STOP!! その風評被害ちょっと待った!!

 
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管理人:みほてい

イラスト:おぐらなおみ

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ちょっとした管理人コラム

 

 

 

どこかで誰かが笑っているのかも   2010年4月22日

 

 

 

  このサイトを作るにあたって、

  身近な食材購入先であるスーパーマーケットの取り組みについて知りたいと考え、

  思いついた大手スーパーさんの窓口にメールにて問い合わせました。

  各方面から丁寧なご返信をいただいたのですが、中にちょっと気になるものが。

  お電話で担当の方が直接お話をしてくださったのですが、その内容は以下のようなものでした。

 

  元々我々は被災地方面に多くの店舗を持っているので、

  被災地を応援したいという気持ちはおそらく他のどのスーパーさんよりも強いと自負している。

  しかしながら、北関東産のものはそこそこ入って来るが、

  福島県産のものは制限対象外のものでも

  ほとんど見かけることがないので仕入れられないというのが実際のところ。

  あれば仕入れて皆さんに買っていただきたいのですが…

 

  この話を聞いて、ちょっと不思議に思いました。

  確かこんな事がニュースで報じられていたはずなんだけど。

 

  【規制のかかっていない物でも、市場で買いたたかれているんです。】

  【いつもなら1箱数千円で買い取られるものが、たった1円ですよ!やってられないよ!】

  そう言って悔しがる福島などの農家の方々。農協の方もそう証言されていたような。

 

  農家の手元からは安い値段で引き取られ、そしてそれが市場に出回っていない。

  はてさて…野菜はどこへ消えたのか?

 

  ここで、今まで漠然としていた【野菜の流通経路】について調べてみました。

  だいたいの流れはこんな感じらしいです。

 

  農家 → JA(農協)  卸売市場  仲卸業者  小売り店舗 → 消費者

 

  買いたたかれているのが黄緑色の→の部分であり、

  赤の→部分になると、もう出回っていない…

  正確に言うと、卸売市場でセリにかけられて値段が決まるので、

  青い文字部分を通過する間に何かがあると考えた方が良いのでしょう。

 

   卸売市場に入ってセリに参加出来るのは、仲卸業者の他に売買参加者という、

  卸売市場の開設者から承認を受けた人々です。

  この承認を受けた人々とは、八百屋さんなどの小売業から

  加工業者、スーパーなど多岐にわたります。

  仲卸の方から仕入れるのとは別に、

  自前で買い付けを行っている業者さんもいらっしゃるという事ですね。

 

  ここで、食物が消費者に直接渡らないという場合を考えてみましょう。

  食物が直接渡らない場合というのは、その原材料が食品加工業に回って製品となるか、

  または外食産業の方に回って商品として提供される場合ということになるかと思います。 

  

  本来の価格よりも安く仕入れている誰かがいるのにも関わらず、

  その品物があまり小売店に入ってこない。

  ということは、直接消費者の手に届かない加工業者や

  外食産業の方に流れていると考えるのはちょっと飛躍しすぎでしょうか?

  

  ざっくり調べてみると、JAS法の規制により、特定20品目は生鮮食品として加工し

  その割合が全体の50%以上のものについて、

  製造地だけでなく生産地の表示が義務づけられているそうです。

  しかし裏を返せば、特定品目以外だったり生鮮食品としての加工で無い

  (元々の形がわからないなど)場合や、

  数種類の食材を49%までしか使わないで加工すれば、

  原産地表示の義務は負わないことになりますね。

 

  では、外食の場合はどうでしょう。

  こちらは定められた法律は無く、

  業界のガイドラインなどで表示義務を設けているだけだそうです。

 

  もしも被災地の農畜産物や海産物を安く買い叩き、

  それを加工することで通常の値段で取引をし、

  いつも以上の利潤を得ているところがあるとすれば、ちょっと…

  いや、かなり納得出来ないものがあります。

  そしていざ食品が加工品などになってしまえば、

  【自分で判断して買わないことに決めた】消費者は、

  食品の表示からは何の情報も読み取れないという事になってしまいます。

  生産者の方々も不幸であるし、消費者としても不幸な事ですね。

  これはただの推論に過ぎませんが、実際のところはどうなっているのでしょうか。

  不思議です。

  

  

                                               管理人:みほてい

         

 

 

知らない事こそが怖い事   2010年4月21日

 

 

 

  風評被害というものを考えたとき、まず2つの理由が思い浮かびます。

  

  ひとつは正しい情報が入手出来ない事。

  事故後の政府発表が常に後手に回り、

  我々国民の信頼を次々と損なってきたのはご存じの通りですね。

  小出しにされる情報が【真実】の中のほんの一部なのではないか。

  何か重大な事を隠しているのではないか。

  そういう疑心暗鬼を引き起こし、

  本来なら信頼すべき情報まで見落とされる状況を作った政府の罪は、

  残念ながら大きいと思います。

 

  もうひとつ。

  正しい情報が得られない事から恐怖が蔓延し、本来ならば持っているはずの正しい知識すら

  頭の中から消え失せてしまう、もしくは正しい知識を得る事を拒絶してしまう事。

  安全だと言う学者の言葉と、危険だと言う学者のそれ。

  私達はどちらを信じたら良いのか、判断が付きかねるのが実際のところ。

  このような状況下では、人はより危険を喧伝する話に耳を傾ける風潮があるそうです。

  こういった条件が揃うと、風評被害が起こるのではないでしょうか。  

 

  では、どうしたら良いのでしょう。

  農畜産物の産地や漁業に携わる方々が風評被害に苦しまぬよう、

  そして我々が安全な食品を手に入れられるようにするには、どうすべきなのか。

 

  結局のところ、自分で調べて、自分で情報を分析して、自分で考えるしかないのです。

  残念ながらそこまで十分な情報が開示されているとは言えないとしても、

  判明している事実からある程度の事を推測する事は出来ます。

  まずは冷静になって、一緒に【知る】ところから始めてみましょう。

 

                                               管理人:みほてい

         




 

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