変化します。ここでは一番性能のいい手の翼の形を覚えましょう。


指と指をぴったりつけましょう。
 
           
 指が閉じていると、水の斜面ができて
 翼の効果が得られます。
 指が開いていると、指の間から水が逃げてしまい翼の効果が出ません。料理に使うかき混ぜ器のようにプールの水をかき回すことになります。 米国オリンピックチーム
 By FLUENT 社

手の平を平らにしましょう。

         
手の平の下の面を平らにすると、翼形状になり、力の効率が良くなります。
下がつるつるの平らの面だと水の引っ掛かりがなくて、水が空滑りして、力が入らず頼りない感じがしますが、この形状が一番い状態です。
手の平が少しでも湾曲すると、手の回りに水の渦ができて、翼の性能がかなり落ちます。
単に無雑作に指を閉じると、一般的には上のように湾曲した形にになります。湾曲すると力やエネルギーのロスが大きくなります。
 
 
手全体がきれいな翼形状になっているか、手の平が湾曲していないか、時々チェックしてみましょう。
 
    机に手をぴったりつけてから、離すと、下の面が平らになり、翼形状になります。
手の平に平らなプラスチックの板が貼り付いたイメージで滑らせるといいです。
指がつきにくい場合は、無理につけようとしなくてもいいです。無理につけると湾曲してしまいます。少しくらい隙間があっても水の渦で埋まるのであまり影響ありません。親指がつきにくい場合は、親指を少し離してもいいです。

Q&A 昔はなぜ指を開いていたの?
陸上の動物が水に入って泳ぐと、地面を押して進む習慣から、本能的に直角押しをします。
このように直角押しをするときは、指を閉じると手が横滑りして左右にぶれてしまいます。平らな紙が左右に揺れながら落ちるのと同じ現象です。 ある程度隙間が開いていたほうが横ぶれしないで真っ直ぐ掻けます。感覚的にも指を開いた方が水を掴んだ気がします。 それで自然と指を開けて泳ぐようになります。ハンドボールを掴んで後に投げ飛ばすようにともいわれます。 直角押しの場合ははじめから水の斜面の効果は使わないので、指を閉じる必要性がありません。
  

手の翼の使い方


手の感覚

 水の中で手の平を少し傾けて水平に動かして、水の斜面の壁を滑る感覚を覚えましょう。

 最初は誰でも、手の平が板のように平らだと滑ってしまい、これでは泳げないのではないかと思います。
 実際に手を滑らせて、力が発生する感じを確かめてみましょう。 慣れれば毎秒2mくらいで滑らせた時に縦に何kg出るかが分かるようになります。
     



   

最初親指側に動かしてみましょう。
(スカーリング前半の感覚です。)
左右に滑らせます。 次に小指側に動かしてみましょう。
(スカーリング後半の感覚です。)
 

 手の翼の形がきれいにできていれば、20〜30度の傾き角の時に上向きの力が一番大きくなるはずです。
 力の拡大率がどのくらいになるか手の感覚で確認してみましょう。
 
 
手の翼の動かし方

手の平を、ほぼ真後ろに向けて(又は5〜10度傾けて)、体から見て55度くらいの角度で斜めに掻きます。
静止水から見ると、体がストロークの半分以上前に進みますので、実際には手が水の中を、点線に沿って進みます。そのために静止水に対する手の平の角度は半分くらいに小さくなります。 左の図の点線に沿って進んだ場合の状態です。クサビの効果により緑色の駆動力が拡大さて大きな水色の推進力が得られます。
(実際には手や腕の抵抗が出ますので駆動力は少し大きめになります。)

 結果的に、水との滑り角(クサビ角)は一番具合のいい20〜30度になり、腕で手を押す力(緑の力)の2倍以上の合力(水色の力)が出ます。 更に都合がいいのは、この最大の力の向きが体が進む方向を向いていることです。 飛行機の翼や鳥の翼は精度がいいので、滑り角(迎角)が10度以下にでき、何十倍もの上向きの力を発生できます。 人の手の翼の形はそれほどよくならないので、だいたい上の絵くらいになります。
 

水を動かさないで自分だけ進む

 水を斜めに滑らせると、水の表面が固くなり、プールの壁を押すのと同じ
 感じになり、水を少ししか動かさないで前に進むことができます。
 
 例えば、右の図で、右手が一番伸びた所がAのラインです。体から見た手の動く
 範囲は、ABの長さですが、実際には右手は、1/4くらいのACの長さしか
 移動していません。
 横の黄色いコースロープをつかんで進む感じに近いです。
 水を動かさない(ACの長さが短い)人ほど速く前に進むことになります。
 補足:もし水をAの位置からBの位置まで移動させてしまうと、体は全く前に進まない
 ことになります。では短いACの距離の間でMichaelの手は何をしていたのでしょうか。
 幅の広いスカーリングで水の壁を作ってその壁を押していたことになります。

