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このサイトを作るにあたって、
身近な食材購入先であるスーパーマーケットの取り組みについて知りたいと考え、
思いついた大手スーパーさんの窓口にメールにて問い合わせました。
各方面から丁寧なご返信をいただいたのですが、中にちょっと気になるものが。
お電話で担当の方が直接お話をしてくださったのですが、その内容は以下のようなものでした。
元々我々は被災地方面に多くの店舗を持っているので、
被災地を応援したいという気持ちはおそらく他のどのスーパーさんよりも強いと自負している。
しかしながら、北関東産のものはそこそこ入って来るが、
福島県産のものは制限対象外のものでも
ほとんど見かけることがないので仕入れられないというのが実際のところ。
あれば仕入れて皆さんに買っていただきたいのですが…
この話を聞いて、ちょっと不思議に思いました。
確かこんな事がニュースで報じられていたはずなんだけど。
【規制のかかっていない物でも、市場で買いたたかれているんです。】
【いつもなら1箱数千円で買い取られるものが、たった1円ですよ!やってられないよ!】
そう言って悔しがる福島などの農家の方々。農協の方もそう証言されていたような。
農家の手元からは安い値段で引き取られ、そしてそれが市場に出回っていない。
はてさて…野菜はどこへ消えたのか?
ここで、今まで漠然としていた【野菜の流通経路】について調べてみました。
だいたいの流れはこんな感じらしいです。
農家 → JA(農協) → 卸売市場 → 仲卸業者 → 小売り店舗 → 消費者
買いたたかれているのが黄緑色の→の部分であり、
赤の→部分になると、もう出回っていない…
正確に言うと、卸売市場でセリにかけられて値段が決まるので、
青い文字部分を通過する間に何かがあると考えた方が良いのでしょう。
卸売市場に入ってセリに参加出来るのは、仲卸業者の他に売買参加者という、
卸売市場の開設者から承認を受けた人々です。
この承認を受けた人々とは、八百屋さんなどの小売業から
加工業者、スーパーなど多岐にわたります。
仲卸の方から仕入れるのとは別に、
自前で買い付けを行っている業者さんもいらっしゃるという事ですね。
ここで、食物が消費者に直接渡らないという場合を考えてみましょう。
食物が直接渡らない場合というのは、その原材料が食品加工業に回って製品となるか、
または外食産業の方に回って商品として提供される場合ということになるかと思います。
本来の価格よりも安く仕入れている誰かがいるのにも関わらず、
その品物があまり小売店に入ってこない。
ということは、直接消費者の手に届かない加工業者や
外食産業の方に流れていると考えるのはちょっと飛躍しすぎでしょうか?
ざっくり調べてみると、JAS法の規制により、特定20品目は生鮮食品として加工し
その割合が全体の50%以上のものについて、
製造地だけでなく生産地の表示が義務づけられているそうです。
しかし裏を返せば、特定品目以外だったり生鮮食品としての加工で無い
(元々の形がわからないなど)場合や、
数種類の食材を49%までしか使わないで加工すれば、
原産地表示の義務は負わないことになりますね。
では、外食の場合はどうでしょう。
こちらは定められた法律は無く、
業界のガイドラインなどで表示義務を設けているだけだそうです。
もしも被災地の農畜産物や海産物を安く買い叩き、
それを加工することで通常の値段で取引をし、
いつも以上の利潤を得ているところがあるとすれば、ちょっと…
いや、かなり納得出来ないものがあります。
そしていざ食品が加工品などになってしまえば、
【自分で判断して買わないことに決めた】消費者は、
食品の表示からは何の情報も読み取れないという事になってしまいます。
生産者の方々も不幸であるし、消費者としても不幸な事ですね。
これはただの推論に過ぎませんが、実際のところはどうなっているのでしょうか。
不思議です。
管理人:みほてい
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