「ゴンってさ」
「うん」
「好きな奴、いないの?」
「いるよ、たくさん」
間髪いれずにゴンが答える。
だろうな、そういうよな、ゴンは。
キルアが次の言葉を待ってると、「ミトさんでしょ、カイトでしょ、クラピカ、レオリオもだし、ウイングさんでしょ、ズシでしょ」と怒濤の言葉。 名前を言う毎に、指を折るのがゴンらしい。
オレの名前一番じゃないのかよ。
ちょっとむっとしてると、「それにキルアもだよ」とにかっと笑顔で言われたから、むっとしてたのに照れた。
ゴンって何でこう恥ずかしいのだろう。
「キルアは?」
ゴンが尋ねる。
あ、こうくるの考えていなかった。
ゴンって言うの期待してるんだろうな。
もちろん、ゴンが好きだけど。
「オレも結構いるぜ」
「誰々?」
「オレもミトさんだろ?カナリヤだろ?何だかんだでゴトーもだろ?」
「何だかんだってキルアゴトーさんに失礼だよ。っていうかオレは?」
「ゴンは後」
「何で!?」
本人に向かっていうの恥ずかしいからに決まってるじゃん。