Michael Phelps 2007.03.28 W.C. Melbourne M 200m I M SF
 
手の翼の効果

 このように手の翼を斜めに滑らすことによって、「斜面の効果」で力が拡大され、「水の壁の効果」で小さな力と疲労度で泳ぐことができます。
 
 斜面の効果: 昔ピラミッドの石を高い頂上まで持ち上げるのに斜面を使っていました。これと同じ原理で水の斜面を使うと大きな力を出せます。
 水の壁の効果: 水の斜面を滑らせると水が硬い壁になって、プールの壁を押すと同じように小さなパワーでスピードを出せます。
 
参考 : 手の翼の最適モデルは、自分の手を腕と共に高速円運動をさせて自分が感じた力を基にして、プロペラの原理からエクセルを使って簡単に求めることができます。
かなりの誤差を見ても大体55度が最適モデルになります。 (参照→ 「手の翼の原理」)

サークルスカーリングの実際

Circle Sculling
 サークルスカーリングには次のようなメリットがあります。

 
 1 軽い力と少ないエネルギーで速く泳げます。
 2 シンプルに掻くことができます。
 3 最初から推進力が出ます。
 4 下半身が浮きます。
 5 速度変化が少なく安定したスピードが出ます。
 

サークルスカーリング曲線




 サークルスカーリングは、円筒面上の円弧に沿ってスカーリングします。

 この曲線を描くことによって、常に手の翼を斜めに滑らすことができます。
 
 肩の外側から掻き始めて、体の下でターンして、外側の水面上に上げていきます。

 始めから終わりまで、シンプルに掻くことができて、最初から最後まで、推進力が出ます。


掻き方

 各部分の掻き方は次のようになります。
 
 
 (1)掻き始め: 手の平を外側(真横)に向けた状態から、少し斜め後(30〜45度くらい)に傾けて、
肩の線の少し外側から、プールの底に向かって真下に(手の平1つ半)滑らせます。
  (2)前半部: 直ぐに斜めの曲線に入り、手の平を真後ろに向けて内側に滑らせていきます。
水の斜面を親指から小指に向かって滑らせていきます。
  (3)中間部:  体の下の中央部(肩のレベル)で、内側への動きから、外側への動きへとターンをします。
ターンをする時に手の平を少し外側に傾けてターンをします。
  (4)後半部: 直ぐに斜めの曲線に入り、手の平を真後ろに向けて外側に滑らせていきます。
水の斜面を小指から親指に向かって外に上に滑らていきます。
  (5)掻き終わり:  水面近くで手首を軽く伸ばして外側の水面上に上げて飛び出させます。
  (6)浮力の発生: 下半身を浮かせるために、中間部から後半部にかけて手の平をわずかに下(プールの底)に向けます。
 
 
 【注意点】
 (1) 肩の線より少し外側から掻き始めます。
 (2) 掻き始めに手の平を下に向けて掻き始めると、後方沈みが起きますので注意しましょう。
 (3) ”手首” が体の下に来た所で、中間ターンをします。
 (4) 中間ターンの位置は、横方向から見ると「肩のレベル」になります。
 (5) 中間ターンの時の肘は、まっすぐ伸ばした状態から60度くらい曲げた状態になります。やや浅めの所を掻く感じです。
 (6) 掻き終りが体(太もも)に近いと、後方沈みが起き、推進力も弱くなりますので、外の方に上げていきましょう。
 (7) 手は同じ速度で上昇して行き、同じ速度で水面上に飛び出します。それによって最後まで推進力が持続します。

【参考】
サークルスカーリング曲線の原型は、1968年にロシアのブトビッチとチュドフスキー (Butovich & Chudovskiy) によって考案されました。 しかし同時期にアメリカのDr.カンシルマンが発案したS字スカーリングがアメリカ選手の大活躍によって一躍有名になり世界中の水泳界に取り入れられました。 その一方でサークルスカーリングはうずもれていました。 最近評価され始めた頃、バタフライの掻きをクロールに取り入れる動きが盛んになり、サークルスカーリングに近い泳ぎ方をするトップスイマーも出てきました。
 
参照 Vortices and Propulsion   Fundamental Hydrodynamics of Swimming Propulsion
    (1999 年 Granada Univercity Prfessor Dr. Raul Arellano) Sports Science & Coaching
 
 

