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きゅっきゅっとシューズの音が鳴る体育館。 そして、弾むボールの音も響き渡る。 「少しだけ休憩っ!」 日向が勢いよく体育館の隅の床に寝転がる。 今までの練習で汗がびっしょりの日向の身体。そのまま横になり、今にも眠りそうな日向に流石に影山は気付いたら足が動いていた。 「風邪引くぞっ!」 「大丈夫。俺風邪引かないから」 どこから来るんだ、その自信は、と怒鳴りそうになりながら、体育館の隅に置いていた自分の上のジャージを影山は日向に投げた。まあ、馬鹿だから風邪引かないだろうがと後で思った。 頭から掛かってきたジャージに「ぶっ」と声を上げる。 か、頭にジャージを被ったまま日向は動かない。 「…………影山の匂いがする」 文句言うな。 お前が風邪引かないように心配してんのに。 「当たり前だろ、俺のだから」 「影山汗臭い」 「いつも使ってるんだからしょーがねぇだろっ!」 声を出せるくらいなら練習しろっと影山は怒鳴るが、疲れが極限にまで溜まってるのか、日向からの返事は来ない。 今は部活の練習中。 他の部員たちはそれぞれ練習に励んでいる。 ちっと、影山は舌打ちする。 「少し休んだらまた直ぐレシーブ練するからなっ!」 厳しい影山の言葉を聞きながら、未だに頭から影山のジャージを被ったままの日向は呟く。 「…こんなん休憩出来ない」 本日の体育はバスケットボール。 ひたすら動き回り、朝の部活の影響もあり、心底疲れていた。 本当に少しだけ、5分くらい休憩したかったのだが。 ーーー影山に抱き締められてるみたいで寝れねぇ。 ジャージで顔を隠せて良かった。きっと顔をしばらく影山に見せれそうにない。 HQキャラめっちゃ可愛い。その中で日向、影山可愛すぎる!無自覚両想い素敵。 |