なんだかんだ言っても、勉強は時間をかけて、さ
ぼらずに、がんばってこつこつ続けることが大切
で、学び方はどのようでもよく、そればかりにこ
だわってはいけない。どれほど学び方がよくて
も、さぼれば効果はない。才能は生まれつきのも
のなので仕方がない。しかしたいていは才能がな
くても、さぼらず、こつこつ続けさえすれば、そ
れだけ成果は出るものである。遅く始めた人も、
こつこつはげめば、思った以上に成果が出ること
もあるし、時間がない人も、思った以上に、時間
がある人よりも成果が出るものである。だから才
能がなかったり、時間がなかったりしても、あき
らめてやめてはいけない。とにかくこつこつやれ
ばなんとかなると心得るのがいい。あきらめるこ
とが、勉強にいちばん悪い。
『うひ山ぶみ』より(1798年、宣長68歳のとき) |