手の平の向きと動き


掻き始め〜前半部

 1 掻き始めは、円筒の縁のループ曲線に沿って、手の平を30〜45度くらいに傾けて、「プロペラ運動」(下の図のBの動き)をさせます。
   これは「手の平1つ半」くらいの僅かな動きですが、最初から水の壁を斜めに滑らすことができますので、掻き始めから推進力が発生します。
   手の平はすぐに自動的に真後ろを向き、斜めの曲線Cに入ります。                       Propeller Motion
 

肩を内側にひねって、手の平を
外側に向けた所から掻き始めます。   
 
 2 掻き始めたら直ぐに斜めの曲線Cに入り、手の平を真後ろに向けて、内側に滑らせていきます。手の翼は、親指から小指に向かって滑らせます。この状態で胸の下まで手を動かすと、体に対して約55度の角度の螺旋になり最大効率が得られます。
 
  参考1









参考2
【キャッチとプロペラ運動の違い】
 ●キャッチ動作 : 一般的なキャッチ動作は、ハンドボールのように「水をつかんで」から
その水を移動させます。キャッチの動作では、ほとんど推進力は出ないので、スピードがでません。
その後、つかんだ水を後に移動させると、体の方が何十倍も重いので、水が後に移動するだけで、体はあまり進みません。そして泳ぐスピードが上がるほど水を後に移動させる速度は遅くなり推進力は小さくなります。
 プロペラ運動 : 水をキャッチしません。手が一番伸びたところから、いきなり円筒の縁に沿って滑らせますので、最初から推進力が出ます。 また水の壁を滑らせるので、水は殆ど後かずに手に働く力の分だけ体が前に進みます。 この力は泳ぐスピードが速くなっても変わりませんので、高速になっても同じ推進力が得られます。(手の翼に働く力につかまっていれば自然に前に進みます。)
 斜面の効果 : 斜めに滑らすと水の壁が硬くなり水が動かなくなります。またクサビ効果で掻く力が拡大されます。 水をつかんでしまいますと、手の平の水の流れが止まって斜面の効果が消えてしまいますので、水だけが後に移動して体は前に進みません。 プールの水をかき回すことが主な仕事になり筋肉の負担が増大し、推進力は弱くなります。ですから水はつかまないで水の斜面を滑らせることが大切です。 高速で泳ぐ魚や鳥や飛行機や船も斜面の効果を使って前に進みます。 (飛行機や船のプロペラはある速さ以上になると真空や蒸気が発生して斜面が形成できなくなるので、ある速さ以上になるとジェット機のように大量の燃料を使って噴射力を発生させて飛びます。)
【なぜプールの底に向かって掻き始めるの?】
円筒面上の円弧に沿ってスカーリングするためには、最初に下に向かって掻き始める必要があります。
特に掻き始めは肩が反対側に大きく傾いていますので、掻き始めは、背中の後ろの方から掻き始めることになります。
単に斜めに掻くつもりで掻くと、実際には、横に掻くことになり、手がすぐに、体の下に入ってしまいます。
すぐに手が体の下に入ると、体に回転がかからず、その分、上半身が立って水の抵抗が大きくなります。

中間部

 中間部では、体の下の中央部で、「内側への動き」から、「外側への動き」へとターンをします。
 ターンをする時に手の平を少し外側に傾けてターンをします。水をやや外側に押し返すことによって推進力が途切れないで持続します。

 

手の平を真後ろに向けたままターンしますとカーブの所で、直角押しになり、力が抜けて2段モーションになってしまいます。

滑らかにターンするためには、手の平を、20度くらい横(右側)に傾けて、
指先を11時の方向から1時の方向に回転させながらターンします。

参考: 下の図はS 字スカーリングで、胸の前で力が抜けて2段モーションになり、
    スピードの中だるみ現象が起きる図です。→
 
教育用素材 教育用素材
                          
参考: ターンの時に手の平を一瞬横に傾けると、内側に揺れる水を外側に押し返
     して、魚の尾ひれの切り替えしと同じように「加速の効果」を利用できます。

後半部〜掻き終わり

 円筒面上の斜めの曲線に沿って、手の平を真後ろに向けて、外側に向かって掻き上げます。
 水の斜面を小指から親指に向かって滑らせます。
 掻き終わりは、水面近くで手首を軽く伸ばして外側の水面上に上げていきます。
 

掻き終りの感じは、外に向かうパイプに沿って手首を伸ばす感じに
なります。(バタフライの掻きの後半と同じです。)



 掻き終わりで、手首を軽く伸ばすと、手の平が伸びた分だけ、少し推進力が持続します。 (魚の尾ひれの効果に似ています。)
 
 ただし、無理に力を入れて手の平を返えそうとすると、無駄な力が入って滑らかな動きが止まってしまいます。
 また、早めに、に手首を伸ばしてしまいますと、主力の推進力が出なくなってしまいます。

 水面近くになった時に軽くスーッと伸ばす感じで外側の水面上に上げていきます。
 

動きの参考
      
--- アニメはPCによっては動かないかもしれません。止まった場合はブラウザを開きなおしてください。 ---
 
    GIFアニメ1   細かいところは違いますが、左手がかなりサークルスカーリングに近いです。 掻き始めの手の平をもう少し外に向けて、掻き終わりをもう少し外側に飛び出させるとサークルスカーリングになります。 Phelps のイメージ図です。実際のレースとは違いますが参考になります。
 参考: 右手は幅の狭いスカーリングになっています。右手で水面を下に押し付けて上半身を水面上に持ち上げています。右手を掻く時に頭の先に水の盛り上がりができることから判ります。(オーバーヘッドプルで泳いでいます。)
掻き始めのGIFアニメ2 手の平をやや外に向けて、プールの底に向かって掻き始めています。
補足 GIFアニメ3  バタフライのスカーリングですが、手の軌跡はサークルスカーリングに似ています。 泡の軌跡が輪のようになっていることからも、円筒面に沿って掻いていることが判ります。掻き始めに手の平が外側を向いています。 バタフライは上半身を水面上に持ち上げる必要があるために、前半手の平を下に向けて後半手の平を上に向けていますが、この手の平を真後ろに向ければ、クロールのサークルスカーリングになります。
   GIFアニメ4 滑らかな曲線で外に掻いています。Adlingtonが19年前のジャネットエバンスの記録を破った
   時のイメージです。(8: 14.10/800m) 画像処理でややスローにしています。実際には3掻き1呼吸で左右交互に
   息継ぎをしています。(中間的なリカバリープルで泳いでいます。)反対側での息継ぎ:GIFアニメ7
 GIFアニメ5 左手のスカーリングです。左手を一たん外に出してから、掻き始めるときに一瞬手の平を外に向けてから
   手の平を後に向けて胸の下に入ってきます。最後100mのの前から見た図です。
 GIFアニメ6 右手のスカーリングです。右手を一たん外に出してから、掻き始めるときに一瞬手の平を外に向けてから
   手の平を後に向けて胸の下に入ってきます。準決勝最後100mの前から見た図です。
  世界最速技術 Roma 2009 画像解説
   4ヶ月で世界記録4回更新中のフェデリカ・ペリグリーニのスカーリングに注目。


全体の動き


手の動き

 サークルスカーリングの全体の動きは下の図のようになります。 
 
 
横から見た図
上から見た図

動作のタイミング

 上の図で、 1 → 2 → 3 → 1 → 2 → 3 と、3拍子に合わせて覚えましょう。            3Beet Rhythm 

 左右のスカーリングとリカバリーの動作のタイミングは3拍子のリズムで泳ぐと効率よく泳げます。

 1拍子目:右の手を肩の延長線上の外側に伸ばした所から掻き始めるタイミングです。ここから肩のレベルに掻いていきます。

 2拍子目:右の手がおへその横を通過するタイミングです。ここを通過して外側に掻き上げて行って丸い円弧を描いてリターンします。

 3拍子目:右の手が腰の外側上方を通過するタイミングです。ここから頭の方に向かって手を引き込みます。

 次の1拍子目: リカバリーで戻ってきた右の手が頭を越すタイミングです。ここから頭を越して入水して行きます。
            反対側の左手はこのタイミングで肩の延長線上の外側に伸ばした所から掻き始めます。
 次の2拍子目: 入水した右手を前に伸ばしていく(グライドしていく)タイミングです。(グライドとはグライダーのglideで滑るという意味です。)
            反対側の左手はこのタイミングでおへその横を通過して行きます。
 次の3拍子目: グライドしていった手をやや外側に振り出すタイミングです。
            反対側の左手はこのタイミングで腰の外側上方を通過します。


3拍子のリズム

 この3拍子のリズムで覚えますと、フィンワークやスクリューモーションと合わせやすくなり、効率もよくなります。

肩の傾き

 肩の傾きは、45度以上傾けますが、難しい場合は最初は30度くらいで始めてもいいです。
 肩を傾ける時は、腰も傾けてネジの抵抗を減らします。
 体を傾けると、水面に接する面積が小さくなって、造波抵抗が小さくなります。


後方浮力

Back Moment, Back Sinking, Back Lift, Front Moment
 スカーリングをすると、必ず「後方回転力」が発生し、「後方沈み」が起きます。
 クロールを始める時の最大の問題がこの後方沈みです。

 一般的には、後方沈みを防ぐ方法として、キックを打ちます。水を下に蹴ることによって「後方浮力」を出します。
 しかし、このキックは抵抗が多く、後退力(逆推進力)も働きますので、体力を必要とします。
   (参照→ フローティング>クロールの問題>キックの習慣>猫背キック

 【サークルスカーリングによる方法】

 サークルスカーリングでは、後半の掻きで、手の平を少し下に向けます。
 これによって、下半身を浮かせる「後方浮力」が発生します。
 手の平を下に傾ける角度は、10度くらいです。 
  スカーリングをすると
灰色の回転力が発生し、
その反力で「後方沈み」が起きます。

サークルスカーリング後半で手の平を
少し下に向けると
赤矢印の「後方浮力」が発生します。
 サークルスカーリングでは、後半で外側に掻き上げるために、手に平を下に向けやすくなります。

 サークルスカーリンはもともと、後方沈みが小さいスカーリングです。次のことに注意しましょう。
 (1) 浅目のところを掻いて手と体の距離を小さくします。(ひじを真っ直ぐから60度くらい曲げます。)
 (2) 掻き始める時に、手の平をプールの底に(下に)向けないで、外に向けた状態から斜めに向けて掻き始めます。
     手の平をプールの底に(下に)向けて掻き始めると、上半身が浮き上がり下半身が沈みます。またその反作用で抵抗も発生します。
 (3) 掻きの後半で手の平を上に向けないようにします。 (参照→ サークルスカーリング>参考>水車スカーリング
 (4) フローティング姿勢を維持します。(肩の間の背骨を反らせて、背中を沈めて頭を上げます。)



 休憩 

以下は、関連技術です。
サークルスカーリングと組み合わせると、更に速く泳ぐことができます。
 


リカバリー

Recovery

L字リカバリー

 肩は首のところを支点にして動くものなので、リカバリーの肩を前に出すと、反対側で伸ばそうとしている肩が後ろに引き戻されます。
 (下の図のグレーで示した腕のようになります。)                                                 L-Shape Recovery

 反対側の肩が戻ってしまうと、そこから直ぐに掻かなければならなくなって、手が下りる力を使って掻く距離が短くなってしまいます。
 
 この掻く距離を長くするためには、下の図のようにリカバリーの腕を「L字状」に曲げて戻します。
 これなら、右肩は後ろにいますので左肩を前に伸ばしておいて、手が下りる力で、前の方から掻くことができます。


 注意1: 頭を超えたら、L字のままで、エントリーしないで、肘を伸ばして行ってやや遠くの方でエントリーします。 
 注意2: 実際には体が傾いていきますので、傾いたL字になります。

   
 Oussama Mellouli Melbourne 2007.03.28
 800m M F 

プルのタイミング

 
 リカバリープルとオーバーヘッドプルがあります。


リカバリープル

 掻き始めるタイミングが早い泳ぎ方です。リカバリーを始める時に、伸ばした方の手を掻き始めます。腕が左右対象に動きます。
 早いリカバリープルと中間のリカバリープルがあります。
 (1) 早いリカバリープル: リカバリーの早いタイミングで掻く方の手を掻き始めます。(リカバリーが胸の位置までに掻きます。)
 (2) 中間的なリカバリープル: リカバリーの遅いタイミングで掻く方の手を掻き始めます。(リカバリーが肩の位置までに掻きます。)
 Recovery Pull
 【特徴】
 (1) 左右対称でなので覚えやすいです。
 (2) S字スカーリングに適していますが、サークルスカーリングでも泳げます。

 【注意点】
 (1) 早いリカバリープルの場合は、1サイクルの中でのスカーリング時間が3ビート中2.5ビートと長くなりますので、
    スカーリングの速度を上げるには、全体のピッチを速くする必要があります。
 

 【リカバリープルの方法】
 3拍子のリズムの、1で胸の下から掻きの後半を掻いて、2でリターンして、3で戻すと同時に、反対側の手で掻きの前半を胸の下まで掻きます。

オーバーヘッドプル

 掻き始めるタイミングが遅い泳ぎ方です。スピードが出る泳ぎ方です。
 リカバリーの手が「肩から頭を越える」時に、伸ばした方の手を掻き始
 めます。(両手がエビのはさみ状になります。)
Orverhead Pull
 【特徴】
 (1) スカーリングの速度が速くなり、スピードが出ます。
   1サイクルの中でのスカーリング時間が3ビート中1.5ビート短く
   なりますので、スカーリングの速度が速くなり、
スピードが出ます。
   スカーリング速度は、リカバリープルの、1.66倍のスピード
   が出ます。 
 (2) サークルスカーリングに適しています。
 
 【注意点】 
 (1) S字スカーリングには適していません。非常にやりにくいです。
 (2) スカーリングした後に、掻かない時間が半分近くあり長いので、
   抵抗の小さい
泳ぎ方や滑らかなフィンワークをしないと失速します。
   
最初は中間的なリカバリープルで泳いだ方が泳ぎやすいです。

Oussama Mellouli
Melbourne 2007.03.28
800m M F
1 →  2 →  3 →  4

Michael Phelps
YouTube - 2007 - 4x200 men
 USA World Record
   掻かない間はこの後で説明するツイストストレッチで抵抗を下げます。参照→スカーリングの問題> ツイストストレッチ
   スクリューモーショの沈み込みによって、逆にスピードアップすることもできます。 
 
 【オーバーヘッドプルの方法
 3拍子のリズムの、1で掻きの前半を掻いて、2で掻きの後半とリターンをして、3で戻します。
 3の時まで反対側の手は前に伸ばしてグライドしていって、次の1で掻き始めます。

   オーバーヘッドプルは、陸上練習によって、簡単に覚えることができます。  参照→練習方法>陸上練習

 【
スマートスイミング
 スマートスイミングでは、スクリューモーションを使うために、オーバーヘッドプルで泳ぎます。

エントリー

 Entry
エントリーポイント

 肩の延長線より少し外で、やや遠くの方に、L字の肘を伸ばしていって、軽く入れます。
 手の平を外側に向けて、自然に入れます。 
 (参照→  Youtube動画 
Phelps 200-free 2007WC

 注意1: オーバーヘッドプルをするためには、頭の所までは、L字リカバリーで持ってくる必要がありますが、
       その後、L字のままで、エントリーしないで、肘を伸ばしていってからエントリーします。
 
注意2: 体の中心に入れると、掻き始めるまでの腕の抵抗が大きくなりますので、肩の延長線の少し外に入れます。

 【遠くに入れる理由
 (1) 手が前方の空中にいる時間が長いほど、「後方浮力」がつきます。
 (2) 手を降ろす時の反力が小さくなり、上半身が立ちにくくなります。(逆に近くに入れると反力が速く働いて上半身が立ちやすくなります。)
 (3) 手が伸びた状態で水中に入りますので、水中抵抗が少なくなります。逆に近くに入れると手が曲がった状態のまま水中に入りますので、
    水中抵抗が大きくなります。
 (4) 近くに入れると手に泡がつかないとの説もありますが入れ方の問題で親指から入れれば問題ありません。
 【軽く入れる理由】 
 (1) 無理に強く叩き付けると、反力で「後方沈み」が起きます。
 (2) 泳ぐピッチに合わした回転速度で降りて来て入る場合は、叩きつけているわけではないので問題ありません、(ハイピッチで泳ぐ場合など)
 
エントリー後の水中の位置

 エントリー後は、伸ばす方の肩が傾いて沈んで行きますが、手や腕は、できるだけ水面から近い所を、上に、外に、伸ばしていきます。
 水の抵抗を少なくし、スカーリング距離を長くするためです。 (参照→ マイケル・フェルプス水中の図4〜8

 実際には肩が傾きますので背中の後ろに伸ばす形になります。そのためには、腕をできるだけ背中の方まで曲げられる方が有利です。
  (参照→マイケル・フェルプス上から見た図4,5 ケイト・ジーグラー上から見た図


スカーリングの問題


ネジの抵抗

  腰を水平にしたままで肩だけを回転させると、スカーリングの後のリカバリーの時に、「ネジの抵抗」が発生して急ブレーキがかかります。
 
これは、スカーリングの後、肩と腰がひねられた状態のまま、 ”全体の回転が止まる” 時に発生する「ネジの抵抗」によるものです。

ネジの抵抗を発生させないためには、スカーリングの後、「腰のローリング」によって、腰の傾きを肩の傾きに合わせて平板状態にします。
ネジの抵抗
腰のローリング
全体の回転が止まったとき
ネジの抵抗が発生する
全体の回転が止まったとき
ネジの抵抗が発生しない

 【ネジの抵抗】

 ネジは回せば抜けますが、回さないで引き抜こうとすると大きな力が発生して、引き抜けません。

 この原理と同じで、肩と腰がネジ状態になったままでは、全体が回転している内はいいのですが、
 スカーリングの後、全体の回転が止まる時に、急に「ネジの抵抗」が働いて、急ブレーキがかかります。
ネジは回さないと
抜けません。
Screw Resistance 

腰のローリング

 ネジの抵抗を発生させないためには、スカーリングの後のリカバリーの時に、腰をひねる筋肉(腹斜筋)を使って腰をローリングさせて、
 体を平板状態にします。
 実際には次のようにすると、覚えやすいです。
 
ツイストストレッチ
 
 「ツイストストレッチ」は、スカーリングの後のリカバリーの時に、腰をひねってまっすぐに伸びて、ネジの抵抗を減らす形です。
 まっすぐに伸びた平板状態になって、掻き終った後にスーッと進んで行きます。
Twist Stretch
  【ツイストストレッチの形】
  1. 壁に手の平をつけて「腕の付け根」を ”内側” にひねって
    肩の関節を ”反転” させます。
     
  2. 前の手を ”外側” に伸ばして、両足と片手を引き伸ばした状態にします。 
     
  3. 反対側のリカバリーの手を外から内に引き込みます。
     
  4. その反力を使いながら、腰をひねって、腰を回転させます。 
     
  5. 伸ばした手と同じ側の足は伸ばして床を後ろに押します。
   
      
マイケル・フェルプス
世界水泳2007で見た・・
ウサマ・メルーリ
世界水泳 2007で見た・・
リスベス・レントン
世界水泳2007で見た・・

 
手の引き込み
 
  「手の引き込み」は、腰を回転させる時の反力を出す技術です。

サークルスカーリングの掻き終わりで、外側に上昇した手を、リカバリーで頭の方に向かって
引き込みますと、その反力によって、体全体が回転します。このときに腹斜筋を使って腰をひねれば、腰の傾きが肩の傾きに一致して平板状態になります。
 
  Drawing in  
 ターンの直前のシーンです。 
 
1は、右手のリカバリーで、外側に手が出たところです。 2〜3では、手は下がっていますが、手を頭の方向に向かって引き込んでいます。
 4で、肩の延長線上にエントリーしています。

 5は、左手のリカバリーで高く上がった手を頭の方に引き込んでいる所です。体が90度近く傾いています。ここから肩の延長線上にエントリーします。 
          1                  2                  3                   4                   5

Michael Phelps U.S. Men Reclaim Relay Record 2007WC Free 4X200
 

ドリフトロス


 一般に「一本の線の上を真っ直ぐ進むように」と言われることです。しかし、特別の事をしないと真っ直ぐに進む事はできません。

 右の図は、右手でスカーリングする時の図です。

 スカーリング(赤の矢印:)をすると、必ずサイドモーメント(M)が働きます。このサイドモーメントの反力()によって、進む軸が反スカーリング側にずれて、体が旋回してドリフト(横ズレ)(D)を起こします。

 体がドリフトを起こすと、ドリフトロスといって、力が体を旋回するために使われてしまい、推進力が減ってしまいます。同時に側面に渦が発生して抵抗が発生します。

 ルーズな泳ぎ方をすると一般的にドリフト泳ぎになってしまいます。

 
右手で掻く時に
手が発生する
サイドモーメント
右手で掻く時の
体のドリフト
 
  

スカーリングシフト

 ドリフトを防いで力のロスを無くすためには、スカーリングシフト()といって、みぞおちの所で背骨を曲げて、
 ドリフトの反対方向に上半身をシフトします。
 これによって、体はスカーリング側に進もうとしますので逆向きのドリフトを防ぐことができます。
 
 右側の手で赤の矢印の力:につかまって、青い線に沿って体を前に引く感じです。

 注意1: おへその所や腰の所で曲げないようにします。みぞおちの所で曲げます。
 注意2: フローティング姿勢で、頭の向きは自然に向く方向にしておきます。
 注意3: グライド(エントリー後の手の伸ばし)していく側の手は、肩より内側に入らないように伸ばします。


 【スカーリングシフト】
 肩の間の背骨をスカーリング側へ
 シフトします。
   ウサマ・メルーリ(Oussama Mellouli)
Melbourne 2007.03.28 800m
参照 → 
YouTube - Mellouli ・・・・ 

マイケル・フェルプスも同様です。

参照→ 世界水泳・・・ の3図と10図
 
右手で掻く時に
真っ直ぐ進むための
スカーリングシフト

 参考: 魚は、尾ひれを振る時に胴体の前半分を外側(ヒレを振る方向とは逆の方向)に曲げてシフトしてドリフトを防いでいます。
      ドルフィンキックやバタフライも同じ動き方をします。(下キックで上にシフトし、上キックで下にシフトします。)
       参照→ 2007世界水泳 200mバタフライ決勝 世界新 マイケル・フェルプス (スタート直後のドルフィンキックと、その後のバタフライの水中映像)


     
マグロは、尾ひれを振り始める時に、頭がわずかに外側(ヒレを振る方向とは逆の方向)にシフトしています。
     (外側にシフトができない魚ロボットなどでは、ヒレを振ると、振った方向に頭が旋回してしまい、
     ヒレの力が無駄になってしまいます。)
     注意:同じ場所で泳ぎ回っている魚は、真っ直ぐ泳ぐことは少なく、ドリフト泳ぎで頻繁に方向を変えています。
         外側にシフトをして高速直進移動するのはほんの一瞬ですので間違いやすいです。
サイエンスカフェ
参照→ サイエンス・カフェ の動画

目線チャート

 「目線チャート」を頭の中でイメージすると、スカーリングシフトがしやすくなります。                             View Chart  
 
  スカーリングシフトをすると、目線は左右に移動します。同時に肩は左右に傾きますので、3拍子のリズムとしては、
  右手を掻き始める1拍子目で右側に上昇シフトして、2〜3拍子目で沈み込みながら顔を縦に通る目線がA字の
  右斜辺の角度に傾きます。下の図のピンクの線になります。

  次の1拍子目は左手を掻き始めるタイミングで、左側に上昇シフトして、2〜3拍子目で沈み込みながら顔がA字の
  左斜辺の角度に傾きます。下の図の緑の線になります。
  
   (注1):3拍子のリズムは、「動作のタイミング」の所で示したタイミングになります。
   (注2):A字の斜辺とは、75度くらいに傾いた線で、額からあごに伸びる線(顔の縦の線)で下の図の灰色の点線になります。
        首の構造上、体を45度以上傾けると顔はどうしても75度くらい傾きます。もし首が45度以上回れば顔の線は立てたままでいいです。

  更に息継ぎが入ると、1拍子目より「一瞬早く」くるっとアーチを描き、2〜3拍子目で沈み込みながら横の壁を見て、
  次の1拍子目で反対側にアーチ状に戻して上昇しながらシフトして、2〜3拍子目で沈み込みながら顔がA字の斜辺に傾き、
  次の1拍子目で反対側に上昇シフトする、という繰り返しになります。

スカーリングシフト


右側のアーチブレスとスカーリングシフト


左側のアーチブレスとスカーリングシフト

目線チャート
【目線の動き】 
右手でスカーリングする時は赤の丸印に上昇シフトし、沈み込みながら顔をA字の斜辺に傾けます。
左手でスカーリングする時は緑の丸印に上昇シフトし、沈み込みながら顔をA字の斜辺に傾けます。
アーチブレスの時は、早目に丸印を通り越して、点線で示したアーチ状を描いて息継ぎをします。
アーチブレスの戻しは、細い線で示したアーチをたどって、水面すれすれに丸印に戻します。
下の図は沈み込んだ時の肩と腰の傾きです。(薄い灰色は初期位置です。)

目線チャートは概念的なものですので、見ながらだとそれに気を取られて全体の動きがうまくいかないかもしれません。目線チャートを真上の天井に張ったとイメージして覚えるといいです。
  印刷用PDF

スカーリングシフトが覚えにくい場合は、陸上練習で簡単に覚えることができます。陸上では沈み込みは起きませんので、こちらの図のようになります。
参照→ 練習方法>陸上練習>コンビネーションの練習 
  
 スクリューモーションの動きに、上のスカーリングシフトの図を合わせると、頭の動きは右の図の
 ような動きになります。このとき目線は反対側に行きますので「目線チャート」のようになります。
 例えば頭を左に傾けると目線は右側に行きます。実際に頭を左右に傾けて確認してみましょう。
 
 薄い線に対して濃い線がシフトした場合の線です。
 シフト量は僅かですので、プールの外から見た目では、頭は同じように左右に動いて見えます。
 
 一番傾く3拍子目にはセンターに戻り始めますが、その時は頭が一番傾く時ですので目線自体は
 端に行ったままの状態で一番沈みこんだ状態になります。
   
Screw Motion
 
 【注意】 頭の位置を示す線と、目線とは違いますので注意しましょう。フローティング姿勢を
 取っていれば目線は頭の軸から約45度傾いていますので、目線は頭の位置とは反対の方向に
 行きます。この関係は、床に垂直に立って天井の線を見ながら上半身を回すとわかります。



   


参考

  
 特に必要なものではありませんが、理解に役立つかもしれません。

参考(入り口)

 参考 内容  大きくなくても速く泳げる:ジャネット・エバンス  スピードが出ないんだけれど  サークルスカーリングは本当に丸いの?
          狭いモード  オーバーヘッドプルとリカバリープルの選手  S字スカーリングの歴史  S字スカーリングや垂直スカーリングとの比較
          伝説のジャネット・エバンス:速い理由  世界水泳2007で見たスカーリング 



open 2003.06.06 revision 2007.04.08 update 2007.07.13
 
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